スープ屋しずくの謎解き朝ごはん 想いを伝えるシチュー (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)

著者 :
  • 宝島社
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感想 : 86
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  • Amazon.co.jp ・本 (278ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784800277657

作品紹介・あらすじ

シェフ・麻野の日替わりスープが評判のスープ屋「しずく」は、早朝にひっそり営業している。調理器具の購入のため麻野と出掛けた理恵は、店の常連カップルと遭遇。結婚式を控え、仲睦まじく見えた二人だが、突如彼氏が式を延期したいと願い出る。その原因は、ゴボウ?亡き妻・静句を思う麻野への、理恵の恋も動き出す!?美味しいスープと謎に溢れた全5話収録。心温まる連作ミステリー。

感想・レビュー・書評

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  • スープ屋しずく第三弾。

    安定の一冊。
    安定のシリーズ。

    登場人物が基本良い人ばかりで
    ほっこりする。

    心を癒す際にはこのシリーズがオススメです。
    スープ飲みたくなるよね。

  • スープ屋しずくシリーズの3作目。
    まさに心温まる短編5話。
    読了後さわやかな気持ちになりました。
    終盤は亡き静句さんの残した深い愛情。
    関わった人たちに今もなお希望を与えてくれる存在は大きかったんだと。
    理恵は静句とは会うことは叶わなかったけど、思いを継いだ麻野と一緒に。
    新たな未来へと進む一歩が見えたかな。
    そんな今回の作品でした。

  • やはり、今回も安定の面白さ〜♪
    ミステリーとか言うけど、人は亡くならないし、ほっこり系ミステリーだからすごく読みやすい!あと、作中の料理が美味しそうなところも読みどころ!!!笑笑

  • 初めましての作家さん。
    料理を題材にしたライトミステリーはやっぱり魅力的!
    この本は”スープ屋しずくの謎解き朝ごはんシリーズ”第3弾。

    「しずく」はオフィス街にあるスープ料理をメインに扱う人気のダイニングレストラン。
    この店には秘密の営業時間がある。
    平日の朝6時半からの2時間。
    日替わりスープの朝ご飯は常連に大人気。

    そんな「しずく」の店主である麻野は爽やかなイケメン。
    小学5年生の露を一人で育てている。
    密かに麻野に思いを寄せる常連客の理恵。

    麻野は常連客の日々の悩みを聴いてくれる。
    そして解決へと導く。
    5編の美味しいミステリー。

    第3弾から読んでしまいました(笑)
    途中、前作、前々作を読んでいたら、もっと面白いだろうなぁ…と思う個所がありました。
    やっぱりシリーズ物は第1作から読んだ方が良いですよね!

  • 麻野と理恵が少し進展するらしいと聞いて、ワクワクしながら読んだ。
    すんごくゆっくり、カタツムリのようなスピードでそれでも確実に前に進んでるとこらが、この本らしいと思う。
    もどかしいけど、これが2人の進み方なんだなぁ、と思うとすごくお似合いやと思う。
    亡き妻を思って、全てを捨てて最後になくなってしまった六朗さんの話が心に残った。ほんとに最後の最後、どんな気持ちやったんやろう。。。
    梓の叔母さんはめっちゃ迷惑やけど、身内にしか発動しないおせっかいやったらまだ可愛いのではないかな。口にするものに何か入れたりするのは、やめてほしいだろうけど。 

  • 結局シリーズ3作目も読んでしまった。登場人物の言葉づかいがやや不自然だったり、キーパーソンと思わせて露ちゃんの存在感の薄かったり、ストーリーテラーの理恵のキャラクターが弱かったり、いろいろと引っ掛かるポイントがあるにも関わらず、3作目。つい読んでしまう、というのが、私にとってのこの作品の魅力なんだと思う。「スープ」のおいしそうな表現が読んで、妄想でスープを食べて、ほっとしたいのかも。

  • 「似ているシチュー」
    嫌な想像ばかり膨らむ。
    出張で家を空けているはずなのにアクセサリーショップで見かけてしまったら、もしかしたらと一人で色々考えてしまうだろうな。

    「ホームパーティの落とし穴」
    今までとは違う対応に。
    交際の決め手となった事柄はあるだろうが、勝手にライバルだと認識し食材をダメにしてまで友人を陥れるのは間違っているだろ。

    「ゆっくり、育てる」
    他の人でもいい出張は。
    ちゃんと聞いてくれていると思っていたというのに、実際には聞き流されていたのだと気付いたら今後について考えたくもなるな。

    「窓から見えない庭」
    生きる為に捨てた想い。
    残りの人生を独りで過ごしていくためには、大切なものを全て排除しなければ約束を守れないからこそ必死に忘れようとしたのか。

    「やわらかな朝に」
    同じ様に作ったはずが。
    怒られるからと黙ってしたことにより、アレルギーなどで誰かの命が危険な状態になってしまったらどうするつもりだったのだろ。

  • シェフ・麻野の日替わりスープが評判のスープ屋「しずく」は、早朝にひっそり営業している。調理器具の購入のため麻野と出掛けた理恵は、店の常連カップルと遭遇。結婚式を控え、仲睦まじく見えた二人だが、突如彼氏が式を延期したいと願い出る。その原因は、ゴボウ?亡き妻・静句を思う麻野への、理恵の恋も動き出す!?美味しいスープと謎に溢れた全5話収録。心温まる連作ミステリー。

  • お腹がすく&行ってみたいお店のひとつw^q^
    道具街とか知ってるとこ出てくると、おぉっとなる(鉄物は大変だぞ~w
    本格的なスープものは大変そうだけど、簡易的に作ってみたいなとも思ったりした
    前の巻でいったん区切りがあった感じだけど、その後淡々と日々が続きながらも、ちょっとづつ進んでいる感じがするのは、主人公の成長が感じられるからだろう
    進展楽しみ

  • シリーズ3作目
    2作目までの細かいことは少し忘れてしまってましたが、、それでもおおすじは大丈夫でした。
    主人公とスープ屋の主人との恋模様はまだまだかな。
    それより今回は調理道具にスポットが当たっていて、調理道具も手間がかかるものを手をかけて育てていくのも素敵だな、と。
    自分にはできなそうだけど。
    それとやっぱりスープは健康的で美味しそうで、読むと具沢山スープ作りたくなる。
    スープ食べた時の反応が大体同じで、そこがちょっとマイナスポイント

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著者プロフィール

2011年、『僕はお父さんを訴えます』で第10回『このミステリーがすごい!』大賞優秀賞を受賞してデビュー。14年、『ボランティアバスで行こう!』が名門ミステリファンクラブ「SRの会」13年ベストミステリー国内第1位に選ばれる。著書に“スープ屋しずくの謎解き朝ごはん”“さえこ照ラス”“レシピで謎解きを”の各シリーズ、『映画化決定』など。

「2023年 『無実の君が裁かれる理由』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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