がん消滅の罠 完全寛解の謎 (宝島社文庫 「このミス」大賞シリーズ)

著者 : 岩木一麻
  • 宝島社 (2018年1月11日発売)
3.37
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  • 本棚登録 :390
  • レビュー :46
  • Amazon.co.jp ・本 (380ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784800279828

作品紹介・あらすじ

呼吸器内科の夏目医師は生命保険会社勤務の友人からある指摘を受ける。夏目が余命半年の宣告をした肺腺がん患者が、リビングニーズ特約で生前給付金を受け取った後も生存、病巣も消え去っているという。同様の保険金支払いが続けて起きており、今回で四例目。不審に感じた夏目は同僚の羽島と調査を始める。連続する奇妙ながん消失の謎。がん治療の世界で何が起こっているのだろうか-。

がん消滅の罠 完全寛解の謎 (宝島社文庫 「このミス」大賞シリーズ)の感想・レビュー・書評

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  • 沢山謎が出てくるけれど、それら全てにきちんと答えが出てすっきりした。
    最後に西條先生がこの計画を行った理由が、夏目らが考える以上の過去にあって、しかも事務長への復讐が夏目らが場所を教えた娘のDNAによって完全犯罪になっているところが最高だった。しかも宇垣先生が娘って!
    羽島や事務長、全てのエピソードが自然な伏線になっていて、それら全てが丁寧に紐解かれていくのがとても面白かった。

    幸か不幸かそのようなことをしても空しいだけだと考えるだけの理性を持ち合わせている

    素人にはできない総合的な判断を下すのが専門家の役割だよ

  • 癌治療の細かい所は若干理解が出来なかったが、展開が面白く引き込まれていった。
    なるほどのトリックの所と先が読めてしまう所が混在してはいるが読み応えはあった。
    ただ娘の自殺の理由と夫婦間の怨恨の理由が弱い感じがする。

  • ガンの完全寛解の謎時は面白かったが、登場人物のキャラクターに深みがない。全体として楽しく読めた。

  • 直前に唐沢寿明主演のドラマを見てしまいその出来が良かったので、引きずられてしまった。

  • 医学の知識はないので事実どのようなことが起こっているのか曖昧に理解するところも、登場人物たちの会話でなんとなく補われて難しく考えることなくスラスラ読める。
    なにかと、アルコールを飲みながら、時に野次馬的に、時に真剣に事件の真相に迫って行こうとするのが、味わいとして面白い。
    殺人ではなく保険金詐欺の面、なぜそのようなことをするのか、また権力・影響力・富裕に対しては異なるなぜ?
    そしてどうやって、ということを探偵?側が解き明かし、もう一つは・・・。探し求めている仇についてもすっきり解決、それもちゃんと序盤で触れていた何気ないフレーズをきちんと活用・回収。
    で、すっきりしたかと思いきや、きっとそうだろうと誰もが思う真のラスト、黒幕のその後について、つまり最後の数ページ、これは一転どぎつい(すこし唐突という気もする)。しかし、それもそういえばちゃんと中盤で触れられている。勿論その時はどういうことか気が付かなかったけど。
    一般的になじみの薄い専門知識を活用しながら、トリック、謎解きを、物語を通して提示した鍵のなかでちゃんとフェアに行っている、という印象。

  • 登場人物達の創造と配置,それらの動かし方,綿密に練られたプロットだけに最後まで一気に読める.最後に待つ複数のどんでん返しも大袈裟に過ぎず,すんなりとラストに流れ,読後感にも浸れる.ただし,ミステリィとして読むと,howの部分がすとんと落ちず,消化不良に感じる.

  • うーむ、怖いね、怖い。
    ドラマとはまた違った原作の面白さありました。


  • どうして癌が治ってしまったのか、
    それは本当に治ったのか。
    そもそも癌の存在とは?

  • 謎解きがどうにも釈然としない。あの先生が、奥方の過去に憤ってそこまで・・・。本当の娘のことにしても、あまりに取ってつけたようで素直に驚くには至らず。総合医薬品医療機器機構のことやら生命保険商品やらについて、いくらかお勉強させていただき、それをもってごちそうさま。

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