警視庁「女性犯罪」捜査班 警部補・原麻希 蝶の帰還 上 (宝島社文庫)

著者 :
  • 宝島社
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  • Amazon.co.jp ・本 (300ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784800281098

作品紹介・あらすじ

長女の授業参観に参加していた警視庁捜査一課の広田達也は、下北沢で女性の死体が見つかったとの連絡を受け、急きょ現場へと直行する。そこは以前、広田と原麻希が巻き込まれた殺人事件の現場と同じ場所だった。続けて、広田の娘が何者かに誘拐されてしまう。すべてが八年前と同じ状況-はたしてこれらは、かつての"アゲハ"事件の再来なのか。伝説の犯罪者アゲハが蘇る、大人気シリーズ最新作。

感想・レビュー・書評

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  • 原麻希の親友で警察官僚なのにテロリストにナッテシマッタアゲハが、ハマスに引き渡された復讐のために帰ってきた。うーん、またこのネタかと思う。普通の事件で原麻希たち女性捜査班が活躍するものの方が面白い。実際、この巻では原麻希や広田警視が右往左往するのが描かれているだけで、捜査の面白さがない。しょうがないなあ、行きがかり上、下巻も読むけど、どう面白くしてくれるかしらん。

  • 吉川英梨『警視庁「女性犯罪」捜査班 警部補・原麻希 蝶の帰還 上』宝島社文庫。

    今更、アゲハ事件の裏を詳細に描かれても…

    やや困惑気味のハラマキ捜査官シリーズ最新作、上巻。焼き直しのような感じがする。きっと、主人公の原麻希が大いに傷付くような結末が待っているんだろうな。

    原麻希のかつての恋人・警視庁捜査一課の広田達也の娘が何者かに誘拐される。全ての状況は8年前のアゲハ事件を連想させた…

  • まさかアゲハが甦るとは。
    とはいうものの、まだ裏に何か隠されていそうな予感がします。
    上巻を読んだ時点での印象ですが、ボリュームがある作品だけに少し展開にキレが足りないかな。

  • 『蝶の帰還』、上巻。
    8年前の驚愕のアゲハ事件の再来か?
    伝説の犯罪者・アゲハが蘇るシリーズ。

    8年前と同じ事件が続く状況に、原警部補ら警察関係者は困惑を深める。

    続けて、管理官となった広田の娘が誘拐されてしまう。果たして、彼らは、無事、人質を救助出来るのか?

    そして、広田は娘の命を救うため、犯人の指示のまま、親友の結婚式に持ち込まれた時限爆弾を起動するのか?

    最初の作品を読んでいないと、なかなか理解し難い部分があるかも知れませんが、後半の展開に期待です。

  • 原麻希シリーズ最新作。
    前作で完結したかと思っていたが、思わぬ形で復活。
    いろんなシリーズを読んできたが、まさかの1作目に戻るとは、驚いたとしか言いようがない。
    下北沢で発見された若い女性の遺体。その現場には8年前と同じ「アゲハ」からのメッセージが残っていた。
    その後、祐天寺で公安刑事が襲撃され、広田の娘が誘拐される。8年前の事件を擬える展開に、誰もが「アゲハ」こと、戸倉加奈子の復活を疑う。
    一度は麻希が逮捕した加奈子だったが、麻希の夫・則夫によって、2年前にパレスチナに釈放されていた。日本には戻れないはずだったが、事件の背後には「アゲハ」がいるとしか思えず、麻希や広田は「アゲハ」の影を追う…
    大体ここまでが上巻。同じ事件を2度書くと言うのは、禁じ手だと思うが、今まで以上にスリリングな展開に、今までのシリーズの中で一番緊迫感があり、面白い。

  • 6月-9。3.0点。
    女性捜査班原麻希。広田の娘が誘拐される。アゲハ(戸倉加奈子)事件の再来か。
    中東へ追放されたはずの戸倉、行方は。

    さすがのスピード感。アゲハ事件での夫の行動が鍵になりそう。

  • 長女の授業参観に参加していた警視庁捜査一課の広田達也は、下北沢で女性の死体が見つかったとの連絡を受け、急きょ現場へと直行する。そこは以前、広田と原麻希が巻き込まれた殺人事件の現場と同じ場所だった。続けて、広田の娘が何者かに誘拐されてしまう。すべてが八年前と同じ状況―はたしてこれらは、かつての“アゲハ”事件の再来なのか。

  • 8年前の事件を模した事件が起こり、アゲハこと戸倉加奈子の存在も示唆され、麻希の夫である則夫の裏の顔も語られ、この後どのような展開になっていくのか興味深く進む。
    後半には麻希の娘も再び事件に巻き込まれ、次の展開が楽しみなってくる

  • 下巻でまとめて

  • (2018-08-16L)

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著者プロフィール

『私の結婚に関する予言38』(宝島社文庫)にて第3回日本ラブストーリー大賞のエンタテインメント特別賞を受賞し、2008年デビュー。近著に『ブラッド・ロンダリング』(河出文庫)。そのほか、「原麻希」シリーズ(宝島社)、「新東京水上警察」シリーズ、「海蝶」シリーズ(ともに講談社)、「十三階」シリーズ(双葉社)、「警視庁53教場」シリーズ(KADOKAWA)、「感染捜査」シリーズ(光文社)など著書多数。

「2023年 『警視庁捜査一課八係 警部補・原麻希 グリーン・ファントム』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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