- Amazon.co.jp ・本 (311ページ)
- / ISBN・EAN: 9784800281760
感想・レビュー・書評
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名古屋の大須の商店街やお祭りなどの様子が出てきてローカル色が豊かでいい。北野神社の駆け出し神主の諒はあやかしが集う居酒屋の店長でもある。あるとき、弱った二股の尻尾のあやかし子猫を拾うのだが、男の子の姿となってトータと名付けられ一緒に住むことになる。そのトータを巡る温かな気持ちになる連作短編集。出てくる酒の当ての料理が非常に美味そう。
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いろんな表情を持つ街。古くて新しくて地味で派手で。そしてものすごく、楽しい。
そんな大須にはあやかしが似合う。これを読むと、大須の街ならこんな風にあやかしの人々(人なのか?)が当たり前に暮らしていてもなにも不思議がないと思えてくる。たぶん、本当にいるんだろう。
そんな大須の街で暮らす新人神主とあつまってくるあやかしたちの毎日は、騒がしくておいしい。そう、おいしいんだよ!出てくる食べ物すべてがおいしそうでたまらん。今度の休みに作ってみようか。あるいは、さがしに行こうか「なご屋」。 -
どうやら自分はあやかし系、というか、神様系の物語が好きなようだ。
北野神社の神主の諒は毎朝のおつとめが終わるとお店をオープン。朝と夜営業のなご屋の雇われ店主でもある。その店のお客様はあやかしが多く、諒はそれが見える特異な体質。
ある日、子ネコを保護したと思ったら、あやかしだった!
諒とトータの話は面白かったけど、最終話はいきなり怪しいキャラが出てきて、トータがいなくなって。次に続くような終わり方・・? -
大須に住む神仏や鬼やあやかし達のお話
北野神社の神職が居酒屋の店長で、長屋とともにオーナーは鬼
朝は主にあやかし達のための朝食、夜は一般の客も含めての営業
そして早朝は神職のお仕事
そんな中、記憶が曖昧な二股の子猫のあやかしが登場し…
北野神社、三輪神社は実在するし、コメ兵やら何やら実名で登場するお店もあるけど、実店舗をモデルにした仮名のお店も出てくる
ただ、総じて大須の雰囲気はよく伝わってくる
仁王門通のところからアーケードを散策するシーンなんかは、「あの店か~」というのがまざまざと思い浮かぶ
料理にしても美味しそうだし、自分で試してみたくもなる
なんか、すごく身近に感じられる描写でした -
あやかしがしゃべる 名古屋弁。普通?の下町のから上品な?山の手のまで、喋ってる名古屋弁や聞いたことのあるだけの名古屋弁までが文字になってる。名古屋弁を読む ムムム ちょっと変わった感じがする。
諒が作る名古屋めしはおいしいと思う。志の田丼を食べたくなった。 -
大須が舞台とのことで興味があり購入
出てくる名古屋飯がどれも美味しそう・・・
読み終えるまで表紙のでかい猫に気が付かなかった
普段何気なく使っている名古屋弁だけれど、文章で読むとなんとも言えないむずむず感
少しだけ読みにくい・・
自転車をケッタという名古屋民は今どれくらいいるのか -
地元大須のタイトルに惹かれて読みました。大須の魅力が好く表されています
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名古屋弁全開だったがね〜
ちょっと事前説明が少なくて物語に入り込むのは遅れちゃった -
特に何かあるという訳では無いので、キャラの掛け合いを楽しむ内容。
いかにも小学生男子なトータにはちょっとイラッとしてしまう。