資産を10倍にする! 株の達人が教える『会社四季報』のトリセツ

  • 宝島社
3.48
  • (3)
  • (8)
  • (15)
  • (1)
  • (0)
本棚登録 : 109
感想 : 12
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (191ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784800289889

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 目的
    会社四季報を読んでどのような視点で、会社を選んでいるか知りたかったから。また、バリュー株投資についての知識をより深めたいと思ったので。
    内容

    渡部清二
    5つのポイント
    ①成長性が高い(4年間で売上高が2倍)
    売上高なくして利益なし‼️
    1年間で売上高20%の伸び。

    ②営業利益率が10%以上
    営業利益は、売上高から売上原価と販管費を引いたもので、いわば本業で稼ぐ力。
    経常利益や純利益は、本業とは関係のない投資で得た利益や、土地売買で得た利益
    営業利益率=営業利益÷売上高×100
    全産業の平均的な営業利益は約7%なので営業利益率が10%以上であればOK。

    ③上場5年以内
    10年前比較ランキングで、テンバガーになっていたのは、上場5年以内の若い企業が60%。
    ④オーナー企業
    若くて元気の良い会社は、オーナー企業かどうか。
    オーナー企業かどうかは、筆頭株主であるかどうか。
    四季報の「株主」欄で社長か会長の名前が一番上にあればオーナー企業。
    オーナー企業がいい理由は、企業が急成長するには、意思決定がトップダウンで迅速に行われること。
    オーナー一族の名前がずらりと並んでいる場合は、相続対策で上場していることが考えられる。
    ⑤ストーリー作り
    売るタイミングは、ストーリが崩れた時。その時、株価が上がっていようが、下がっていようが売る

    中小型かぶの目安は、時価総額100億円以下。

    エミン・ユルマズ
    安全性
    有利子負債より現金同等物が多いかどうか確認
    自己資本比率は70%が目安

    紙の四季報で気になったキーワードを四季報オンラインで調べる‼️
    二つを併用することで、効率的かつ細かく優良銘柄を探せる
    チャートは買うタイミングを見る時の参考に
    P98 陰線が並んでジリジリと下がり続け、最後にポンと陽線が立っているような形。これは、株価が下がり、割安になって、上昇トレンドに向かう兆し。

  • 投資家4人が四季報を読む際に重視している点について。4人に共通するのは、創業者がオーナーの会社を選ぶべきであるということ。

    初心者向けに書かれているので、そもそもの指標の読み方について、参考になった。

  • 本というより雑誌のインタビューまとめた程度。

  • 4人の投資家が、それぞれ投資銘柄の選び方や売買のタイミング等を教えてくれる。

    具体的な数値の目安等も明記してくれている為、参考にしやすい。わりと4人とも共通している部分もあり、1冊の中で何度も同じような話を読んでいるような気にもなる。株初心者の自分には大変参考になった。

  • 四季報の読み方。
    目的はテンバガー狙い。
    小説と見て読むのは確かにおもしろそう。

  • 繰り返し読む

  • ちょっとどの章もざっくりしてしまってるので、導入部ぐらいに考えた方がいいです。

    渡部清二さんなら赤本・青本があるので、そちらを読んだ方が良いでしょうし、エミンユルマズさんなら同様に彼自身の著書があるのでそちらを読んだ方が良いでしょう。

    ただ、共感した箇所は、彼らの投資が王道の投資であり、トレーディングではない所です。

  • 自分が最近立て続けに読んだ四季報読み名人を含め、複数の視点による“読み方”指南。件の著者に関しては、『10倍株〜』に書かれていた内容とほぼ同一だから、新しい発見はほぼなし。同じ塾で働く第二著者も、当たり前だろうけど、基本的な読み方方針は、ほぼ一致。第三著者は、その経営するファンドが気になっていることもあり、自分的に本作の中で最注目の章。なるほど、と思わされる内容。最後の著者は、前三者とはややスタイルを異にするけど、単著じゃないんだから、こういうのも入れないと面白くない。という訳で、読み物としてはなかなかに楽しめるものでした。

  • 四季報オンラインで探す
    ■テンバガーを見つけるポイント
    ・成長性が高い(4年で売上2倍・・1年で20%増)
    ・営業利益率が10%以上
    ・上場5年以内
    ・オーナー企業
    ・ストーリーづくり

    ・特色をみて気になる企業をピックアップ

    ・急成長しているかどうかを見極める最重要の数字は売上高
    ・・売上が上がっている
    →シェアを拡大した
    →新商品で新たな市場を開拓した などが考えられる

    ・営業利益・・売上ー売上原価ー販管費(広告・人件費)
    →四季報には載っていない
    営業利益率=営業利益÷売上高×100

    ・筆頭株主が投資ファンドは避けた方が…
    一族が株主の場合も避けた方が…

    ・気になるキーワードを書きだすことで見えてくることも

    ・「絶好調」を探す

    ・ROEに注目・・近年は10%以上が必要と言われる

    ・数字、市場、シナリオ
    市場・・ライバル企業と比較する(市場自体が伸びているか)
    シナリオ・・5年後その企業はどうなっているか

    ・外需型か内需型か
    外需型はアメリカの景気に左右される

    ・売上高と連結従業員数(1人当たりの売り上げ)

    ・売上高以上に営業利益が伸びている
    →逆の場合は、どこか無理をしている、もしくわ悪さをしている可能性。一見業績がよさそうでも要注意

  • 「会社四季報」を活用した投資銘柄の選び方に関する本

    投資のプロで「会社四季報」の愛読者である4人の著者が、それぞれの着眼点、読み方、株式の買い方・売り方等について説明しているという内容で、取引の大まかな流れとしては
    ・条件に従ってスクリーニング(銘柄の絞り込み)をする:PERや成長性、営業利益率から
    ・さらにストーリー作り(なぜその会社が良いのかを見極める)をする
    ・選んだ株式を買う:チャートは参考程度、逆張り、相場が大きく下がった時
    ・売り:値動きでは売らない、ストーリーが崩れたら売り、プロが買い始めたら売る、精神的に辛くなったら売り、景気後退時は売り
    という感じでなっています。

    今までテクニカル分析に関する本は多く読んできましたが、ファンダメンタル分析に関する本はそれに比べると読んだ冊数はあまり多くありません。というのも、ファンダメンタル分析はテクニカル分析に比べ明確な指標もなく漠然としたもので、しかも指標もないことから適当なことを書いても批判から逃げているというイメージが、ファンダメンタル分析にあったからです。
    しかし、本書では着眼点に関する明確な指標もあり、実体験に基づく投資方法で真剣味の感じられるもので、実際に「会社四季報」を読んでみようかと思う程度には、なかなか参考になる内容でした。

全12件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

1967年生まれ。1990年筑波大学第三学群基礎工学類変換工学卒業後、野村證券入社。個人投資家向け資産コンサルティングに10年、機関投資家向け日本株セールスに12年携わる。 野村證券本店在籍時より、『会社四季報』を1ページ目から最後のページまで読む「四季報徹底読破」を開始。2014年の独立後も25年以上継続中で、2022年10月1日には四季報100冊読破記念月例会を日本の株式取引発祥の地、日本橋兜町ホールで開催。 テレビ・ラジオなどの投資番組に出演多数。 「会社四季報オンライン」でコラム「四季報読破邁進中」を連載。『インベスターZ』の作者、三田紀房氏の公式サイトでは「世界一『四季報』を愛する男」と紹介された。『会社四季報の達人が全力で選んだ 10倍・100倍になる!超優良株ベスト30』(SBクリエイティブ )、『四季報を100冊読んでわかった投資の極意』(ビジネス社)、『会社四季報の達人が教える10倍株・100倍株の探し方』(東洋経済新報社)など著書多数。

「2023年 『本物の長期投資でいこう!』 で使われていた紹介文から引用しています。」

渡部清二の作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
村上 世彰
ロバート キヨサ...
スペンサー ジョ...
佐藤 優
有効な右矢印 無効な右矢印
  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×