スマホを落としただけなのに 囚われの殺人鬼 (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)

著者 :
  • 宝島社
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本棚登録 : 496
レビュー : 63
  • Amazon.co.jp ・本 (316ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784800290144

作品紹介・あらすじ

神奈川県警生活安全サイバー犯罪対策課の桐野良一は、あるPCの中から、死体で見つかった女の情報を探っていた。
そのPCは、世間を震撼させた「丹沢山中連続殺人事件」の犯人のものだった。犯人は、桐野にある取引を持ちかける――。
いっぽう、巨額の仮想通貨流出事件が発生。
セキュリティ会社で桐野の恋人・美乃里のもとに、ハッカーらしき男からコンタクトがあり……。

「スマホを落としただけなのに」続編!

感想・レビュー・書評

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  • 今回は個人というよりは、
    もう少し大きなスケールの話でした。
    ハッカーとクラッカーと。
    警察を巻き込んで滅茶苦茶ですが、
    いつか本当にこんな混乱が起こるのでは、
    と怖くなります。

    もう、誰が誰なんだか、わからなくなる。
    顔を見てても話をしてても、メールをしてても、
    本当にその人が、
    自分の思ってるその人なのか。

  • スマホを落としていない第二作目。
    前作で捕まった殺人鬼、浦井の取調べが続く中、新たな死体が発見される。
    だがそれは別の犯人による犯行だった。サイバー操作に行き詰まった警察は最終手段として浦井に操作協力を依頼する。

    一作目と主人公が変わって、サイバー犯罪対策の刑事・桐野が主人公。
    仮想通貨の盗難、ランサムウェア、なりすましなど、前作に引き続きサイバー犯罪の様子が描かれる。
    実際に起こった事件もモデルになっており、読んでいてこの事件モデルかーと思うことが多々ありました。

    本作の主人公はITスキルが高く、前作のなすがまま一方的に殴られる主人公よりも好感が持て、最後までワクワクして読めた。
    浦井との共闘が面白い。

  • 前作が面白かったので期待したが、スマホは落としていない。。。普通のサイバー犯罪ものになってしまった。結末もどんでん返しを狙ったつもりが、数ページで急激にとってつけた感があって消化不良気味。

  • “話題作の映画化に合わせた続編”は期待外れに終わることが多いけれど、これは前作を凌ぐスリルと面白さ。展開やらは突拍子もなかったり、主人公に好都合な設定だったりと甘さも感じるが、それはそれ、サイバー犯罪の無限の可能性の恐ろしさに最後までどっぷり震えさせてもらった。
    でもなぜか前作と同じく、途中まではなかなかページが進まず、勢いにのるのは後半からなんだよなぁ。
    まだまだ続きます、ってお楽しみを残す余韻に浸りながら、どの登場人物よりも殺人鬼の彼の謎めいた闇に魅了されている自分に気づいてハッとする。

  • あああああああああ!!!!
    もう、シリアルキラーが凄すぎて。
    ダメだけど、好き…

    面白かったー!
    めっちゃ今後気になるのに完結してるしー…
    面白かったー!

  • 「スマホを落としただけなのに 囚われの殺人鬼」
    シリーズ第2弾。


    スマホ落としたシリーズ第1弾は、スマホ落とした以前にセキュリティ含めて甘々な彼氏が出て来た。でも、今回はそんなことは無い。主役は凄腕の元エンジニアであり、現在はFBIも一目置くサイバー捜査官・桐野良一である。


    話の軸となるイベントは2つ。一つは、<b>桐野vs浦井光治の攻防と取引</b>。浦井とは、第1弾で彼氏のスマホを乗っ取り、稲葉麻美を追い詰めたシリアルキラーである。前回、この丹沢山中連続殺人事件の犯人は無事に逮捕され、現在は起訴を待つのみ。のはずだったが、ある殺人だけは黙秘を続けている。そして、突然浦井は黙秘を解く条件として桐野と対話することを要求する。


    もう一つは、<b>巨額仮想通貨流通事件</b>である。仮想通貨を取り扱う会社から何百億の巨額マネーが何者かによって流出したのだ。警察は後手後手に回り何も手が出せない。さらに、この事件には、カリスマクラッカーMに加え、ホワイトハッカーJK16の関与が浮上してくる。


    物語は二つのイベントを軸に進んでいく。次々と身元不明の遺体が見つかり、桐野の彼女にクラッカーの魔の手が忍びより、浦井との対立関係は思わぬ形で休戦。そして、事件の首謀者Mを追跡する。全体的に警察小説の様に仕上がっている。


    とは言え、ハッカーとクラッカーは似て非なるものであり、きっかけ一つ違えば桐野と浦井は入れ替わっていた。そんな裏表として二人が存在する所にはサイバー要素も取り込んでいる。


    もちろん、犯行の土台にはサイバーがある。前回はスマホを落としたことから乗っ取りだが、今回は無料WiFiからのスマホ侵入である。前回よりも犯人の手口のレベルは上がっており、仮に現在暗躍するクラッカーの犯行を参考にして犯人を組み立てたのならば、日本警察もアメリカの様に凄腕ホワイトハッカーやクラッカーを雇用し、サイバー対策のレベルを上げることが急務に見える。


    桐野と浦井の最終決戦を見るに、浦井は犯人の背後で糸を引く黒幕として再登場を予感させる。サイバー警察ものとして一つ出来た感じがする作品だった。

  • 読みやすいが、ストーリーに無理がありすぎる。

  • 図書館で借りた本。
    前作が面白かったから、続編も読みたくなって借りた。
    今回は前作で逮捕された男・浦井と、警察のサイバー犯罪対策課の桐野が、3年前に消えた凄腕のクラッカーMを追跡する。浦井はどこまで信用してもいいのか。桐野の恋人、美乃里の周りに現れ、スマホを乗っ取った「男」とは何者なのか。さらに続編も見たいです。

  • ちょっと驚くどんでん返しなんかは結末に用意されているのだけど、前作に比べるとキャラクター造形の不自然さ、会話のこなれてない感じ、説明調の地の文などが気になって、イマイチ入り込めなかった印象。

  • スピード感あり、タイトルに工夫が必要だが、スケールの大きさも感じられる。
    ジェットコースターに乗っている感じであっという間に読み終わった。

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著者プロフィール

1963年生まれ。第15回『このミステリーがすごい!』大賞・隠し玉作品『スマホを落としただけなのに』にて2017年にデビュー。他の著書に『ちょっと一杯のはずだったのに』『スマホを落としただけなのに 囚われの殺人鬼』がある。

「2019年 『あなたもスマホに殺される』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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