スープ屋しずくの謎解き朝ごはん まだ見ぬ場所のブイヤベース (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)

著者 :
  • 宝島社
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感想 : 74
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  • Amazon.co.jp ・本 (290ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784800291028

感想・レビュー・書評

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  • 毎回のように美味しそうな描写です。理恵も料理の腕が上がり、忙しそうなのに充実している感じがとても好ましいです。

    周りの人に寄り添える温かい登場人物が多く、ホッとして読めます。ジビエ食べてみたいなあ。

  • 色んなスープがでてきて美味しそう!!私もこんなお店あったらモーニング行きたい!と思わせてくれるほっこりしたお話。シリーズ本だったらしく、なぜ麻野さんの娘が理恵と仲良いのか等分からず。。でも、麻野さんの優しさや推理力のよさがあって楽しく読めた⭐︎

  • シリーズ第4弾。
    今回は全体的に理恵にスポットを当てた話かな。
    幽霊騒動における得意先の問題。 過去のトラウマ。誤解。親族が残した友情と宝。
    そして終盤は理恵のこれからと…。
    スープ屋しずくを通じて彼女の恋愛、そして仕事。
    様々な方向に動いた回でした。
    どの未来も幸せな道へと続くように。
    そう思った今回の作品でした。

  • シリーズも終盤に差し掛かってきたが、そろそろ飽き始めている自分がいるような。。。
    シリーズ前半は読んでいて楽しかったが、今回の少し微妙だったかな。。。同じような話のような気が!!!泣

  • 前の巻から麻野と理恵の進展が緩やかにスタートしたと思ったら。
    最後でまたもや、にやにやしてしまった。
    今回は結構理恵の仕事にも動きがあるし、見守っていきたい。

  • 夢乃ちゃんが安眠できるようになってよかった。
    大叔父の宝はそんなところに?!
    理恵の恋心はなかなか進まないけれど、なんだかほほえましい関係。伊予は若いから(?)、こういうのをじれったく思うんだろうな。いい調理道具をそろえたら理恵が料理に興味を持つ姿もいい。
    読むたびに思う。こんなスープ屋が近くにあってほしい。

  • 相変わらず優しい。

  • 早朝にひっそり営業するスープ屋「しずく」。シェフ・麻野がこしらえるスープにかかれば、お客の心と不思議な謎があっという間にとかされる。女の子の母親に幽霊が乗り移った?ジビエにまつわる記憶が抜け落ちたのはなぜ?亡き大叔父が家に隠したお宝はどこ?そして変化を迫られる理恵の進路は?絶品スープに浮かび上がる滋味豊かな人間模様。お腹と心を温めて、元気を注いでくれる全5皿。

  • これは、結局グルメ小説なのだな、と
    シリーズがここまで進んだところで気づく私(^ ^;

    どちらかと言えば「日常の謎」寄りかと思っていたが、
    どうやら比重は「しずく」に関わる人々の
    人間模様を描くことに置かれているらしく。
    そして読後に印象に残るのは、おいしそうなスープの描写。
    見たこともない珍しいスープがいろいろ登場し、
    そのどれもがみな美味しそうで魅力的(^ ^
    しまいにゃ、理絵さんの作るスープまで丁寧に描写(^ ^;

    淡い恋バナは、ほぼ進展無し。
    だが理絵さん(一応主役か?)を取り巻く環境は
    着実に変化していく。この辺は、とてもリアル。
    でも何というか、理絵さんが「魅力不足」な感じ(^ ^;
    あまりにフツーのOLさんで(^ ^;
    ...いや、今どきのフツーは、もっと元気か(^ ^;

    別に悪口を言ってるわけではなくて(^ ^;
    とても「静かな時間が流れている」感じの小説。

    もう少しだけ、登場人物たちの「陰の暮らし」が
    描かれると、もっと感情移入できるかな...
    とも思いましたが...(^ ^;
    例えば理絵さんや麻野が、どんな音楽を聴いて、
    どんな本を読んで、好きなテレビ番組は...とか、
    ストーリーに描かれてない部分がよく見えて来ない。
    そこは「想像せよ」ということなのかも知れませんが、
    あまりに「浮世離れ」しているキャラたちで(^ ^;
    今ひとつ私には想像できなくて(^ ^;

    でもその辺がはっきりして来ちゃうと、
    作品の好き嫌いが分かれそうな気もするし(^ ^;
    難しいところですが(^ ^;

    「しずく」が、朝営業、ランチ営業、夜の営業まで
    毎日やっている、という設定ですが...
    じゃ、いつ寝てんだよ、とか(^ ^;
    いつ仕入れに行ってんだよ、とか(^ ^;

    近所の信用金庫に借金返しつつ、
    年度末に青色申告して、娘の参観日に行って...
    というような「リアル」が全く見えてこないので、
    キャラがやや「マンガっぽい」印象なのか?(^ ^;

    それはそれで良し、とも言える(^ ^
    その辺以外の描写が妙にリアルだったりするから、
    バランス悪い印象を受けたのかも知れない。

    ...単純に、作者の意識しているメインの読者層が
    「おっさん以外」なのかも知れませんが(^ ^;

    繰り返すが、決して悪口を言ってるわけではなく(^ ^;
    とても好きで、静かに楽しく読ませていただきました。

  • すごい推理力に圧巻‼︎
    どんな思考でそんな考えに至るのか
    少し不思議に思いますが楽しく読ませていただきました!

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著者プロフィール

2011年、『僕はお父さんを訴えます』で第10回『このミステリーがすごい!』大賞優秀賞を受賞してデビュー。14年、『ボランティアバスで行こう!』が名門ミステリファンクラブ「SRの会」13年ベストミステリー国内第1位に選ばれる。著書に“スープ屋しずくの謎解き朝ごはん”“さえこ照ラス”“レシピで謎解きを”の各シリーズ、『映画化決定』など。

「2023年 『無実の君が裁かれる理由』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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