連続殺人鬼カエル男ふたたび (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)

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  • Amazon.co.jp ・本 (479ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784800293527

感想・レビュー・書評

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  • きょうばくちくをかってきたよ。
    おおきなおとをたてて、なんでも
    ばらばらにするんだ。すごい
    なあ。それで、かえるのなかに
    いれてひをつけてみた。かえる
    ははなびみたいにばくはつした。
    ふくにかえるのめだまがくっつ
    いたよ。

    出た!カエルや!カエル男や!
    血ドバドバや〜〜〜〜〜!

    今回は、サ行から、順番に!
    サブタイトルは。

    1 爆せる
       爆弾で…血ドバドバ〜
    2 溶かす
       硫酸で…血ドバドバ〜
    3 轢く
       電車で…血ドバドバ〜
    4 破砕する
       簀巻きにされて、生きたまま破砕機で…血ドバドバ〜
    5 裁く
       ここは、解決編やから、死なん!
       あっ!1人最後に…スパッと!ドバドバなし〜

    なんか、バラエティー豊富な殺し方ですね!
    お楽しみ頂いたけたんでしょうね!犯人さん!
    共通点は!
     まともな形ナシ!肉片のみ!(5は別枠)
    ゲロゲロ…(꒪ཀ꒪)
    跡形も残らんって事は、そこがミソ!
    言っときますけど、このミソは脳ミソのみそではないんで!

    渡瀬警部の渋さが光る!
    古手川刑事は頑張ってるけど、まだまだ、渡瀬警部の掌コロコロ状態やな。

    39条問題は、難しいな。
    「心神喪失者の行為は罰しない」
    なんやけど、判断基準が、お医者さんの主観に左右されるから。
    相手の心読めない限り厳しそうな…
    もう少し、加害者ばかりでなく、被害者の方に寄り添って欲しい…
    そうでないと、悪の循環は続くし…

    大どんでん返しありで、楽しめたけど、有働さゆりの行方は…

    で、「笑う淑女二人」に繋がるっと!


    *********************

    今週は、所要で、映画行けないので、ネトフリ、アマプラ、2本立て!

    「ミステリーと言う勿れ」(ネトフリ)

    設定は、横溝正史バリの古い家とか血族の話し。それの若者版やな。
    どこか、金田一耕助的な感じはするけど、大きな相違点は、主人の大学生 久能整はひたすら喋りまくる!
    論理的で、言う事はええ事言ってるけど、「口から先に生まれて来たやろ!』ってツッコミ入りそう。(私も言われた事ある^^;)
    それなりに楽しめた〜!

    菅田将暉さんは、地元なんで、贔屓してしまうってのもある!
    関西弁捨ててないのも良し!w

    上映時、少し映画館行こうか悩んだ作品でした〜!


    「シルクロード.com -史上最大の闇サイト」
    (アマプラ)
    何でも売る巨大闇サイト!
    実話だし、まだまだ、闇サイトたくさんあるみたいやし…
    暗号化、ビットコインなど、最先端の技術を使って、暗躍するのに、立ち向かうのは、パソコンも使えないベテラン刑事。
     「デジタル VS アナログ」
    って感じ。

    映画のセリフ
    「追うのは、人じゃない、IPアドレスだ!」
    「キーボードを打ってるのは人間だろ」

    そうなんよね。サイト考えたのも人だし、IPアドレスの先にあるのも人。
    手段が目的になってる気もする。IPアドレスを追ってるのではなく、あくまでも、闇サイトを立ち上げた人を追う!
    パソコン、プログラム使うとかも、目的を達成する手段なのに…
    良くIT業界に多い人種。ツール使う事ばかり考えて、アナログで簡単に出来る事を複雑化する。
    何がしたいねん!って言いたくなる事がある。

    昔、あった事を簡単に。

    「パソコン内のサイトで、全員の返答来ないので、次に進められないんです」
    (周りいるの10人ぐらい…^^;)

    「そんなん、声掛けて手上げさせたら終わりやろ?はい!みんな!分かったら手あげて!」
    1分以内に完了みたいな。

    アナログ刑事さんの活躍で、なかなか面白かった!
    この作品で、お星様1つ追加〜!

    • アールグレイさん
      ウルトラさん(*^o^*)/
      ありがとう!カエルの夢、でGogってみました!
      凄い!私、いい夢を見たみたい!これも、皆さんのカエル談義のお陰...
      ウルトラさん(*^o^*)/
      ありがとう!カエルの夢、でGogってみました!
      凄い!私、いい夢を見たみたい!これも、皆さんのカエル談義のお陰ですねぇ~
      コメントにしてしまったから、すぐ忘れそうにはないと思います!
      (@^^)/~~~
      2024/11/04
    • yukimisakeさん
      脳みそのミソかと思った!
      ミステリの劇場版ですか?!見なきゃ!面白そう!
      うるとらさん週末を非常に充実したものにしてますねー。
      もう一つは聞...
      脳みそのミソかと思った!
      ミステリの劇場版ですか?!見なきゃ!面白そう!
      うるとらさん週末を非常に充実したものにしてますねー。
      もう一つは聞いた事もないやつだ!
      2024/11/04
    • ultraman719さん
      週末、完全インドアになってしまってます〜(^◇^;)
      週末、完全インドアになってしまってます〜(^◇^;)
      2024/11/04
  • 前作連続殺人鬼カエル男の続編。

    前作から連読だったこともあり、人物の相関図も把握していたので、興奮冷めやらぬ状態のまま物語に入り込めた。

    いやはや、今作も主に刑法第39条の心神喪失者の行為は罰しないことを重点に描かれているにも関わらず、殺戮の残虐性とどんでん返しっぷりは独特であり、著者の思考と嗜好を疑いたくなるほどだ。

    あっぱれ。この一言に尽きる作品。

    著者の積読はまだまだあるので、急がず焦らず読み進めていこうと思う。


  • 今回のカエル男も期待通り面白かったです!

    少し前に図書館でカエル男を読んで面白かったので図書館でこの本をみつけた瞬間からすぐに手に取ってしまいました。読んだのが少し前だったのですけど、物語を読むと不思議と思い出せてきました。

    カエル男の殺人のシーンは怖いのですが特に怖かったのは四章の「破砕する」です。いつもの殺し方よりも怖くてゾッとしました。
    でも、面白かったです!

  • 「ヒポクラテス」シリーズを読むと「カエル男」シリーズが読みたくなりました。

    今回も、現場の残酷で現実的な描写に胸いっぱいで胸やけ。なんか死体がすごく色鮮やかで、生々しくて、、、
    世間にカエル男の恐怖が報道やSNSを通じて伝播していく様子も現実的でゾッとする。
    だからこそ、また引き込まれて一気に読んでしまいました。
    犯人の正体に驚き!そしてラストの余韻にどっぷり浸りました。
    なにより、渡瀬の有能さがすごい!自分の上司だったら辛すぎですが、、、そして、古手川が熱い!

    「カエル男 ふたたび」を読むと次は「御子柴礼司」シリーズが読みたくなる〜。

  • R2.9.30 読了。

     前回のカエル男があまりにも衝撃的で、また古手川と有働小百合の戦闘シーンや古手川と当真勝雄の戦闘シーンなど見どころも満載で良かった。今作はカエル男が殺人を犯すシーンはグロさが目立った。しかし、前作と比べると物足りなさを感じてしまった。

     小説の巻末の「中山作品・人物相関図」を読んで、気になる中山七里さんの作品を読んでみたい。

  • 連続殺人鬼カエル男の続編
    前作読んだのが約1年前
    前作のストーリの半分ぐらいは忘却の彼方でしたので、前作のあらすじ、ネタバレをググって、予習しました(笑)

    ストーリとしては
    相変わらずのグロさ(笑)
    テーマは前作同様刑法39条、詐病
    前作同様、ミスリードを誘う展開で、犯人はこの人と思わせておいての展開でした。

    事件の精神科医の御前崎教授の自宅が爆破
    そして犯行声明文
    犯人は勝雄なのか?
    次々に起こる事件と犯行文
    さらに、有働さゆりの脱走
    カエル男は誰なのか?

    渡瀬と小手川が追いますが、やはり渡瀬の推理力がすごい

    そして事件の真相は?
    という展開です。
    楽しめました。

    しかし、本作は絶対に「連続殺人鬼カエル男」よりも先に読んではいけません。いろいろネタバレになるところがあります。
    さらに、「連続殺人鬼カエル男」読んだらすぐに本作を読むことをお勧めします。
    上下巻にしておけよって思います(笑)

    ということで、読む順番とタイミングに気を付けましょう。
    本書の終わり方だと、さらに続きがあるのかも..

    お勧めです。

  • 前作から間を置かずに読んでみた。
    いろんな味のする作品、
    殺し方のグロさ、憲法39条、有働さゆりの元に御子柴弁護士、他、他、
    そして、いつものように単純に騙されびっくりするという楽しさ・・・。
    「みたび」も欲しい・・・

  • 凄惨な連続殺人を稚拙な犯行声明文で社会を震撼させた「カエル男」。一度は解決をみたが、ふたたび連続殺人が始まる。
    カエル男続編ですね。図書館予約人数が少なかったので、まあ、待ちましょうかと思ったのが間違いの元。何ヶ月かかったんだか。どなたか長期保有してましたね。おかげで、詳細な設定忘れ気味で楽しさ半分ですよ。この2作品は、早めに続けて読むのがよろし。そして順番通りに。
    と言っても、単読でも楽しめるように創作されていますので、初めてでも思い出しつつでも読ませるのですが、込み入っているのでそこがちょっと冗長的になっているかなとは思いました。
    相変わらず、刑法•医療刑務所•マスコミなどミステリーだけで無く社会派小説としても確立した部分があり、ラストへ向けてのあれやこれは、次作への期待も持ってしまいます。

    • おびのりさん
      皆さん、ご心配いただきありがとうございます。いろいろ無事終わりました。
      もう、随分前からいろんな治療を拒否していた人ですから、もうそんなには...
      皆さん、ご心配いただきありがとうございます。いろいろ無事終わりました。
      もう、随分前からいろんな治療を拒否していた人ですから、もうそんなにはと思ってましたし、私の限界は、はるか昔に来てましたので、ほっとしてる方が大きいんですよ。
      まあ、いわゆる一人っ子。転勤先の同居介護を要求されて、全てワンオペで、やり過ごしてきたので、これから、旅行もできるし、お外で食事もできるし、友達とランチの約束もできちゃう。夢のような生活が始まるのです。
      読書以外の悦楽が増えるので、読書量は減るかもですね。
      2022/07/21
    • ひろさん
      これまで相当無理して頑張って来られたんですね。
      だから、やっと、ホッとできたんですね。
      本に対してもストイックで誠実なおびさんのことだから、...
      これまで相当無理して頑張って来られたんですね。
      だから、やっと、ホッとできたんですね。
      本に対してもストイックで誠実なおびさんのことだから、弱音も吐かずここまで来られたのではないでしょうか。
      ほんと、一人で大変でしたね。
      これだけ頑張ってきたおびさんのこと、私はお母様はわかってくれている気がします。
      なんて、何も知らないのに勝手なこと言っちゃいました。
      頑張ってきた分、これからは自分の時間を楽しまなきゃ!ですね♪
      返信は大丈夫です(*^^*)
      2022/07/21
    • 松子さん
      おびさん、本当に本当にお疲れ様でした。
      25年間の介護、きっときっと大変な事もあったと思います。
      おびさんの、やり切った感が伝わってきて
      本...
      おびさん、本当に本当にお疲れ様でした。
      25年間の介護、きっときっと大変な事もあったと思います。
      おびさんの、やり切った感が伝わってきて
      本当にすごい…の一言です。

      読書以外の快楽!すてきです!
      ランチに旅行にお出かけに、
      たーっくさん、楽しい時間を過ごしてくださいね(^^) そしてそんな楽しみなお話も聞きたいので、感想にアップしてくださーい(〃ω〃)
      2022/07/21
  • 刑法第39条、医療刑務所についていろいろ考えさせられるが、結局は被害者、近隣の者になってみないと真剣には考えることができないことだろう。対岸の火事でしかないのかもしれない。それではいけないのかもしれないが。裁判員制度についても再三その問題点について中山七里は他の小説で提示してくるが、実際に選ばれたりしたら、とんでもないことには違いない。素人にどこまでできるのか。毎回、刑法などの制度を事件に絡めてくるが、凄惨な殺人事件であるので、とても冷静には考えられない。中山七里の思惑に翻弄されるのだ。
    今回も、最後のどんでん返しに向けてのミスリードが巧み過ぎて唸ってしまう。古手川刑事の目を通して語られるわけだが、直情径行、単純な古手川は、そのまま読者の思いなのだ。作者のたくらみ通りに踊らされる。それが面白くて読むのかもしれない。
    「カエル男ふたたび」であったが、さゆりがいる限り「カエル男また」があるのかもしれない。

  • 徹底的な描写で目を背けたくなるぐらいでしたが、妙なリアリティがあって一気に読んでしまいました。

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著者プロフィール

1961年岐阜県生まれ。『さよならドビュッシー』で第8回「このミステリーがすごい!」大賞を受賞し、2010年にデビュー。2011年刊行の『贖罪の奏鳴曲(ルビ:ソナタ)』が各誌紙で話題になる。本作は『贖罪の奏鳴曲(ソナタ)』『追憶の夜想曲(ノクターン)』『恩讐の鎮魂曲(レクイエム)』『悪徳の輪舞曲(ロンド)』から続く「御子柴弁護士」シリーズの第5作目。本シリーズは「悪魔の弁護人・御子柴礼司~贖罪の奏鳴曲~(ソナタ)」としてドラマ化。他著に『銀齢探偵社 静おばあちゃんと要介護探偵2』『能面検事の奮迅』『鑑定人 氏家京太郎』『人面島』『棘の家』『ヒポクラテスの悔恨』『嗤う淑女二人』『作家刑事毒島の嘲笑』『護られなかった者たちへ』など多数ある。


「2023年 『復讐の協奏曲』 で使われていた紹介文から引用しています。」

中山七里の作品

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