- Amazon.co.jp ・本 (190ページ)
- / ISBN・EAN: 9784800301970
作品紹介・あらすじ
空海密教(真言宗)の大衆化と土着化には、三つの流れがあった。第一の流れが、弘法大師信仰。四国の各地に池をつくり、井戸を掘った社会事業など、その伝承が増幅してお遍路とともに「お大師信仰」が盛んになった。第二の流れが、神道の霊魂観と結びついて独自の神仏習合信仰を生み出したこと。そこから信仰による功徳を全国に説いてまわった高野聖が生まれた。第三の流れが、加持祈祷の浸透と流行である。それは、悪霊を追い払うご利益信仰へと姿を変えていった。さらに、日本人に影響を与えた空海の芸術的感覚にも注目したい。真言宗の魅力的な教え・特徴・歴史をコンパクトにまとめました。
感想・レビュー・書評
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お彼岸なので、読んでみました。真言宗のこと、空海没後の真言宗の歴史、
知らない事ばかりでした。読みやすく面白かったです。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
山折哲雄さんが書いた本なので、
読んだ。 -
シリーズの一冊で、タイトルや表紙の雰囲気からしても、あまり期待していなかったが、思いのほか、よくまとまっていて、空海と真言宗のことをトータルに過不足なく知ることのできる真っ当な本だった。密教の思想を理解する上でも十分役立つと思う。
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折角、区切り打ちとはいえ遍路をやっているので、これを機に空海について少し勉強しようと思い手にした一冊。
雑学として空海や真言宗について知るには丁度いいかな。 -
真言密教の入門書として、お勧めの一冊です。