淑女のはらわた 二村ヒトシ恋愛対談集

  • 洋泉社
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感想 : 12
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  • Amazon.co.jp ・本 (237ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784800303219

作品紹介・あらすじ

『すべてはモテるためである』『恋とセックスで幸せになる秘密』の著者、AV監督の二村ヒトシが7人の恋愛淑女たちと語りつくした対談集。

感想・レビュー・書評

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  • 二村ヒトシの対談集
    犬山紙子、小明、川村エミコ、まんしゅうきつこ、荒牧佳代、はあちゅう、ジェーン・スー
    女性の心理の分析、社会的立場の問題など様々な視点から論理的に議論されていて面白い
    対談する女性の人生や思想の背景などにも鋭く踏み込む話術も秀逸
    タイプの違う女性達だが対談での会話を通じて全員に好感が持てた

  • 二村ヒトシは、自分の理論を言い切るのが凄い。自分は「すべモテ」も「恋セクも」真摯に読んだつもりだったけど、この対談集の中では、その理論が軽く宗教と化していて、ニューアカ崩れのような薄っぺらい印象を受けるのが残念。小明のピエロっぷり。荒牧佳代のマシーンっぷり。はあちゅうの孔明っぷり。強烈キャラのカタログにはなっているが、読む意味があったなあと思ったのは、ジェーンスーとの対談だけだった。

  • 薄っぺらくてイマイチだった。対談相手の良さが生かされていないと感じた。

  • まだ難しい
    もし理想的な家庭で育ったとしても子供の心には必ず穴が開く
    つまりすべての人間の心には穴が開いていて、その穴がその人の欠点であり魅力である
    これにすべてつきるなあ

  • AV監督と犬山紙子、小明、川村エミコ、まんしゅうきつこ、荒牧佳代、はあちゅう、ジェーン・スーの対談

    はじめはふむふむって思っていたけど、二村さんが毎回自己肯定と心の穴でまとめようとするからそれっていろんな人と話す意味ある?と思った。

  •  人というのは絶対的に「こういう人」であるというより、
    目の前にいる人に対しての~というのがあるなぁと思った次第。
     犬山さんが頭が良くて面白いので、二村さんは彼女が大好き!と思ってるよね感が強い。逆に、小明さんに対し、二村さんが冷たいというか、あまり話がかみ合ってない気がする。
     川村エミコさんは美人なのね。うん。二村さんがベタホメだなぁと。
     まんしゅうきつこさんは面白い。すごい。この人のぶっ飛び加減が一番おもしろいような気がする。まだまだ底が見えない感。
     荒牧さんは女性に容赦ない! そして居心地が悪くなる二村さんが逆に面白い。
     はあちゅうさん、懐かしいな……! カリスマ女性ブロガーじゃ無いか! と思ってたら、あの時代からそれを背負いつつ生きてきたのかと思うとすごいなーと。芸能人でも無いのに、憧れの対象になりつつDisられるってすごい。
     そして最後はみんな大好きジェーン・スーさん。この人の社会性の高さは別格だなぁ。男女問わず上にいる気がする。

     

  • 自己肯定。
    「恋とセックスで幸せになる秘密」で、わかったようなわからなかったような部分が、今回の対談集でより理解できたような気がする。

  • 恋愛対談集、というよりは、男女のギャップについての対談というような気がした。
    どれもまぁ、あまり聞かない内容だったので、興味深く読めた。
    それぞれの人間が持っている心の穴を、理性で批判するのではなく、感情で肯定する、という二村さんのことばが、かっこよくて印象に残ってる。

  • 二村ヒトシの「聞く力」がすごすぎる。こんな人に話をきいてもらえたら、女だったら誰でもこうやって洗いざらい話してしまうだろうな、と思う。こういう企画で話し手がAV女優とか、タレントのものっていうのはありそうだけど、タンポポ(女芸人)、小明、はあちゅう…っていう絶妙なラインナップもいい。
    特にはあちゅうとかそんなキャラじゃないのに(って、この人のことそんな知らないけど)そんなあけすけに自分の性癖とか話しちゃっていいの?と思うほど。でもこの人にだったらほんと話してしまうよね。
    二村さんという人の中に、女性性が多分にあるのだろうし、寄り添いながらその人の内面に入っていけるのだろうね。AV監督は天職なのか。こわっ!でもその場合女子も騙されたと思わないのじゃないのかなあ。まあわからないけど。
    個人的にいちばんおもしろかったのはジェーン・スーとの対談。そのクロストークのキレっぷりというか、例えば二村が「男ってこんなですみません」みたいなこと言った瞬間に「謝るっていうのがもう違うんじゃないか」みたいな感じでぐさっと刺したり、とっても盛り上がってた。
    ただ、面白いなと笑って読んでた矢先にジェーン・スーが自分を「理論が勝ちすぎててモテない」と言っていて、その言葉にハッとなりました。理論が勝ちすぎるとモテない……その言葉は私の心の奥深くに刻まれました。
    ぽわっとした笑顔で話をよくわかってないふりの練習だ!そうだ練習だ!

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著者プロフィール

アダルトビデオ監督。女性の欲望・受け身の男性・同性愛や異性装をテーマに「痴女」「レズ」「男の娘(おとこのこ)」などのジャンルで革新的な演出を創案。ソフト・オン・デマンドの若手監督エロ教育顧問も務める。近年は文筆家として活動の場を広げており、著書に『すべてはモテるためである』『なぜあなたは「愛してくれない人」を好きになるのか』(共にイースト・プレス)、『僕たちは愛されることを教わってきたはずだったのに』(KADOKAWA)、共著に『どうすれば愛しあえるの:幸せな性愛のヒント』(ベストセラーズ)、『欲望会議「超」ポリコレ宣言』(KADOKAWA)などがある。

「2019年 『あなたの恋がでてくる映画』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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