酒が語るアメリカ裏面史

  • 洋泉社
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  • Amazon.co.jp ・本 (183ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784800306869

作品紹介・あらすじ

国造りの原動力は飲酒だった!?世界的大国を生み出した意外な「エネルギー源」、その秘密に迫る異色の歴史読み物!!日本通のアメリカ人が、日本人向けに日本語で書いた400年のアメリカ意外史!

感想・レビュー・書評

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  • アメリカの歴史を、それぞれの時代に飲まれたお酒という切り口から辿る1冊。古代エジプト書から学んで造られた蒸留酒がヨーロッパで流行った15世紀から始まり、アメリカでどのように飲まれていたか。北米とカリブ海、アフリカの三角貿易で、サトウキビの搾りかすから作ったラム酒と奴隷の交換が行われていたこと。品質がひどかったことや、アパラチアでコーンウィスキーが作られ始めた経緯、禁酒法が発令され、廃止になるまでのこと・・・「アメリカはお酒とともに開拓され、成長し、成熟した」というのはやや言い過ぎの感もあるけれど、各時代に切り離せないくらい常にお酒が存在していたのは紛れもない事実。庶民の生活が浮き彫りになるようで、面白い内容だった。

  • アメリカの歴史と酒の関係がよく分かる面白本。

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著者プロフィール

グレン・サリバン
1962年アメリカ・ハワイ州生まれ。イェール大学哲学科卒業。
1984年に来日した後、『日本語ジャーナル』(アルク)の英文編集及び英訳監修を担当。1992年に帰米し、コーネル大学大学院でアジア文学を履修。主な著書に『英語で読む 源氏物語』(全2巻、ジャパン タイムズ)、翻訳書に『英語版 佐賀のがばいばあちゃん』(徳間文庫)などがある。

「2021年 『On A Bright Summer Morning』 で使われていた紹介文から引用しています。」

グレン・サリバンの作品

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