- Amazon.co.jp ・本 (175ページ)
- / ISBN・EAN: 9784800309426
感想・レビュー・書評
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読めば読むほど面白い!大阪の街をどんど歩きたくなる。歴史は足元にある。
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大阪府の坂道、地形、川の流れ、暗渠などについて歴史、歩き方について書いてある。ブラタモリ風の地形の街歩きの本。
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大阪の水の都のイメージに対して、上町台地が南から伸びてきて、千里や枚方などの丘陵が周囲に控える地形をイメージすると、それぞれの地域の特徴が別の角度から見えてきますね。
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地形マニアのバイブル。早く歩きたい!
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「大阪本」というのは山ほどあるけれども、1冊、入門として選ぶのならばベストはこの本だと思う。
古代の地形や江戸時代の橋や島の状態を想像しながら歩くことをしないと、どうしてそこに神社があるのか、どうしてそういう地名なのか、駅名なのか、わからない。なんでそこに橋が架かっているのか、わからない。そして、大阪の昔を知れば知るほど、この「水」を埋め立てず残してほしかったとも思うし、やっぱりそれは非効率だし、洪水の危険もあるから、埋め立てて正解だったのだろうか……やっぱり水の街のまま残しておきたかった。この谷と川と島を残しておけば、観光資源として、近江八幡のように、大観光地になれたかもしれず……しかし、水害はあるだろうな。難しいところだ。
谷町の地形は、やはり歩いても、谷の感じが全然わからない。たしかにデコボコはしている。自転車でこの街を何十年と駆け巡っているが、上がったり下がったりするのは当たり前だったので、言われてみると確かにそうだなと思える本だった。
難波の宮から、奈良までをつなぐ道が見えたことは楽しかったし、「神社が高いところにある」じゃなくて、「神社のまわりの水がなくなった」が正しいとやっと気づいた。
この本を読むと、実に水の街を惜しく感じる。辻子谷の水車郷は行ったことないし、あの辺はまだ「大阪」を残しているところかもしれないと思う。ほんと、変わりすぎるくらい、市内は埋め立てたんだなあ。大阪では、水は臭く、あまり見てほしくない汚いところというイメージがあるのだ。水の復活が、大阪の復活かもしれない。 -
縄文時代は海の底であった大阪の町。江戸時代くらいまでは洲の町だった。今でも大阪には「島」を含む地名がよく見られる。また、自分が住んでいる場所付近にも水域に因んだ地名が多いことを改めて認識した。地理と歴史の切っても切れない関係、現在の大阪を作り上げた人間の力。「高低差」から繰り広げられるドラマが好奇心を刺激する。
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古代日本の国際港にて商業繁華の浪速の地。東京と比べて圧倒的な歴史の深さに驚く。やはり日本は関西を中心に動いていたということを思い知らされる。地理の勉強だけでなく歴史の勉強にもなる。ただ、上町台地北部の谷があらかた埋め立てられている事実は残念だ
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我が家でも もれなくブラタモリブームでして。
その関連ということで 面白そうだなと手に取ったのがはじまり。
さすがに図書館での予約も多い。
次の予約もあったので じっくり読む時間がとれず 知ってるエリアだけのつまみ読みだったけど。
地元に住んでいながらも、へぇ。そうだったのかと思える情報がかなりつまっていて なかなか面白かった。
この本をカバンに入れて散歩に行けたらきっと楽しいはず。地元のことを好きになれる一冊。 -
楽しい。大阪にこんな場所があったのかと気づかせてくれる。行ってみようと思える。写真もまた楽しい。地図もいい。