増補新版 戦国合戦の舞台裏 (歴史新書y 63)

著者 :
  • 洋泉社
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感想 : 4
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  • Amazon.co.jp ・本 (238ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784800310392

感想・レビュー・書評

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  • トリビア的なもんかと思ったら、結構しっかりした、文献研究だった。
    合戦ではなく、その裏の陣に関わる、現実的な話。
    そこそこと言う感じか。
    戦国史好きな人にはいい感じじゃないかな。

  • ドラマや映画、あるいはゲームの題材として認知される戦国時代だが、そこには当然人間の営みがあった。行軍の際、寝泊りはどうしてたのか。持ち物は何だったか。陣中のルールは?トイレは?トリビア本ではなく史料を駆使して当時の世界の現出に努めてるので、地に足の付いた知識を得る事が出来る。印象的なのは、軍兵に縄張りを荒らされぬよう頻繁に保証を取り付けようとする寺社などの有様で、それが無ければどうなるかわからないという切迫感が伝わってきた。全編において映像作品からは中々窺えない実情が垣間見れるのが本書の価値。

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著者プロフィール

1958年、横浜市生まれ。慶應義塾大学文学部卒業。東京都立大学大学院修士課程修了。博士(史学)。専攻は日本中世・近世史。神奈川大学、慶應義塾大学、中央大学などで非常勤講師を務めた。 著書に『草と木が語る日本の中世』(岩波書店)、『軍需物資から見た戦国合戦』『境界争いと戦国諜報戦』(洋泉社、のちに吉川弘文館)、『鎌倉武士と横浜』(有隣堂)など。

「2022年 『家康家臣の戦と日常 松平家忠日記をよむ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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