本の時間を届けます

  • 洋泉社
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本棚登録 : 413
レビュー : 17
  • Amazon.co.jp ・本 (175ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784800311054

感想・レビュー・書評

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  • 本好きが憧れるのは、小さな店で自分好みの本を並べて売る。こじんまりとしていてあくせくせず、のんびりと本と共に生きる。そんな光景ではないでしょうか。
    ところが本を売るという事は、今の現代ビジネスモデルとしては完全に衰退の一途を辿っている為、他に副業があるかお金持ちにならない限り踏ん切りがつかない夢と化しています。
    そんな中でも本に関わりたいという人たちが荒波に漕ぎ出して、懸命にそして楽しげに本を手に毎日を過ごしている姿を垣間見ることが出来る本です。表紙にも題名にも書いてありませんが、全員女性店主です。
    女性店主という括りに反応する辺り、私自体まだジェンダーレスになれていない証拠でありますが、カフェ等でも女性が店頭に居る方が落ち着きます。
    山奥の書店や、離島の図書館。行ったことは無いけれど知っている古本バル。色々な魅力的な店が満載で、一軒一軒訪ねて回りたいです。簡単な地図が載っていますが遠い距離にため息つきながら読んでいました。
    行けそうなのは西荻の「月よみ堂」と栃木の「ハナメガネ商会」でしょうか。西荻へ行って書店巡りをしたあと、ゆったりと飲みに行きたいものであります。
    皆さんに共通するのはリスクを考えるよりも、自分の一番生きたい人生を考えて実行に移しているという所でしょうか。本とともに生きるという事が自然だという人々は絶滅危惧種だと思いますが、その中でも本を生活の糧にして、しかも組織に属さないということは、その中でも相当なひねくれもの、そしてチャレンジャーです。
    毎回こういう本を読むと羨望が体を満たしますが、自分も後に続くかと言われれば、店を楽しむ側でいいやという結論になります。

  • "出版不況と言われている中でも、地道に本に関わるビジネスを営んでいる人達がいる。
    この本では、小さな新刊を扱う本屋や古書店、図書館運営などに取り組んでいる女性を紹介している。個性的な店舗ばかりだ。
    廃業する街の本屋さんが多い中、頑張っている人達がいることで元気付けられる。
    いつか、私もと漠然とした思いだけがある。
    そろそろ50歳も近づき、次のステップに向けて準備をしないといけない。まずは貯金から。"

  • 女性店長さんたちの本屋スタート物語。
    それぞれ異なるスタイルの本屋さん、店長さんです。もし私が本屋をするならどんな形にしたいだろう?と妄想が膨らみました。
    とはいえ、紹介されている方々に共通していることは…
    ○自分がしたいことって何だろう?と内観すること
    ○町に根ざして、町とともに育つ場所
    ○周りの人への感謝の気持ち
    ○成長しつづける前向きさ
    そんなメッセージを受け取りました。
    本屋さんの物語に心温まります。
    私は、どんな本の時間が好きだろう?
    あなたは、どんな本の時間が好きですか?

  • 181017*読了
    本が好きで、本にまつわる仕事に就いた女性達の紹介。
    みなさん、何かに導かれるようにして、お店や図書館、ブックスペースを始めてらっしゃいました。えいや!と思い切って、初めて見た人が多かった印象。
    地域の人たちが本で繋がるというのもいい。
    古書店経営は憧れるなぁ。編集者よりは、新古問わず本屋さんになってみたいかも。最近。
    いつか、えいや!で始める日が来るかもしれません。

  • ざっと目を通した。廃屋や廃校を利用して、地域の交流拠点にもなっている図書館などの事例が興味深かった。

    うずまき舎
    移住先の高知県香美市の山の上で、かつて子ども文庫だった古民家に住み、自分が読みたい本1000冊ほどを扱う。

    月よみ堂
    吉祥寺のよみた屋で1年修行後、自分が通いたくなる店をつくることを目指し、西荻窪南口に、本を読みながらお酒が飲める古本バルをオープン。

    クロアゼイユ
    京都吉田二本松の洋館アパート白亜荘

    男木島図書館
    祖父母の家の近くにあった廃屋のリフォームを島の人にも手伝ってもらい、コミュニティベースにもなった。島への移住の相談にも乗り、39人の移住を実現した。

    みなみさんりくブックス
    廃校になった小学校の一室を利用し、本をきっかけに人と人が交流できる場所として、かもしか文庫ができた。

  • 少し以前に読んだ本です。女性と、地方という視点から、本の好きな人の生き方を取り上げた本です。
    流行りのという気もしなくはないが、それぞれの女性の自然体な生き方に共感を持ちました。人は何のために、生きるのか?流行りのダイバーシティではなく、自然体でさまざまな生き方をチョイスできるようにしたいなと感じた。

  • おしゃれなブックカフェや本屋、大きなチェーン店の中古書店なら知っているけど、こんなにこじんまりとした古書店があるなんて全然知らなかった。
    この本に載っている古書店は一度は行ってみたくなるそんな場所で、ただ中古の本を販売してるだけじゃなくて、色んな人とのつながりや出会いをすごく大切にしていて、それぞれ個性のあるところばかりでした!

    私の故郷にもこじんまりとしたゆったりと時間の流れるそんな古書店があったらいいな♪

  • 本に関わる仕事を始めた女性たちを取材し、まとめたもの。
    本に関わる仕事といっても、古書店に限らず、本が読めるバル、私設図書館などもある。

    編集者など、もともと本に関わる仕事をしていた方もいるが、それまでまったく違うことをやっていて、本に関わる仕事を始めた方もいる。

    本に関してまったく素人であったような人がこういう仕事を始めるというのは、色々とラッキーな要素・条件もあったりするのかもしれないが、やっぱり最後は「これをやろう・やりたい」という気持ちによるところが大きいのかもしれない。

  • 本を扱う仕事を、自分たちで始めた女性たち。憧れるし羨ましい。もちろん楽なことばかりではないと思うけれど。
    いつか彼女たちのお店に行ってみたい。

  • 自分で図書館を作ってしまう、たくましい女性たち。無理せず自分のペースを守って生きているのがいい。

  • 本を愛する女性たちの、しなやかな商い。

  • 2017.03.20読了 15

  • 自分たちで本に囲まれた生活をすることに決めた女性たちの開業前からのいきさつとそれ以降のお話を取材し掲載したルポルタージュのような一冊。
    それぞれの写真を見て思ったけど、みんなエネルギッシュな顔をしている。
    ほんわか無計画に始めた人もいれば、きちんと計画を練ってお店を始めた人もいたけれど、みんな自分がやりたいことをやって、これからも続けていくというような強い顔をしていた。
    私好きなミシマ社さんのお話も少し出てきて、やっぱりミシマ社さんの創業の本も読みたいなぁとおもった。
    遠いけれどいつか行ってみたいなと思うような素敵な本屋さんが沢山ある。
    本に囲まれた生活、いいなぁ。

  • なぜ女性ばかりなのかは明かされていないが
    女性と地方という視点から

    私設図書館、ひとり出版社など
    個人ができる事がある。

    流れ着いた先で、
    よし、ここから始めよう!
    コミュニティをつくっていこうという
    意気込みが感じられる。

    流通や法律、人付き合いなど考え出すと
    古書店を営業するには考えなかればいけない事が山ほどある
    ただ、あまり考えすぎないで
    重い腰を上げる事も大事だなと。

    そうする事で本を愛ている人達と繋がることができているから。

  • 024.8

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