廃道を歩く

著者 :
  • 洋泉社
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本棚登録 : 72
感想 : 6
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  • Amazon.co.jp ・本 (159ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784800315694

感想・レビュー・書評

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  • 女性の廃道マニアです。
    私もトンネルの開通によって、忘れ去られた
    山道=廃道を辿るのは(なかなか機会がない
    ですが)好きですが、女性は珍しいです。

    地図好きであったり、廃道巡りする人は大抵
    男性であるので、興味を持って読みました。

    「明治の廃道が朽ちる前に歩ける最後の世代
    かもしれない」という使命感にも似た思いを
    持って、廃道に挑む姿は素晴らしいです。

    崩れかけたトンネルに入ってまで廃道を体験
    する姿には神々しささえ感じてしまいます。

    「趣味は?」と聞かれて、今まで「廃道旅」
    と答えられなかった世の男性のカミングアウ
    トが増えそうな一冊です。

    ちなみに興味はありますが、私にとっては
    趣味ではないですので。

  • 著者の石井あつこ氏、お若いながらなかなかの究極者。年代の違う地図を見比べ、廃道にあたりをつけ、さみしげな空気もいとわず未知(変換ちがいでこれがでたがこれもありだ)と、道に分け入る。

    取り上げたのは12か所。行路順に載せてある写真を地図上に番号で示し、歩いた状況を文章で記す。なじみのある場所だと想像もしやすい。最初の足利・佐野にまたがる「越床峠」では。落磐で閉鎖されているその穴へも行く。自身の写真があるので1人ではないのかな、という気がするが、その気概に拍手。でも気を付けてくださいね。

    「トリブログ」石井さんのブログ
    https://ameblo.jp/kotokotori-kotokotori/

    2018.11.16初版 図書館

  • 「恋人をとるか廃道をとるかというときに廃道をとりました」というからあっぱれ。清々しい!
    そうだよ、やるならとことんだよね。
    無償に隧道に行きたくなってしまった。

  • <目次>


    <内容>
    ”酷道”は読んだけど、”廃道”とは。しかもうら若き女性ががけ崩れや熊も恐れず(熊は恐れていたが)、独りで山の中にずんずん入っていく様、感激ものです。
    この趣味はニッチなものですが、地形図読みとか、クルマで現地に向かうとか、女性にはなかなか手が出しにくい分野なんですが、石井さんタフです。
    勿論、内容も面白い。廃墟や廃線が好きなもので、惹かれました。ただ、自分は体力的にソロソロ実体験は無理かな⁈

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