- Amazon.co.jp ・本 (159ページ)
- / ISBN・EAN: 9784800315694
感想・レビュー・書評
-
詳細をみるコメント0件をすべて表示
-
女性の廃道マニアです。
私もトンネルの開通によって、忘れ去られた
山道=廃道を辿るのは(なかなか機会がない
ですが)好きですが、女性は珍しいです。
地図好きであったり、廃道巡りする人は大抵
男性であるので、興味を持って読みました。
「明治の廃道が朽ちる前に歩ける最後の世代
かもしれない」という使命感にも似た思いを
持って、廃道に挑む姿は素晴らしいです。
崩れかけたトンネルに入ってまで廃道を体験
する姿には神々しささえ感じてしまいます。
「趣味は?」と聞かれて、今まで「廃道旅」
と答えられなかった世の男性のカミングアウ
トが増えそうな一冊です。
ちなみに興味はありますが、私にとっては
趣味ではないですので。 -
著者の石井あつこ氏、お若いながらなかなかの究極者。年代の違う地図を見比べ、廃道にあたりをつけ、さみしげな空気もいとわず未知(変換ちがいでこれがでたがこれもありだ)と、道に分け入る。
取り上げたのは12か所。行路順に載せてある写真を地図上に番号で示し、歩いた状況を文章で記す。なじみのある場所だと想像もしやすい。最初の足利・佐野にまたがる「越床峠」では。落磐で閉鎖されているその穴へも行く。自身の写真があるので1人ではないのかな、という気がするが、その気概に拍手。でも気を付けてくださいね。
「トリブログ」石井さんのブログ
https://ameblo.jp/kotokotori-kotokotori/
2018.11.16初版 図書館 -
「恋人をとるか廃道をとるかというときに廃道をとりました」というからあっぱれ。清々しい!
そうだよ、やるならとことんだよね。
無償に隧道に行きたくなってしまった。