- Amazon.co.jp ・本 (528ページ)
- / ISBN・EAN: 9784800711304
作品紹介・あらすじ
こんにちはPHP7。Web新世代、セブンの誕生!初心者にやさしく、経験者にも納得の1冊ができました。基本シンタックスからMySQLデータベース連携まで、注釈付きのコードと手順を追った図で詳しく丁寧に解説しました。豊富なサンプルを積み重ねて確実にスキルアップしましょう。約10年ぶりのメジャーアップデート!PHPをはじめるなら今が最高のタイミングです。一押し!PHP7定番本!
感想・レビュー・書評
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詳細! PHP 7+MySQL 入門ノート
ソフトウェア関連の書籍を多く書かれている大重美幸 氏の書籍です。
PHP7とMySQLの入門書になります。
現在は、PHP8.1がリリースされているので、PHP7だと少し古いので注意が必要です。
【本書で学べること・考えること】
- PHPの概要
- PHPのシンタックス
- 変数、演算子
- 制御構造
- 関数
- 文字列
- 配列
- オブジェクト指向
- Webページ
- フォーム
- セッションとクッキー
- ファイルの読み書き
- MySQL
- phpMyAdmin
- MySQLの操作
読んでみての感想です。
Rubyを勉強してきましたが、ちょっとPHPを調べる必要があって、PHPマニュアルだけでは効率が悪いので、本書を図書館で借りて取り組みました。
Rubyと記述の違いはあるものの、機能的には似たものが多いので、PHPの概要は概ね理解できました。
一つの言語の理解ができると、他の言語の学習コストは下がることを実感しました。
初学者には少しハードルが高く、他の言語からPHPの最初としては良い感じがしました。
PHP+MySQLなので、WordPressを意識した構成かなと思いますが、WordPressのことは書かれていません。
SQLについては、さわり程度なので、別な本で学んだ方が良いです。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
# 書評☆3 フォームとの連携に詳しいPHPの入門書 | 詳細! PHP 7+MySQL 入門ノート
## 概要
PHP 7の入門書となっている。PHPの基本文法から,HTMLのフォームとの連携方法,さらにはMySQLとの連携方法まで,PHPについて全体的に解説されている。
MySQLの部分に興味を持って読んだのだが,MySQLは最後のChapter 12-13 (50ページ)にかかれていた。内容も普通でおまけ程度だった。
この本で特に良かったのが,フォームとの連携が詳しいところだ。Chapter 8-10までの150ページに渡り解説されている。いろいろなフォームの使い方や,セッションとクッキーの使い方まで解説されている。
自分の知る限りでは,PHPの入門書の中ではフォーム関係の解説が一番詳しいと感じた。
書名にPHP 7と書いてあるが,PHP 7とPHP 5の違いについてはあまり書かれていないので,普通のPHPの入門書と思ったほうがいい。PHP 7について期待すると,裏切られると思う。
## 参考箇所
> p. 44: デバッグのために変数の値を表示する
PHPでのデバッグ方法には,print_r()とvar_dump()の2通りがある。ここまでは,普通なんだけど,この本ではこれらの違いをきちんと解説していた。
var_dump()は論理値とNULLを表示し,値の型も表示できる。デバッグ目的だと,var_dump()のほうがいいとのこと。
> p. 224: クラス定義ファイルを作る
>
> また、PHPコードだけのクラスファイルではファイルの最後が終了タグ?>で終わるので、終了タグを書かないようにします。
WordPressのプラグインなどで終了タグが省略されているものがあり,何かの間違いかと思っていた。[公式サイト](http://php.net/manual/ja/language.basic-syntax.phptags.php "PHP: PHP タグ - Manual") にもあるとおり,全体がPHPコードの場合は,省略したほうがいいらしい。知らなかった。
## まとめ
PHPの入門書として,一通り必要なことが書いてある。特に,フォーム関係に詳しかった。
PHPをこれから始めるための一冊としては悪くないと思った。
パーマリンク: <https://senooken.jp/blog/2018/08/20/> -
ボリュームもあり、内容も濃い。初心者よりは基本を理解した中級者にこそおすすめできる本です。パーフェクトPHPよりは内容が優しい、というちょうどいいポジションの本かと思います。
MySQLについても記載はありますが、そこまで突っ込んだ話はないのでそちらについてはまた別の本で学ぶのがいいかと。