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- Amazon.co.jp ・本 (174ページ)
- / ISBN・EAN: 9784800910370
感想・レビュー・書評
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P17 もし文明国と呼ばれるための条件が、身の毛もよだつ戦争による勝利によって与えられるものであるなら、私たちは喜んで「野蛮な国」のままでいましょう。
私たちの国の芸術や理想に敬意が払われる日まで、日本人は喜んで待つつもりです。
P48 本当に大事なのは完成させようとすることであり、完成させたそのものではありません。
P74 禅という名称は、サンスクリット語の「ディヤーナ」という言葉を起源にしています。その意味するところは、瞑想。
すなわち禅というのは、深い瞑想を通して、自己認識の極限に到達できることをうたっているわけです。
P125 「民衆は、その耳でもって、絵を批評する」中国の批評家詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
日露戦争後間もなく米国を歩いていた岡倉一行を停める声あり「おい、てめー!何ニーズだ? チャイニーズかジャパニーズかって聞いてんだよ!」に、「おまえは、何キーだ?ヤンキーか、ドンキーか? おい、まさかモンキーなのか?」で返した岡倉先生の Book of tea 現代語訳。
東京芸大の始祖が唱える日本の(茶の湯を中心とした)芸術論に触れ、何故か、引っ越し経験者しかわからない荷出しの後の侘び寂びを感じた現代社会の俺です。
懐紙にしたためた「喫茶去」が越えて行く、海の大きさを感じる一滴。否一冊。 -
読みやすい、ありがとうございます。