JALの奇跡 (稲盛和夫の善き思いがもたらしたもの)

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  • 致知出版社
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  • Amazon.co.jp ・本 (262ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784800911896

感想・レビュー・書評

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  • JALの再生関係の資料を読み漁っていまして、
    「JAL 虚構の再生」「JALの現場力」に続いて手に取ってみました。

    ※JAL 虚構の再生
    https://booklog.jp/users/noguri/archives/1/4062779285#comment

    ※JALの現場力
    https://booklog.jp/users/noguri/archives/1/4822239454#comment

    こちらは稲盛さんの元でフィロソフィー浸透に取り組んだ著者の本。
    完全なる稲盛さん礼賛本ですが、
    稲盛さんってやっぱり人格者なんですね。
    本で読むより、実際に対面する方がリアリティがあるんでしょうが、
    それでも本を読むだけで伝わってくるものがあります。

    大企業の役員って、自分が下積み時代に上司に対して奉仕・奉公してきたからか、
    自分が偉くなった時には自分がしてきたことを求めがちですが、
    稲盛さんにはそんな偉ぶったところが全くありません。
    (外から来た人でも)そりゃ、JAL社員の心をつかむよな…と
    納得させられます。

    あくまで稲盛さん側から見た一側面からしか伝えていない本ですが、
    それでも致知出版らしい心に響く良い本です。

  • 「そういえばJALって昔潰れたな。補助金もらって再生したんだっけ」という不学な俺に、お前なに言ってんだ?この本読めよ!と友に言われて購入し、本棚に数年放置されていた本。でも読み初めて見たら一日で読んでしまった。
    人を信じる。自らの襟を正す。思いを共有する。
    稲森さんがJALで行ったことは示唆に富む。

    「人生・仕事の結果=考え方×熱意×能力」

    当たり前のようでいて目から鱗だった。

  • 日本産業史に輝くJALの奇跡的な再建劇(倒産したJALを3年で再建し、高収益企業に生まれ変わらせた)。その舞台裏を、稲盛和夫の副官として間近に見た著者が改めて明かした本。

    ビジネス書、経営書というより、熱い人間ドラマとして感動的だ。

    政府から請われて再建を(無償を条件に)引き受けた 稲盛和夫だが、JALの幹部たちからの反発も大きく、歓迎されてはいなかったことを、本書で初めて知った。

    しかし、稲盛は社員一人ひとりの心を変えることから再建を始め、短期間でフィロソフィーを作り変え、社風を変えたのだ。

    JAL再建は、稲盛経営学の普遍性――京セラやKDDIのみならず、どの会社の経営にも適用できる――を証し立てるモデルケースにもなった。

  • 江上剛さんの「翼、ふたたび」を読んで、もっとJALがどうやって再建できたのか知りたいと思っていた時にこの本を見つけました。
    社員を信じ、心を蘇らせる。トップ自ら無償の愛情を注ぐことで、社員から太陽のような人と尊敬され、やる気をみなぎらせる。
    理論だけでなく愛情がとても大事なんだなと学ぶことができました。

  • 「能力」×「考え方」×「熱意」

    人間として何が正しいか
    考え方は間違った方に進んでないか随時、本を読んで照らし合わせること

  • どの会社にも似たような悩みがあるように思います。
    フィロソフィーを会社に浸透させ、社員が一丸となって同じ方向へ進んでいく。そのような夢もの語りが現実に起こる。本を読んだだけで稲盛さんの支持者になりました。
    業種によらず一読の価値大ありです。

  • 半沢直樹シリーズ、銀翼のイカロスにおける帝国航空のモデルであると知って、ミーハーだと思いながらもこの作品を読んだ。どの集団においても、成功したいと思うなら、心が大事であると確信させてくれた。ぜひ多くの人に手に取ってもらいたい。

    • bonzさん
      会社全体が目標に向かって日々努力するのは当たり前だが、集団がひとつにまとまることは大変難しいと感じている。私は教育現場で働いているが教職員の...
      会社全体が目標に向かって日々努力するのは当たり前だが、集団がひとつにまとまることは大変難しいと感じている。私は教育現場で働いているが教職員のまとまりを感じた事はない。職場全員に読んでいただきたい。
      2020/10/24
  • 小説のような書かれ方がされているため非常に読みやすい。
    内容としては、「JALの再建は、稲盛和夫氏の大きな愛情と利他的な心によるものである」と一貫している。

    本書の著者は稲盛和夫氏の右腕でもある太田嘉仁氏である。著者は稲盛和夫氏から直接、「JALの意識改革」を任され、JALの再建に深く関わった。そのため、本書では、内容がリアルに書かれており、壮大な印象を受けながら読むことができる。
    特にJALの社員や役員の思想変換に対して、著者の奔走する様子は大変生々しい。ある程度、簡略化されているとは思うが、彼らの悪性な固定観念や勘違いをなんとか正しき方向に持っていこうとしている様子に読み手としてもため息が出てしまう。

    そして何より、JALの再建の鍵、「稲盛和夫氏の哲学」は事業再建ではなく、読者自身の仕事・人生にも大きなヒントになり得るようなものがたくさん見られる。

    ・成功方程式
     人生/仕事の成功=考え方×熱意×能力
    ・正しい考え方:六つの精進
     誰にも負けない努力をする
     謙虚にして驕らず
     反省のある毎日を送る
     生きていることに感謝する
     善行、利他行を積む
     感性的な悩みをしない

    人間として当たり前のことを常に考え行動してきた稲盛和夫氏。その誠実さが大きな物事を変えさせていくという本書のストーリーは大変面白かった。


    最後に、自戒を込めて、個人的に気になったエピソードを書いておく。結局、物事は人と人との関わりなのだから、ヒューマンソフトの重要性は忘れてはならない。

    ******
    JAL再建が成功した後、〜コンサルティングファームの一社が「どういう手法で再建に成功したのか教えてほしい」と聞きに来たことがあった。〜ただ、そこで、意識改革やフィロソフィ教育について話をしても、彼らには全く理解できなかったようだった。心を変えることよって再建ができるもは信じられなかったのである。
    ******

  • 稲盛和夫氏がJAL再建に乗り出した際、京セラから同行した元秘書の目線から見たJAL改革。

    著書は京セラフィロソフィーに通じていたため、JALでもそうした精神改革を担当し、業績回復が最優先される中でも徹底したマインドセット教育を行うことで、反発を受けながらも奇跡と呼ばれたV字回復へと導いていく。

    思うに、JALには、それこそ国家公務員のように優秀な人材が集まっていたものの、官僚組織化してしまったことの弊害で、当たり前にビジネスができない状況に陥っていた。そんな状況下で、正しいマインドセットを注入すると、思わぬ威力を持って会社は変わっていった。マインドセットの力はすごいと思いつつ、JALが元々持っていた人材力もすごかったのではないか。

    稲盛氏が会長になる際、色々と反発もあったと記憶しているが、今となっては彼以外が会長になっていたらどうなっていたのか、と冷や汗ものである。

  • JAL再生。

    愛なんだ、と。
    エンゲージメントを高めるために何をすべきか、一体感を得るためにどうすればいいのか。

    成功方程式とは。
    人生仕事の結果=考え方×熱意×能力

    稲盛さんの本を読むと、なんか熱くなるのは何故だろう?

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著者プロフィール

大田 嘉仁(おおた・よしひと)
元京セラ常務秘書室長。元日本航空会長補佐。
1954年鹿児島県生まれ。78年立命館大学卒業後、京セラ入社。88年に米国ジョージ・ワシントン大学ビジネススクールに留学。90年、外国人では初となる首席で卒業し、MBAを取得。帰国後は、京セラ秘書室長、取締役執行役員常務などを経て、2010年12月日本航空(JAL)会長補佐・専務執行役員に就任(13年3月退任)。15年京セラコミュニケーションシステム代表取締役会長、顧問を務めた後、株式会社MTG会長ほか、数社の社外取締役や顧問を務める。
京セラ創業者・稲盛和夫氏の側近を約30年間務め、日本航空再建時は稲盛氏の会長補佐として意識改革等に従事、再上場へと導く。稲盛氏が「私の副官」と呼んで絶大な信頼を寄せた人物と知られ、「側近中の側近」としてメディアで取り上げられることも多い。著書に『JALの奇跡』(致知出版社)がある。

「2023年 『稲盛和夫 明日からすぐ役立つ15の言葉』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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