JALの奇跡 (稲盛和夫の善き思いがもたらしたもの)

著者 :
  • 致知出版社
4.07
  • (35)
  • (27)
  • (12)
  • (7)
  • (1)
本棚登録 : 419
感想 : 35
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (262ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784800911896

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • JALの復帰には、何か国が支援したのでは?という思いは私にもあったが、そんなことがなく、経営層から社員までの意識改革が全て、というところに驚く。繰り返し述べられている、成功方程式=考え方×熱意×能力、というのは納得。そして上に立つ人ほど努力と善いことが常にできる人格形成が必要。
    軌道に乗るまでの苦労は軽めの記載の本になっているが、恐らく実態は、抵抗にあった部分がもっと大変だったのではないのかな?と思う。

  • 当たり前のことを当たり前にやるということが、
    とても大切なこと。

    簡単そうなのに、実は難しい。
    難しくしているのは、人間のクセかなと思った。

    自分自身や、周りからの影響。

    常に善きことを思い
    熱意をもって事にあたれば
    何でも成し遂げられる、はず。

    素直にまっすぐ生きていこう。

  • 図書館

    前半の精神改革は、ネットや人づてに聞いた話と大分乖離があったので、やる側と受け側でよくあるズレがあるんだな、と感じた。

    後半の経営の見直し方、が、再建の鍵だったのだと思う。元から優秀な方達だったので、無駄を省き、連携をとることで、あれだけの結果を出せたんだろうなぁ、と感じた。

    稲森さんの精神論に感銘を受けたから、というより、
    稲森さんが細かいところまで手を抜かずに、一つ一つ仕事の進め方を見直したからこそ、の成果だと思う。

    フィロソフィ云々ではなく、真面目に真摯に向き合うその姿勢こそが、JALのひとたちに響いたのでは無いだろうか。

  • 成功=熱意×考え方×能力
    →特に考え方や熱意はマイナスやゼロになりうる。組織の中でこの数値を高く保つには困難が伴う。

    組織の文化を変えるにはトップから。リーダーがいかに強く熱量と説得力を持って伝えられるか。
    その上で組織に一貫したフィロソフィを根付かせる。全てをここに帰結させるよう矛盾を排除する。従業員を信じるところから経営は始まる。今の文化が悪くても従業員1人1人の根っこの思いは別のところにある。

  • JAL再建と経営理念の重要性について。

  • 稲盛さんのJAL改革を支えた著者。
    面白かった。

  • 人間としての心構えを学ぶことができる最高の本だと思います。感謝、人を信じる心、愛、人間として何が正しいかを常に考えながら、常に努力を積み重ねていくことが大事だと学びました。

    本書に記載があった通り、自分が辛い状況に陥っても、誰かを憎むのではなく、まずは自分が一生懸命努力しようと思いました。

  • JAL嫌いだった稲盛さんがJALを再建していく物語。
    ・JALの雇用を守るため
    ・適正な価格競争を起こすため

    好き嫌いではなく、経営とは何かをお弟子さんに
    自ら率先して動くことで心を動かす大尊敬の経営者です。

  • 素晴らしいの一言。

    ど真剣、心の経営者稲盛和夫氏の腹心 大田嘉仁氏の
    手になるJAL再建の魂の記録です

    「惚れさせんかよ」
    社員をトコトン信じる大きな愛

    大田氏から見た人間稲盛和夫の魅力も
    存分に伝わってきます。

  • 経営者として知られ、誰もが名前を聞いたことがある稲盛和夫氏。なぜ彼は経営者として成功したのか、どのような姿勢で経営を行っているのか、稲盛氏の経営理念におさまらず、氏の人生観まで学ぶことができる1冊。たしかに経営者は大きな責任をおい、批判の矢面に立たされる存在である。しかし、批判を受け入れた上でなお、それに迎合せず正しい選択を行い社員をまとめあげ、結果を残す氏の経営エッセンスがつまっている。

全35件中 21 - 30件を表示

著者プロフィール

大田 嘉仁(おおた・よしひと)
元京セラ常務秘書室長。元日本航空会長補佐。
1954年鹿児島県生まれ。78年立命館大学卒業後、京セラ入社。88年に米国ジョージ・ワシントン大学ビジネススクールに留学。90年、外国人では初となる首席で卒業し、MBAを取得。帰国後は、京セラ秘書室長、取締役執行役員常務などを経て、2010年12月日本航空(JAL)会長補佐・専務執行役員に就任(13年3月退任)。15年京セラコミュニケーションシステム代表取締役会長、顧問を務めた後、株式会社MTG会長ほか、数社の社外取締役や顧問を務める。
京セラ創業者・稲盛和夫氏の側近を約30年間務め、日本航空再建時は稲盛氏の会長補佐として意識改革等に従事、再上場へと導く。稲盛氏が「私の副官」と呼んで絶大な信頼を寄せた人物と知られ、「側近中の側近」としてメディアで取り上げられることも多い。著書に『JALの奇跡』(致知出版社)がある。

「2023年 『稲盛和夫 明日からすぐ役立つ15の言葉』 で使われていた紹介文から引用しています。」

大田嘉仁の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×