- Amazon.co.jp ・本 (262ページ)
- / ISBN・EAN: 9784800911896
感想・レビュー・書評
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JALの復帰には、何か国が支援したのでは?という思いは私にもあったが、そんなことがなく、経営層から社員までの意識改革が全て、というところに驚く。繰り返し述べられている、成功方程式=考え方×熱意×能力、というのは納得。そして上に立つ人ほど努力と善いことが常にできる人格形成が必要。
軌道に乗るまでの苦労は軽めの記載の本になっているが、恐らく実態は、抵抗にあった部分がもっと大変だったのではないのかな?と思う。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
当たり前のことを当たり前にやるということが、
とても大切なこと。
簡単そうなのに、実は難しい。
難しくしているのは、人間のクセかなと思った。
自分自身や、周りからの影響。
常に善きことを思い
熱意をもって事にあたれば
何でも成し遂げられる、はず。
素直にまっすぐ生きていこう。 -
図書館
前半の精神改革は、ネットや人づてに聞いた話と大分乖離があったので、やる側と受け側でよくあるズレがあるんだな、と感じた。
後半の経営の見直し方、が、再建の鍵だったのだと思う。元から優秀な方達だったので、無駄を省き、連携をとることで、あれだけの結果を出せたんだろうなぁ、と感じた。
稲森さんの精神論に感銘を受けたから、というより、
稲森さんが細かいところまで手を抜かずに、一つ一つ仕事の進め方を見直したからこそ、の成果だと思う。
フィロソフィ云々ではなく、真面目に真摯に向き合うその姿勢こそが、JALのひとたちに響いたのでは無いだろうか。 -
成功=熱意×考え方×能力
→特に考え方や熱意はマイナスやゼロになりうる。組織の中でこの数値を高く保つには困難が伴う。
組織の文化を変えるにはトップから。リーダーがいかに強く熱量と説得力を持って伝えられるか。
その上で組織に一貫したフィロソフィを根付かせる。全てをここに帰結させるよう矛盾を排除する。従業員を信じるところから経営は始まる。今の文化が悪くても従業員1人1人の根っこの思いは別のところにある。 -
JAL再建と経営理念の重要性について。
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稲盛さんのJAL改革を支えた著者。
面白かった。 -
人間としての心構えを学ぶことができる最高の本だと思います。感謝、人を信じる心、愛、人間として何が正しいかを常に考えながら、常に努力を積み重ねていくことが大事だと学びました。
本書に記載があった通り、自分が辛い状況に陥っても、誰かを憎むのではなく、まずは自分が一生懸命努力しようと思いました。 -
JAL嫌いだった稲盛さんがJALを再建していく物語。
・JALの雇用を守るため
・適正な価格競争を起こすため
好き嫌いではなく、経営とは何かをお弟子さんに
自ら率先して動くことで心を動かす大尊敬の経営者です。 -
素晴らしいの一言。
ど真剣、心の経営者稲盛和夫氏の腹心 大田嘉仁氏の
手になるJAL再建の魂の記録です
「惚れさせんかよ」
社員をトコトン信じる大きな愛
大田氏から見た人間稲盛和夫の魅力も
存分に伝わってきます。