石蹴り遊び (フィクションの楽しみ)

  • 水声社
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本棚登録 : 77
感想 : 6
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  • Amazon.co.jp ・本 (579ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784801001930

感想・レビュー・書評

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  • そもそも石蹴り遊びとはなんなのか?石を蹴って遊ぶんだろうがどんな遊びなんだろう。なぜこの小説のタイトルが石蹴り遊びなのか?
    オリベイラは、世の中のきっちりとした線図に、小石を蹴り入れられない。そこでおもしろい存在がラ・マーガなのである。ラ・マーガは難しい哲学や音楽の話についていけないけど、そのほうがかえって答えに近いというパラドクスになっている。
    トラベラーやタリタも何も線図のきっちり引かれた石蹴り遊びで、ぐずったり、ごねたり、するこたぁないというスタンスだろう。オリベイラは小石をうまく枡に蹴り入れたかったけど、やはり蹴り入れられなかったのだろうが、別にそれでよかったんじゃないかねぇ。

  • おもしろいのだが、長いのでいったん中断。

  • ふむ

  • 復刊。
    本書の最大の特徴は、やはり『著者が読み方を指定している』ところだろう。真っ当に読んでも面白いが、色々な仕掛けがあって、それを読み解いて行くのもまた面白い。

  • 161015 中央図書館
    うう、これはよほどの文学好きかつジャズやらなんやらのジャーゴンを知っていないと読み通すのはきついな。
    コルサタルと漱石が似ているということについて、(特に代助とこの『石蹴り遊び』の主人公オリベイラとの類似)指摘があったことを、備忘として。
    <a href='https://ksurep.kyoto-su.ac.jp/dspace/handle/10965/765' target='_blank'>https://ksurep.kyoto-su.ac.jp/dspace/handle/10965/765</a>

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