- Amazon.co.jp ・本 (579ページ)
- / ISBN・EAN: 9784801001930
感想・レビュー・書評
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そもそも石蹴り遊びとはなんなのか?石を蹴って遊ぶんだろうがどんな遊びなんだろう。なぜこの小説のタイトルが石蹴り遊びなのか?
オリベイラは、世の中のきっちりとした線図に、小石を蹴り入れられない。そこでおもしろい存在がラ・マーガなのである。ラ・マーガは難しい哲学や音楽の話についていけないけど、そのほうがかえって答えに近いというパラドクスになっている。
トラベラーやタリタも何も線図のきっちり引かれた石蹴り遊びで、ぐずったり、ごねたり、するこたぁないというスタンスだろう。オリベイラは小石をうまく枡に蹴り入れたかったけど、やはり蹴り入れられなかったのだろうが、別にそれでよかったんじゃないかねぇ。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
おもしろいのだが、長いのでいったん中断。
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復刊。
本書の最大の特徴は、やはり『著者が読み方を指定している』ところだろう。真っ当に読んでも面白いが、色々な仕掛けがあって、それを読み解いて行くのもまた面白い。 -
161015 中央図書館
うう、これはよほどの文学好きかつジャズやらなんやらのジャーゴンを知っていないと読み通すのはきついな。
コルサタルと漱石が似ているということについて、(特に代助とこの『石蹴り遊び』の主人公オリベイラとの類似)指摘があったことを、備忘として。
<a href='https://ksurep.kyoto-su.ac.jp/dspace/handle/10965/765' target='_blank'>https://ksurep.kyoto-su.ac.jp/dspace/handle/10965/765</a>