- 本 ・本 (255ページ)
- / ISBN・EAN: 9784801302099
感想・レビュー・書評
-
テセウスの船など有名な問題を用いた頭の体操ができる本。
解説に図が頻繁に使われておりわかりやすくて読みやすかった。
論理的思考力を鍛えるというよりも有名な問題を教養として知れて面白かった。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
パズルの作家が作った思考実験の書
思考実験というより、数学のパズルを解くような感覚です。
暴走トロッコ
効かない薬
テセウスの船
アキレスの亀
タイムマシン
囚人のジレンマ
などなど
ところどころに、見た目、結構簡単なズラをしているものがあったり、ちょっとした違いが全然違う結果になったりと、大道詰将棋のような感覚でたのしい
目次
第1章 倫理観を揺さぶる思考実験
第2章 矛盾が絡みつくパラドックス
第3章 数字と現実の不一致を味わう思考実験
第4章 不条理な世の中を生き抜くための思考実験
おわりに
ISBN:9784801302099
。出版社:彩図社
。判型:4-6
。ページ数:255ページ
。定価:1300円(本体)
。発行年月日:2018年07月24日第15刷 -
トロッコ問題やモンティ・ホール問題などの倫理・数学的問題を図や数式を使って分かりやすく説明している。自分も数学は苦手な方では無かったが、本に載っている問題とその答え・考え方・概念は自分の中にはないものだったのでとても勉強になった。
-
「思考実験」という言葉に惹かれて手に取りました。お題の中には今までに聞いたことのある実験もあったけれど、ほとんどが初めましてのお題で、結構真面目に考えながら読みました。
…読後一番の感想は、「ボクの頭はまだまだ考えることをきちんとできてない!」ということでした。思い知らされた感じです。
何度も繰り返し読もうというつもりはないけれど、しばらく放っておいて、忘れた頃にまた読んでみようかな、と思っています。その時はどれくらい頭が「考えられる」ようになっているでしょうか?(=^_^=) -
有名な暴走トロッコ問題やモンティ・ホール問題、囚人のジレンマなど、究極の選択や矛盾を生じる事例をもとに、論理的に考える訓練へと導かれる。
理解を助けるための図を多用して、くどいぐらいの丁寧な説明を繰り返す。初めて問題を見た人でも、わかりやすい内容に徹底している。
特に印象に残った問題に、'テセウスの船'がある。
歴史的遺産として保存されている'テセウスの船'。年月の経過とともに、修理が必要となり、部材が新しいものに変えられていく。そして、全ての部材が新しいものに変わったとき、この船は'テセウスの船'と呼べるのだろうか?また、修理のために取り外された全ての昔の部材で再構築された船こそ、'テセウスの船'と呼ぶべきでは、という問いが投げかけられている。脳が疲れるのか、疲れた脳が癒されるのかは、読み手にかかるのだろう。 -
トロッコ問題、自白問題、アキレスと亀など、有名どころ。抜き打ちテスト問題もかれこれ半世紀前くらいからありますね。
昔のカッパノベルス頭の体操みたいだった。 -
トロッコ問題、テセウスの船、モンティホールジレンマなど有名な事例が多く、論理パズルが好きな方にはお馴染み。トロッコ問題など、同じ事例をなんども形を変えて検証しているのは、確かに思考実験となるが、一気に読むと頭が疲れます
-
思考実験は読み物として面白い。
論理的思考力は身につかないと思う。 -
論理的思考ってこういうことか。
昔、嘘つき村と正直村とかあったけど、それを思い出した。途中、計算式?の辺りは分からなくて飛ばした。
何気なく暮らしている中でも、突き詰めて考えると他の見方ができたり、理由があっての結果なのかなと思った。文章は非常に簡単で言葉もいっさい難しいものは出てこない。
著者プロフィール
北村良子の作品





