- Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
- / ISBN・EAN: 9784801303508
感想・レビュー・書評
-
マルクスの難解な文章を身近な内容に例えて解説しており、とてもわかりやすく読みやすかった。
資本主義社会の仕組みや歪み。読み終えた後、サラリーマンであることに少し虚しさを感じたが、更に理解を深める為に再読したい。
他の経済学の理論(の解説書)も読んでみたいというきっかけになった。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
オーディブルで鑑賞。
原文で読むのはかなり難しそう。
意訳で現代日本の例とともに解説してもらえて要点は押さえられたと思う。
ながら聞きなので大雑把に把握。
資本は自らを増大させる習性がある。
資本主義社会では格差は広がるように構造的にできている。
サラリーマンは自分の労働の対価として給与を受け取っているように見えるが、深く掘り下げていくと資本家のためにタダ働きしている。 -
資本論を読む前の準備として読みましたが、雰囲気を掴むのには良い気がしました。
-
資本論をわかりやすく解説してる。労働者は労働力を資本家に商品として提供しているだけであることを認識すると働くことへの考え方を変えることができると思う。この流れでポスト資本主義系の本読みたい。
-
資本主義を攻略するためにどうすべきか、資本論をサマった上で最後に述べられている。
-
初心者にもわかりやすい良書だと思います。
その理由は、
* サラリーマンは資本家(経営者)のためにタダ働きしているという事実を論理的に証明している。
* この本が世界に与えた影響は大きい。この本の出版前は貧乏なのはその人の自己責任だと考えられていたが、出版後は資本主義の構造的欠陥にも原因がある事が明らかになった。
この変化が、社会保障制度誕生の原因になった。多くの資本主義国家で社会福祉を重視するようになったのは、この「資本論」のお陰。
したがって、日本での自己責任論は、明らかに間違っていることが分かりました。
-
カール・マルクス著『資本論』が纏められた一冊。半ページに原文訳、もう半分に解説と補足という構成になっている。文体も平易で、例えも挿入されており非常に分かりやすい。
資本論をさらっと理解するには適していると言える。良書。
過剰労働と必要労働については非常に興味深い内容だった。なぜサラリーマンが金持ちになれないのか、その理由が極めて論理的に展開されている。 -
・マルクスの資本論は人を感情的にさせる。労働者と資本家との埋められない差を突きつけるだけで、解決策がないから。
本書は現代に照らし合わせて最後に解決策を提示する
・サラリーマンは労働を商品に、会社から安く買い叩かれている。自分で商品を持つことが肝要である。 -
労働者がお金持ちになれない理由。
必要最低限の賃金しか支払われないこと。
労働者は賃金が定まっているため、受け取る賃金以上の生産は資本家に吸収されること。