売春島~「最後の桃源郷」渡鹿野島ルポ~

著者 :
  • 彩図社
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本棚登録 : 144
レビュー : 15
  • Amazon.co.jp ・本 (280ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784801304208

作品紹介・あらすじ

【ベストセラーノンフィクションの文庫化】
文庫化に際して、渡鹿野島を凋落に導いた重要人物「Y藤」の消息を追記。渡鹿野島の歴史のすべてが明らかになる!

“売春島”。三重県志摩市東部の入り組んだ的矢湾に浮かぶ、人口わずか200人ほどの離島、周囲約7キロの小さな渡鹿野島を、人はそう呼ぶ。島内のあちこちに置屋が立ち並び、島民全ての生活が売春で成り立っているとされる、現代ニッポンの桃源郷だ。
この島にはまことしやかに囁かれるさまざまな噂がある。
「警察や取材者を遠ざけるため客は、みな監視されている」「写真を取ることも許されない」「島から泳いで逃げようとした売春婦がいる」「内偵調査に訪れた警察官が、懐柔されて置屋のマスターになった」「売春の実態を調べていた女性ライターが失踪した」……
しかし、時代の流れに取り残されたこの島は現在疲弊し、凋落の一途を辿っている。
本書ではルポライターの著者が、島の歴史から売春産業の成り立ち、隆盛、そして衰退までを執念の取材によって解き明かしていく。伝説の売春島はどのようにして生まれ、どのような歴史を歩んできたのか?
人身売買ブローカー、置屋経営者、売春婦、行政関係者などの当事者から伝説の真実が明かされる!

感想・レビュー・書評

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  • 高木瑞穂『売春島「最後の桃源郷」渡鹿野島ルポ』彩図社文庫。

    ベストセラー・ノンフィクションということだが、内容は所謂コンビニ本のレベル。

    三重県志摩市東部の的矢湾に浮かぶ周囲7キロの小さな島、渡鹿野島。島内のあちこちに置屋が建ち並び、僅か200人の島民の生活は売春で成り立っていると言われる。

    横行する人身売買、男に騙されて売春宿に売られた若い女性が島から泳いで逃げたという話、島の売春の実態を調査していた女性ライターが失踪した話、島を訪れる客は全員監視されているという話、どこまでが真実なのか……

    本体価格682円
    ★★★

  • 売春島の歴史がわかる、まさかここまで詳しく紐解いていくとはと思う。

    最後の湖雲寺の話がリアル過ぎて…

  • 職場の同僚のフーゾク体験を聞いてるときに出た一つの話題がこの売春島だった。京都から車でちょっと走ったら行ける三重県の夢の島がかつて存在したとは!
    興味が湧いた時には時既に遅し、である。
    悔しいからどんなところだったんだろうと検索掛けたらこの本がひっかがった。
    週刊誌のように誇大妄想に面白おかしく書かれたものではなく、まじめ?に取材された内容で栄枯盛衰、渡鹿野島の歴史を隈なく学ぶことが出来て本望である。
    文中にも出てきたが、昔は着物でお披露目しての女の子選びだったのが、いつしかスーツ姿で即物的になり、駆け引きも奥ゆかしさもかわいらしさもなく、ただ股を開いてヤルだけ。古き良き時代とは言ったものだ。懐古趣味だの年よりの戯言とはいうけれど、若者よ、今のセックス楽しいか?

  • 内容は島の歴史を辿り、江戸時代から現在までを扱うルポ。証言者の裏取りなどをしているがどこまで本当でどこまで嘘なのか疑ってしまうほど自分が見ている現実離れしている。
    文章が読み辛い部分が多くそこが気になった。

  • 島の成り立ちとか怪しげな噂話レベルで始まるのだけど、裏稼業で繁栄し、今はクリーンにしようとして苦戦している島の実情が描かれている。一癖も二癖もある登場人物たちが面白かった。

  • 三重県志摩市にある渡鹿野島。かつて「売春島」と呼ばれた、売春オンリーで潤っていたという小さな島の歴史を辿るルポ。
    こんな地域が日本にあるんだと驚き、単行本が出たときから気になってはいたが本屋でわざわざ探したりネットでポチるほどでもなく、結局文庫が出たすぐあとに、たまたま近くの本屋で見つけて買った。

    それにしても著者の取材力がすごい。そのパワーに脱帽。この調査能力は(わたしは記者でもなんでもありませんが)まねできない。

  • 場所には歴史がある。特徴のある島なら尚のこと。売春の島として有名なところにも歴史がありその変遷と今と。興味深く読めたしそういった変遷にも興味が湧いた。

  • 大学時代から気になっていた島だったから、深く分かってよかった。文庫オリジナルのあとがきもついて、その後も詳しく知れた。レジャーで遊びに行こうとは思わないな

  • ‪渡鹿野島盛衰の歴史を追ったルポ。‬
    ‪先日ここの島興しのTV番組にジャニーズのタレントが出てたけど、若い彼らは昔のことなんて知らないか…‬
    ‪俯瞰した視点や女性を売りものにした側の視点ばかりで、似たテーマを扱った藤井誠ニ『沖縄アンダーグラウンド』と比べたらなんだか薄い感じ。

  • 三重県志摩市にある渡鹿野島。
    かつて「売春島」と呼ばれた島について、売春産業の成り立ち、隆盛、そして衰退までのルポルタージュ。

    著者は男性だった。
    全体的にまとまりがなく中途半端な印象。

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著者プロフィール

ノンフィクションライター。月刊誌編集長、週刊誌記者などを経てフリーに。主に社会・風俗の犯罪事件を取材・執筆。著書に『黒い賠償 賠償総額9兆円の渦中で逮捕された男』(彩図社)、『裏オプ JKビジネスを天国と呼ぶ“女子高生”12人の生告白』(大洋図書)など。

「2019年 『売春島 「最後の桃源郷」渡鹿野島ルポ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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