図解 モチベーション大百科 (サンクチュアリ出版)

著者 :
  • サンクチュアリ出版
3.63
  • (80)
  • (139)
  • (138)
  • (32)
  • (8)
本棚登録 : 2981
感想 : 182
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (248ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784801400429

作品紹介・あらすじ

続々重版! 13万7千部突破!_x000D_
_x000D_
私たちには意思があり、意思があって動いている。_x000D_
でも、意思じゃないものも私たちを動かしている。_x000D_
私たちを動かしている“モチベーション"とは一体なにか_x000D_
“モチベーション"の正体を突き止めるべく、スタンフォード大、ハーバード大、_x000D_
コロンビア大、プリンストン大、ペンシルバニア大など数々の一流研究機関でおこなわれた_x000D_
100通りの心理・行動実験を、ビジネスマンにも応用できるよう図解でわかりやすく解説。_x000D_
“モチベーション"をマスターすれば、面倒くさがりな自分も、怠惰な周囲の人たちも、_x000D_
頑固な顧客たちも、どうしてそうするのか? どうしてそうしないのか?_x000D_
長年の謎が解け、ビジネスで抱える問題の多くが解決するだろう。_x000D_
_x000D_
目次より_x000D_
Chapter1 動機づけのモデルケース_x000D_
目標勾配 ゴールを間近に感じさせる。_x000D_
キャンディ効果 スモールプレゼントをする。_x000D_
消費ゴール 報酬を予定する。_x000D_
自問式セルフトーク 自分にもお伺いを立てる。_x000D_
マインドセット 価値観と行動を結びつける。_x000D_
内発的動機づけ 報酬は一つにする。_x000D_
小分け戦略 手数を増減させる。_x000D_
同調状態 動きを合わせてから、取り掛かる。_x000D_
課情の妥当性 噂に気をつける。_x000D_
証明型と習得型 当人比で評価する。_x000D_
親近効果 すすめたいものは右側に置く。_x000D_
罰金と報酬 あげるよりも、取り上げる。_x000D_
学習動機 向こうからやりたい気持ちにさせる。_x000D_
心理的リアクタンス やりたがることを尊重する。_x000D_
_x000D_
以下、_x000D_
Chapter2 人材育成のモデルケース_x000D_
に続く

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  •  どうすれば、人は意欲的になれるのか。感情と行動のメカニズムを一挙に紹介。

     どうしてもネガティブ思考に陥りやすい自分なので、少しでも前向きになれればとこの本を手に取りました。

     項目ごとに100以上の法則がどこから読んでも良いように紹介されており、とても分かりやすかったです。

     どれもみな、心理学や行動実験で検証されてものばかりなので、説得力がありました。

     すべてが自分に当てはまるわけではありませんが、これはやってみようというものがいくつかあり、少しずつ実践していこうと思いました。

     この本を読んだこと自体でもモチベーションが上がりました。

  • ■ポイント
    ①スタンフォード大学・ハーバード大学など、一流研究機関の学者が行った100の心理行動学から学ぶ「モチベーション法則」をまとめた本
    ②著者は「世界No1コーチ アンソニー・ロビンズ」から直接指導を受けた、行動心理学者の池田氏
    ③モチベーションとの付き合い次第で人生が決まる
    ④面白いと感じた項目
    1.目標勾配:ゴールに近づくほどモチベーションUP(珈琲スタンプ)

    2.消費ゴール:一度きりのごほうびは、予定された時間からモチベーションを高め、「それが消費されるまで」モチベーションを高めてくれる
    →2カ月ごとにごほうびを用意しておく

    3.小分け戦略:やりたいことは手数を減らし、やめたいことは手数を増やす(スマホはカバンの奥底へしまっておくなど)

    4.証明型と習得型:他人との比較よりも、自分の成長度合いで評価されたほうが人は努力しやすい

    5.罰金と報酬:「成功したらあげる」よりも「失敗したら取り上げる」方がインセンティブ(人々の意思決定や行動を変化させる要因)に効果的
    →人は一度でも所有権をもつと、手放すことに大きな抵抗を感じる

    6.学習動機:相手の気持ちに寄り添うと動いてもらいやすい

    7.プライミング効果:人は使った言葉にふさわしい人物を体現する
    →見聞きしたり普段使う言葉通りの人になる

    8.集合的無知:人数が多いほど自分ではない誰かが対処してくれると思い込みやすい

    9.マシュマロ実験:1つの誘惑に勝てると他の誘惑に対しても自制心が働きやすい。
    我慢は「我慢」だと捉えた途端にするのもさせるのも難しいものになる。
    我慢していると考えられない状況を作ることが大事。

    10.役割の力:役割は人に大きな影響を与える。
    「自分はどんな存在でありたいか?」役割を考える。

    11.目標設定理論:具体的で難しすぎず受け入れられるレベルの目標を提示されると人はやる気を出す。

    12.非競争的報酬:自分との競争は意欲を生みやすい。

    13.セレンディピティ:結果は出来事にどう意味付けをするかで変化する。

    14.ピリオダイゼーション:人は期限が見えないと集中できない。
    1日でとらえるのではなく、これからの3時間で何ができるのかを考える。

    15.行動思考:理由を考えると行動が鈍くなり、「何をすべきか?」に意識を向けると具体的行動がとりやすくなる。

    16.妥当性の論理:「自分の行動が他人にどう影響を与えるのか?」を強調して伝えると、関心をもってもらいやすい(手を洗うことによる自分への影響or患者への影響)

    17.計画の誤り:自分の作業時間は楽観的に見積もりやすい。
    →1週間のうち2日ほどバッファ(余裕時間)を設けておく。

    18.計画と誘惑:計画を持たずに記憶を頼りにしていると誘惑に弱くなる。
    移動中・隙間時間など、シチュエーション別にやることリストを作っておく。

    19.機会費用:何か取り組みたいと思うことがあっても、「他のことをやってもいい」状態だと「それに取り組む」という選択が難しくなる。

    20.返報性の原理:人は何かしてもらった分、返したいという欲求がわく。

    21.模倣効果:相手の行動や癖をまねると相手は自分に好意を持ちやすい。

    22.初頭効果:先に提示された性質は、後で提示された性質を包括するほど強い意味を持つ。
    例:
    Aさん 優しい 丁寧 几帳面 頑固
    Bさん 頑固 几帳面 丁寧 優しい
    →Aさんのほうが好印象

    23.遅れの影響:時間不足は人の信念を失わせる。

    24.感情変換:気持ちが高ぶっているときは、「興奮状態だ」と認めたほうがパフォーマンス上がる。
    →緊張は敵ではなく味方。自分は緊張しているということを認める。

    25.感情のコントロール:静かに座っていれば怒りは落ち着く。

    26.パワーポーズ:姿勢は気分に影響を与える。
    →背筋を伸ばし、普段から良い姿勢を意識する。

    27.交互練習:並行して別々のことを勉強したほうが、記憶に残りやすい。

    28.感情表現:触れる言葉や使う言葉でストレスは変化する。
    →普段からポジティブな言葉を使う。

    29.損失回避:人はたった数分でも所有すると、手放す痛みを生じる。

    30.問題の客観視:自分の問題よりも他人が直面している問題のほうが答えを見つけやすい。
    →他人の問題として捉えるように意識を変える

    31.先見的後知恵:仮定で考えるよりも、実際に「そうなった」という前提から考えたほうが発想が膨らみやすい。
    例:新入社員が離職してしまったと仮定する
    or
    新入社員が実際に離職した
    その原因を考える。

  • 何処かで聞いた事があるものが殆どだったけれど、大学などでの実証実験と対になっている事、そして「大百科」というタイトルのおかげで多くの人がポジティブな判断を下している、という印象のある一冊。

    もしこの本がスピ系だったり引き寄せ系の本として出ていたらどうだろう、というところまで思考を進めて読んでいる人が少ないのが興味深いというか「認知バイアス」って結局「そういう」些細な事によって左右されるのかもね、とも思う。

    書籍の中にはセレンディピティはもとより、引き寄せの法則も(名前を変えてだが)登場する。
    『私は運がいい』と思う・口にするというのはセレンディピティの基本原理であるが『私は運が良い』を全面に押し出すと途端に胡散臭さを感じ、敬遠され、ネガティブな反応を引き起こすのは何故なのかを考えるのが、この書籍の果たしている本当の役割であるように感じる。

  • 【全体の感想】
    目から鱗な情報の連続でした。
    心理学を学んだことがあるため、すでに知っている内容も多くありましたが、効果が証明された実験の内容も紹介されているため、改めて心理的効果を理解することができました。
    非常に多くの効果が紹介されているので、一読で学ぶよりも、迷ったときや悩んだときに何度も何度も本書を開いて、実際に活用していくことに向いている本だと思います。(タイトル通り、百科事典としての利用、です)

    【おすすめしたい人】
    ・何かを選択する(意思決定する)ことが苦手な人
    ・面倒くさがりで楽しがちだけど、行動を変えたいと思っている人
    ★年齢や職業に関係なく、すべての人に学べる内容が含まれていると思います!

    【注目ポイント】
    ■意思決定の章
    普段意識していなくても、私たちは常に意思決定をしながら生きているため、特に活用しやすい知識が多かったように感じます。
    私自身、学生時代に行動経済学の先生に聞いた「迷ったら難しい道を選ぶ」という言葉を意思決定の指針にしていますが、この言葉の意味についても紹介されていました。
    この章はぜひ熟読してみてほしいです。

  • ビジネスで高い成果を出すための心理学。

  • 「宝探しをする感覚で読む一冊」

    モチベーション・人材育成・発想転換など7つのテーマについて、それぞれの場面で有効なスキル・考え方のアイデアが、その科学的根拠とともに載せられている。本の中には約100個ものアイデアが散りばめられており、まさにタイトル通りの「大百科」である。
    本当に必要な、有効なアイデアは、読む人・読むタイミングによって異なる。100個ものアイデアの中から、今の自分の人生にとっての「宝物・財産」をピックアップしていくつもりで読むと、非常にワクワクとした気持ちで読み進められるだろう。

  • モチベーションが上がらないのは自分のせいではない!ということがわかって心が楽になりました。

    実験そのものがとても興味深く最初から一気に引き込まれました。1回読んだら終わり、ではなくずっと手元に置いておいて、モチベーションを上げたい時に辞書のように使える本だと思います。

  • 時間がなくてザックリ読んだだけだが、使いやすそうな知識が多く書いていた。
    またゆっくり読みたい。

  • 分かりやすい。ページが多くて読み切れなかったので、また時間がある時に読み込みたい。

  • 今まで習った心理学!こうやって実践で考えることが出来るんだと感動

全182件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

株式会社オープンプラットフォーム代表取締役。早稲田大学商学部卒業後、起業。在学中からモチベーション心理学とリーダーシップを学ぶために渡米。最新の自己と組織の変革メソッドを伝える実践的なセミナーを行い続けている。毎回満席になる講座は、企業経営者・幹部、起業家、ベストセラー作家を輩出している。100名の業界トップリーダーを育成することをミッションに活動している。著書に、今回文庫化された『未来記憶』(小社)のほか、『タイムマネジメント大全――24時間すべてを自分のために使う』『覚悟の磨き方 超訳 吉田松陰』(ともにサンクチュアリ出版)などがある。

「2023年 『DOIT!「すぐやる人」に変わる未来記憶思考法』 で使われていた紹介文から引用しています。」

池田貴将の作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
柚木 麻子
大竹 昭子
アンジェラ・アッ...
エラ・フランシス...
ヴィクトール・E...
スティーヴン・ガ...
ヨシタケ シンス...
有効な右矢印 無効な右矢印
  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×