カレンの台所 (サンクチュアリ出版)

著者 :
  • サンクチュアリ出版
3.71
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本棚登録 : 691
感想 : 58
  • Amazon.co.jp ・本 (144ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784801400757

作品紹介・あらすじ

糸井重里 絶賛
この人は、日本語をこわしているのではない。
あたらしい日本語をデザインしているのだ。


読んだら作ってみたくなる!
言葉の魔術師・滝沢カレンが綴る、超感覚レシピ!


Instagramで公開中の鶏の唐揚げレシピが、
「独特すぎる」「文章が神がかっている」と話題の滝沢カレンさん。

「冷たい何も知らない鶏肉」
「お醤油を全員に気付かれるくらいの量」
「無邪気にこんちくしょうと混ぜてください」
「二の腕気にして触ってるくらいの力で、鶏肉をさらに最終刺激」

など、分量も工程もレシピの概念を覆す表現の数々に、
その発想はなかった! と世界観にハマる人続出中。

しかも、その言葉の通りにやってみると
感覚だけで本当に作れてしまう!

今回本書では、新たにたっぷり書き下ろした豪華全30メニューを掲載。
読むだけで作れてしまう新感覚レシピ本です。


レシピとは思えないその詩的な文章は、時に食材目線にまでおよび、
1つの料理ができあがるまでの食材たちの物語に、
実際に作らなくても引き込まれてしまうこと間違いなし。

どうぞ好きなページから開いてお楽しみください。

感想・レビュー・書評

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  • 9月に本書が大賞を獲り、直前までドッキリを疑っていた滝沢カレンがホントに獲ったのだと確信して号泣したという記事を読んで、予約した。3か月かかった。レシピ本大賞をとるだけあって、とっても新鮮な刺激をくれる本だった。

    レシピ本の定型を外し、文、イラスト、完成写真で構成され、文は「撮影現場でそのまま書き、言葉が沸き上がっているさま」がそのまま本になったらしい。分量表示は一切無い。その面白さは、ひとつの料理をピックアップして此処に紹介すれば忽ち理解されるのだけど、いかんせん、レビューが長くなりすぎる。

    不思議なことに、「ほぼほぼ」失敗なく作れそうだという文章になっている。そもそも、自分がつくる毎日の料理は一切分量を計らないわけだから、ホントに料理が好きな滝沢カレンがいつもの感じで作ってゆけば、美味しいものが出来て当たり前なのだろう。

    コロナ禍で、手軽で時短料理が求められてきたトレンドが変化したらしい。「いつもはしないけど、ちょっと料理してみようかしら。でもハードルは低い方がいい」。という初心者が、おそらくターゲット。
    「一体いつまでたったら仲良くなれるんだかというほど、毎回泣かせにかかる玉ねぎのみじん切り」、(中華丼の具は)「まぁこんくらいで口に運びたいなと「個人差♪個人差♪」とつぶやきながら切っていただいたらいいと思います」と、とってもイメージ湧く描き方。少し手間はかかるし、(100g 100円以上の肉は買わないという信条を持つ)私にはハードルの高い肉がしょっちゅう出てくるけど(←この基準は書いてみてちょっと異常だと気がついた)、「サバの味噌煮」「中華丼」「しゅうまい」「肉じゃが」「ドレスオムライス」など、作ってみたい。いつも今日は作るぞーと一日中思っていたのに、直前5分でやはりテレビが始まるから野菜炒めでいいや、と心変わりしてきた日々にサヨナラ‥‥できるかな。

  • 分量も分からないレシピ本なのに大好評! 滝沢カレン『カレンの台所』の魅力|ニューズウィーク日本版 オフィシャルサイト
    https://www.newsweekjapan.jp/stories/business/2021/11/post-97537.php

    滝沢カレンさんの「規格外」料理本 編集者が驚いた執筆スタイル
    https://withnews.jp/article/f0200413002qq000000000000000W06910901qq000020893A

    カレンの台所|サンクチュアリ出版
    https://www.sanctuarybooks.jp/book-details/cate00054/book1158.html

  • レシピとして読むと、最初はなかなか頭に入ってこなかったけど、面白い物語が始まったと思って読むとクスクス、ニヤニヤとしながら読み進められる。

    でも確かにキチンとしたレシピでもあるし、この通りにやった方がスムーズに出来るのではないかと感心しながら読みました。

    なんか誰も太刀打ちできない様な世界があって、凄い才能だなと思いました。

  • これはレシピ本です。作り方が載っています。
    でも、こんなに抽象的、感覚的なレシピ本は初めてです!
    テレビで紹介されていて、中身をチラリと目にする機会があって良かったです。そうでなければ、おそらく手に取ることはなかったであろう本です。
    こんなに楽しい料理本があったなんて。

    お料理初心者さんには…いえ、センスのある方なら全然大丈夫。でも、少なくとも、レシピ本を見て、少々ってどのくらい?何ミリリットルなの?ひとつまみってどのくらいなのー!??ってな具合に曖昧な分量が味見で判断できなかった頃の、新米主婦だった私(当然若い頃に家の台所の手伝いなどしてこなかった)では、途方に暮れるような内容です。

    このレシピは読み物です。
    わたしは、絵本、またはエッセイを読むような感覚でした。
    文章はとても独創的。
    飾らない、まんまの文章なのでしょう。いや、伝えるのに工夫はされているでしょうが、でもまぁ、本当に、独特。カレンの世界。

    『やれやれとボッタリくつろぐ鶏肉たちに、お醤油とお酒を全員に気づかれるくらいの量かけ流します』

    こんな感じです。

    『空っぽのフライパンに、水二口で飲むくらいの量と、お酒一口飲むくらいの量を入れます(飲まないでください)』

    こんなです。

    いや。なんという感覚的。でも家庭で食べる料理、自分が食べるものってこうやって作って慣れたら良いのだと思います。
    何より楽しい。読むだけでも良い。でも読んだら食べたくなる!なんなら作りたくなる!
    そんな本でした。なんて良い料理本。

    珍しく長くなりました。
    料理の本を読んで気付けば笑顔になってしまったもので、つい、レビューに熱がこもってしまった次第です…。

    今日は、なにを作ろうかな!

  • 彼女の文章、ほんと好きだなぁ。飾らない言葉のなかに見え隠れする文学性がおもしろい。そしてたまにGoogle翻訳みたいになってるのが可愛い。きっと天性のセンス、生まれもっての魅力なんだろうな。
    このレシピ本には正確な計量や調理方法はちっとものっていない。のっていないけれど、食材のひとつひとつが生き生きと物語(結婚式やタイ旅行や教育実習)を楽しんでいるのが伝わって、とってもおいしそうな料理ができあがっている。

    ロールキャベツ好き。ロールしたときに横から豚ひき肉乙女がはみでていたら包容力オーバーなので、ほかのキャベツ男をお選びください。とな。
    あとはお酢をリーダーにドボドボのドボぐらいいれる鮭の南蛮漬け、普通はくみあわせないカタカナが並んでいるラザニア、などなど。カサカサコンソメってなんなの〜!笑

  • レシピ本なんですが、
    レシピがお話になっています。

    作るの難しいかなって思っていた料理も
    あれ?意外に作れちゃうかも!と
    思わせてくれて挑戦してみたくなっちゃう!
    そんな素敵な本でした。

  • めざましテレビで紹介!
    カレンさんが紡ぎ出す魔法のような言葉で 食材たちとおしゃべりするような不思議な世界へ連れ出されます。

  • 独特な言い回しが面白い、レシピ本というより、短編集でした。
    料理の作り方がめちゃくちゃ参考になる!というわけではないけど、自分で食べるんだし、テキトーでいいよね!って元気になりました。

    ただ少し読みづらいとこもあるのは事実…
    写真やイラストが素敵だったので、そちらも楽しみました。
    副菜とかはあと一品ほしいってときに参考にします

  • 一応ジャンルは料理としましたが、私はこれを短編集として楽しみました。
    巻末にそれぞれのレシピについてタイトル(料理名)と共に登場人物(本来それは材料と呼ぶ)と書かれていたので自分のスタンスは間違ってなかったなと確信しました。

    それにしても本当に独創的?な言葉遣い、言い回し、表現力。料理のレシピを読んでこれほど大爆笑することはこれまでも、そしてこれからもないと思います。
    これだけ独創的?でありながらきちんと料理を作り上げられるであろう必要最低限の情報が盛り込まれており、言いたいことも適格に伝わってくることにさらに驚かされます。
    テレビを見ていても時々思うことですが、カレンさんは実は地頭の良い人なのだなということ。
    辛い時や、お腹が空いてるけどあんまり作りたくない時に眺めたら元気をもらえそう。
    カレンさんの望み通り?「台所の片隅にでも置き去りにして」おきたい一冊です。

    追記
    こちらの本の出版社であるサンクチュアリ出版の広報部の小さなチラシが入ってました。
    そこには「サンクチュアリ出版の本だから買いたい」と思ってもらえるような本を作りたい、と広報部の人の思いが綴られていました。
    十数年も前ですが、自死で家族を喪った人の手記だったかインタビューだったかサンクチュアリ出版からの本で、当時はそういう本をあまり見かけたことがなかったし出版社もまだ新しかったような記憶があるので「チャレンジングだな」と感じた覚えがあります。その後も意外なテーマや新しい視点の本を見かけることが多くて個人的に注目している出版社でした。
    カレンさんのこの一冊も、著者だけでなく出版社に
    とってもチャレンジングな一冊だったかも、と思いました。やはり注目の出版社です。

  • 衝撃的すぎる。

    大匙も小匙も登場しない。それでも伝わる不思議。

    「意外にも経験豊富な豚の生姜焼きでした」で終わるレシピ本をわたしはしらない。

    料理って感覚だよね!

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