お金を10倍に増やす株の見つけ方

中原圭介 岡村友哉

• サンクチュアリ出版 (2023年7月12日発売)

感想・レビュー・書評

[バリュー投資家ひよさんの感想 · 2024年1月29日]

本書は、主に2022年当時の新興市場の状況等を踏まえて、株式投資で資産を着実に増やしていくために、どういう風にしていくべきかが、著者お二人の対談形式で進んでいき、非常に読みやすかったです。

誰も助けてくれない厳しい株式市場においては、各種の情報を分析し、自分自身の仮説を立て、投資をしていくのが大切であるとの箇所が印象に残りました。

また、億り人を目指す人のほとんどが信用取引をしているはずとの箇所にはびっくりしました。私自身、絶対に信用取引だけは触らないでおこうと決めていたからです。
一定のリスクも厭わない人のみが、億クラスの資産を築けるのでしょうね。

日本の個別株に投資している人にとって、いろいろな投資の知見を得られる良書だと感じました。

著者プロフィール

1970年生まれ。慶應義塾大学卒業後、金融機関や官公庁を経て、現在は経営・金融のコンサルティング会社「アセットベストパートナーズ株式会社」の経営アドバイザー・経済アナリストとして活動。大手企業・金融機関、地方公共団体等への助言・提案を行う傍ら、執筆・セミナーなどで経営教育・経済教育の普及に務めている。「総合科学研究機構」の特任研究員も兼ねる。実質賃金、実質成長率など、名目数値よりも実体経済に近い数値推移で市場を把握する。著書に『AI×人口減少』（東洋経済新報社）、『日本の国難』（講談社現代新書）など。

「2021年 『マンガでわかる　その後の日本の国難　稼ぐ力の高め方』 で使われていた紹介文から引用しています。」