- Amazon.co.jp ・本 (176ページ)
- / ISBN・EAN: 9784801903562
感想・レビュー・書評
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手塚治虫でいう「ブラックジャック創作秘話」のタイミング、ぼくたちの藤子・F・不二雄がいちばんの転機だったときを目撃していたアシスタントの素晴らしい自伝。面白すぎた!
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「藤子不二雄」(A先生とF先生に分かれる前)の元アシスタントだった著者による1973~75年の修業時代の回想録。
元同僚(チーフアシスタントだったK倉陽二先生ほか多数)も含めたプロダクションの内幕の暴露話も含まれてはいますが、両先生に関する証言は生々しくもリスペクトに満ちていて、温かい読後感を得られます。単純にノスタルジーに終わっていないのが良いのです。
また、さりげなく、数年前に問題になった出版社(○○館)の漫画原稿管理体制のルーズさについても言及されていたりして、読み応えがあります。
なお、図書館の仕事に関わったことがある者としては、単行本用加筆などで不要になり廃棄されそうになった、『ドラえもん』の雑誌発表当時の原稿を著者が譲り受け保管したエピソードを読み、心の中で「よくやった!」と快哉を叫びました。
本作中でF先生の教えとして、発表作品リスト作成の重要性が語られてますが、アーカイブと記録管理はやはり大事です。 -
タイトルロゴが直角に折れ曲がって、一見「オアシス」と読めるのはデザイナーの狙いだろうか。
各回の扉絵で、藤子AFキャラクターのコスプレをするマチコ先生。マニア心をくすぐるマイナーキャラもいる。
面接で『21エモン』を描いてほしいと懇願されるF先生。連載当時は人気が低かった意欲作だけに、先生も内心うれしかったろう。
師事したのはF先生だが、A先生の話題も忘れていない。
『エスパー魔美』に登場するプレイボーイのモデルとおぼしき人物が判ったのは収穫だった。 -
コミック
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まだ、
「いやぁん まいっちんぐ」
とかやってた頃のストロークはまぁ健在と言へば健在。
志村みどりさんの本名は「○○シズヨ」とあるが、荒俣宏先生との関係とかが来ると式神を飛ばされさうなのでやめておく。
えびはら先生の 記号的な表現がえっちな作品に良いのはいいとして、・・・・・・いやK倉先生は、いやあの、後に『ワンダーライフ』と言ふ雑誌で、あの、セクシーなマンガをあの。
小田急線でオバQネタをと言ふのは、『スタジオボロ物語』でも言及があった。 -
ごみ箱のエピソード!
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藤本先生のエピソードもっと知りたい。
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「マンガ道」とは違う藤子不二雄の秘話のような感じです。ドラえもんにかける思いが伝わってきます。
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15.06.28