THE ROSWELL 封印された異星人の遺言 下 タイラー・ロックの冒険3 (竹書房文庫)

  • 竹書房
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  • Amazon.co.jp ・本 (355ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784801904453

作品紹介・あらすじ

イースター島でモアイ像の秘密を探るタイラーたちは、全ての謎を解く鍵がナスカの地上絵とインカ帝国の遺跡にあると知る。だが、ロシア人のコルチェフらがフェイを誘拐し、先にペルーへと旅立ってしまう。仕掛けられた時限爆弾を解除すべく決死の行動に出たタイラーだったが、息つく暇もなく、マヤ文明のピラミッドで再び窮地に陥る。相手は威力を増したキルスイッチでアメリカを終焉させ、世界勢力地図を書き換える気なのだ。刻一刻と迫る爆弾テロ決行日の7月25日。タイラーはコルチェフの暴走を制止できるのか。そして、フェイがロズウェルで遭遇した宇宙人の正体は?点と点が結ばれたとき、衝撃の事実が明らかになる!

感想・レビュー・書評

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  • 相変わらず世界の謎を上手く使って、シナリオが流れていく。

  • ボイド・モリソンによるタイラー・ロックシリーズ第三弾の下巻。
    タイラーたちがロシア人工作員コルチェフと破壊兵器及びその起爆装置の奪い合いを演じながら、いよいよロズウェル事件の真相に迫っていく。
    ニュージーランドから始まった物語はオーストラリア中部のアリススプリングス近郊、イースター島をへてナスカの地上絵のあるペルーとつながり、いよいよその決着がつく。
    タイラーとジェシカがある程度そんな仲になるのかも、という予想はついたが、モーガンとグラントがまさかの!という展開もあり、アクションや謎解き以外にも楽しめる要素がある。
    タイラーやグラントがあんまりなスーパーマンぶりを披露して都合よく物語が展開するのはいつもの通りだが、それが気にならないほど次から次に畳み掛ける出来事に読む手が止まらなくなる。
    宇宙人やロズウェル事件にも作者なりの、納得のいく解釈が与えられており、ただのトンデモストーリーに陥ることもなく安心できる。むしろ、邦題の「封印された異星人の遺言」というタイトルがそもそも怪しすぎて、本作のおもしろさを減じてしまっていないかという気にさせる。

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