王太子殿下と秘密の貴婦人 (蜜猫文庫)

著者 :
  • 竹書房
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  • Amazon.co.jp ・本 (286ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784801905764

作品紹介・あらすじ

公爵夫人シャルロットには、短い間、男装して大学に通っていたという秘密があった。公爵の没後、王太子フランシスに結婚を勧めた彼女は、彼に自分の変装であった少年のことが忘れられないと告白される「あなたは彼に面影が似ている。女性の躰を私に教えてください」王太子の迷いは自分のせいだと悩んで強く拒めず、未知の悦楽に落とされるシャルロット。公爵とは清い関係で彼女が純潔だと知った王太子は益々彼女に執着して!?

感想・レビュー・書評

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  • 好感の持てるお話でした。
    夫にも愛されて大事にされていたシャルロット、
    夫亡き後はフランシスのおかげで
    自分の気持ちをゆっくりと確かめていくことになるのですけど・・・

    時代背景は違いますが、設定はイケパラっぽくてツボでした。
    男装して学校生活を送るとか。
    でもフランにだけは知られていた、みたいな。
    ベタですが好きですよ。

  • 学生時代のエピソードがとても美しく印象的でした。
    読み終わっても雪の日のシーンが綺麗で忘れられないです。
    夫が色々と強すぎてヒーローの印象は薄れがちな気もしました。

  • ハードな描写よりも何よりも、心に残ったのはヒロインを形だけの「妻」に迎えた年上の夫リチャードの寛容さと器の大きさでした。
    読み応えのある作品で、読後もリチャードの大らかさと優しさが心に残ります。

  • 【ネタばれ感想注意】

    白い結婚で公爵夫人から未亡人となった19歳ヒロインと、捜していた少女が叔父の妻になっていた事を知り、ヒロインを手に入れる為に愛人契約を結ぶ22歳王太子ヒーローとの純愛から一気に背徳感溢れる関係にすれ違ったラブストーリーです。

    16歳の時に男装して半年間だけ大学に通っていたヒロインでしたが、ヒーローは少女と知りながら惹かれていました。
    ヒロインもまた無自覚のままに惹かれていて、再会した2年後に想いが再燃します。
    ヒーローが自分の所為で少年嗜好を持ってしまったと誤解したヒロインは、彼が女性に興味を持てるようになる迄と愛人契約を結びます。

    ヒロインの胸が大きいという設定ですが、16歳迄食生活の問題で発育不良だったのであれば、それから食事や運動をしても2年間でそれ程大きくならないのではないかと思いました…。(^_^;)

    244頁7行目の「下がっているジャンでリアが〜」の誤字には思わず脱力しました…。
    もう、TL小説の誤字脱字の多さには見て見ぬ振りする事も多くなってきましたが、流石にこの誤字レベルにはびっくりしました(笑)。

    あと、国王の愛人もヒロインに求婚していた当て馬も、何か最後は良い人になっていて、この物語はおとぎ話か…と思いました。
    でも、帯にも「雪の中に隠した初恋」とあるように、大学時代の雪の中の2人の想い出はキラキラと輝くように綺麗で、その情景を思い浮かべると美しいと思いました。

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