立川志らく まくらコレクション 生きている談志 (竹書房文庫)

著者 :
  • 竹書房
4.14
  • (2)
  • (4)
  • (1)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 49
感想 : 3
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (249ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784801909151

作品紹介・あらすじ

落語立川流に禁句は無い!落語界の風雲児"立川談志"から、「落語家の中で才能ならば志らくが一番」と評された志らくが"まくら"で語った談志論が文庫で味わえる!談志の逸話を語らせたら、落語家の中で一番面白く聴かせる"立川志らく"が、厳しい修行生活の思い出を通じて、師匠・立川談志の生き様と、己の落語哲学をたっぷり語ります。前座時代の苦い酒の思い出、兄弟子の著書『赤めだか』の真相、談志が可愛がっていた縫いぐるみを苛めた冤罪の破門騒動、声を失った師匠を見舞った日、そして散骨の様子等々、「立川志らく」の話芸にかかると、談志の生き様と死に様がたまらなく面白い。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • まくらだけを集めた本があるとは知らなかった。といってもたくさん出てるわけではない。志らくくらいになると確かに活字にとどめておく価値があります。どれも面白い。一頁に5,6箇所(笑)が入り、一つは(爆笑)になっている。実際にはドカン、ドカンという感じなんだろう。2006年から2014年までのマクラから活字にしている。談志が亡くなったのが2011年なので後半は談志の話ばかりになりさらに興味深い。家を継ぐことになって経緯なども初めて知った。談春の「赤めだか」の本は私の名前以外は嘘ばかりですと談春の悪口も楽しい。これなら人気も出るはずだ。

  • 落語の本もまくらの本も随分出るようになった。
    読む落語なんて、まくらなんて、と言ったら談志が出てきて怒られそうだ。なんでもいいんだわ。読んでるんだけど、声が聞こえてきそうな本でした。
    ケラケラ何度笑ったことか。
    コレクション、制覇したいと思います。

    赤めだかの虚実についての話もあったりして、
    読んでると、赤めだかを再読したくなる。
    批判してるのに、だ。
    これも作戦なのだろうか。立川流、本当に好きだ。

  • まくら集ですが、談志師匠ネタが多くて面白かったです。
    落語は最近はまった趣味で生きている談志師匠の落語は聴くことができなかったのですが、この本の中では生き生きと書かれていてまるでそこで二人の掛け合いがされているようでした。

全3件中 1 - 3件を表示

著者プロフィール

立川志らく
落語家、映画監督(日本映画監督協会所属)、映画評論家、劇団主宰と多彩に活動中。TBS「グッとラック!」MC「ひるおび !」コメンテーターと、月曜から金曜まで朝の情報番組に出演中。寅さん博士、昭和歌謡曲博士の異名も持つ。1963年8月16日東京都生まれ。85年10月立川談志に入門、95年真打昇進。父はクラシックのギタリスト、母は長唄の師匠という家庭に育つ。特技はダーツ、けん玉、ブルースハープ。「第73回(平成30年度)文化庁芸術祭」 大衆芸能部門 優秀賞受賞、著書多数。96年より『キネマ旬報』に連載中の「立川志らくのシネマ徒然草」は異例のロングラン連載となっている。


「2019年 『立川志らくの「男はつらいよ」全49作 面白掛け合い見どころガイド』 で使われていた紹介文から引用しています。」

立川志らくの作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×