- Amazon.co.jp ・本 (249ページ)
- / ISBN・EAN: 9784801909151
作品紹介・あらすじ
落語立川流に禁句は無い!落語界の風雲児"立川談志"から、「落語家の中で才能ならば志らくが一番」と評された志らくが"まくら"で語った談志論が文庫で味わえる!談志の逸話を語らせたら、落語家の中で一番面白く聴かせる"立川志らく"が、厳しい修行生活の思い出を通じて、師匠・立川談志の生き様と、己の落語哲学をたっぷり語ります。前座時代の苦い酒の思い出、兄弟子の著書『赤めだか』の真相、談志が可愛がっていた縫いぐるみを苛めた冤罪の破門騒動、声を失った師匠を見舞った日、そして散骨の様子等々、「立川志らく」の話芸にかかると、談志の生き様と死に様がたまらなく面白い。
感想・レビュー・書評
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まくらだけを集めた本があるとは知らなかった。といってもたくさん出てるわけではない。志らくくらいになると確かに活字にとどめておく価値があります。どれも面白い。一頁に5,6箇所(笑)が入り、一つは(爆笑)になっている。実際にはドカン、ドカンという感じなんだろう。2006年から2014年までのマクラから活字にしている。談志が亡くなったのが2011年なので後半は談志の話ばかりになりさらに興味深い。家を継ぐことになって経緯なども初めて知った。談春の「赤めだか」の本は私の名前以外は嘘ばかりですと談春の悪口も楽しい。これなら人気も出るはずだ。
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落語の本もまくらの本も随分出るようになった。
読む落語なんて、まくらなんて、と言ったら談志が出てきて怒られそうだ。なんでもいいんだわ。読んでるんだけど、声が聞こえてきそうな本でした。
ケラケラ何度笑ったことか。
コレクション、制覇したいと思います。
赤めだかの虚実についての話もあったりして、
読んでると、赤めだかを再読したくなる。
批判してるのに、だ。
これも作戦なのだろうか。立川流、本当に好きだ。