- Amazon.co.jp ・本 (424ページ)
- / ISBN・EAN: 9784801911253
作品紹介・あらすじ
北京で監禁されたコワルスキとマリアは、中国人民解放軍の劉佳英少将による北京動物園の地下施設でのおぞましい研究を目の当たりにして、バーコが実験台として使用されるのを阻止しようと試みる。その頃、グレイたちはアタナシウス・キルヒャー神父の足跡を追って、南米エクアドルのジャングル奥地に向かう。だが、そこにも中国の放った追っ手が迫りつつあった。コワルスキたちを救出するため北京に飛んだモンク・コッカリスは、地下の秘密施設への潜入に成功するが、そんな彼らの前に最強の生物が立ちはだかる。五万年前にホモ・サピエンスの知能が突然に進化した「大躍進」と、エクアドルの洞窟はどう関連しているのか?その進化が導く人類の未来は、必ずしも輝かしいものとは言えないのかもしれない。
感想・レビュー・書評
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若干、マンネリ化を感じる。面白くなくはないけど、もうちょい敵のボスの死に方が酷くてもいいかな(最後はカニバだけどw)
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最近の作品はマンネリ化しているかも
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月面探索の空白の2分や月は創造物なのかなど、いくつか疑問が残るかたちとなったなっ。
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ネアンデルタール人のDNAを組み込まれ高い知能を持つゴリラの子供と、猿嫌いのイカツイ大男コワルスキーが手話!
それだけでも面白い(笑)
人類の進化の中で大躍進と呼ばれる原因を探る双子の遺伝子学者が、中国軍の極悪科学者に狙われます。
この作者が書く動物が出てくる話はいい。 -
個人的に贔屓にしているジョー・コワルスキの活躍が良かった。
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読書録「イヴの迷宮(下)」4
著者 ジェームズ・ロリンズ
訳 桑田健
出版 竹書房
p13より引用
“そのような高度に知能の発達した個体を今
の私たちが遺伝子操作によって生み出したら、
その結果として世界が一変してしまうかもし
れない。”
目次から抜粋引用
“イヴの遺骨(承前)
失われた都市”
科学者としての能力を持つ特殊部隊員達を
主人公とした、アクションミステリ長編小説。
人気シリーズ第10弾下巻。
敵に拐われ、引き離されて監禁されていた、
シグマフォース隊員・コワルスキと遺伝学
者・マリア。ゴリラのバーコと一芝居うって、
なんとかマリアと合流したコワルスキだが…。
上記の引用は、人類の大躍進を人為的に引
き起こすことについての、遺伝学者・マリア
の抱く危惧。
なんでもかんでも、自分たちの思い通りにし
ようとすると、どこかで大きな無理が生じる
のかも知れません。
どちらかというと、ここまでのシリーズで
は少し面白担当だと思っていたコワルスキが、
終始メインで活躍するエピソードでした。
話の結末も落ち着いていて、切なくはありま
すが穏やかに締めくくられています。
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"人類がどのようにして知性を身につけたのか?現在の人間となる始まりを研究している科学者が手掛かりとしたものは、神父の日記。その日記に隠された謎を追いかけ、南米エクアドルへ。
毎回、このシリーズに登場する強敵が、貴重な遺跡を破壊することになるので、謎は謎のままという幕切れ。
今回、著者が紹介してくれた本で興味を持ったものをメモしておく。
・神の先史文明シビライゼーション 1(エンターブレイン)
アラン・バトラー (著), クリストファー・ナイト (著)
・月は誰が作ったか(学習研究社)
アラン・バトラー (著), クリストファー・ナイト (著)
・幸運な宇宙(日経BP社)
ポール・デイヴィス (著)" -
Σシリーズの第十作目。
今回は人類の進化の謎である「大躍進」をテーマに、科学的要素と歴史的要素が盛り込まれ、それらが見事に調和したお馴染みの構成。今回印象に残っているフレーズは、「世の中を変えるには、ほんの一握りの『極端に向上した個体』がいれば十分である」と、「月は………である」の二文。これらの考察については、かなり興味深いものであった。