拝み屋備忘録 怪談双子宿 (竹書房文庫)

著者 :
  • 竹書房
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本棚登録 : 114
感想 : 11
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  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784801913943

感想・レビュー・書評

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  • 遊び半分で心霊スポットには行きません。

  • なんと1日で読んだ!
    これはほんとに短編集。
    夜中家に1人で読むと盛り上がります…!
    これも理不尽な死や不幸があって、心霊体験をしたからなのか何か理由があって心霊現象がおこったのか。
    この著者は他意はないんだろうけど、女性は名前、男性は苗字で呼ぶのが気になる。

  • どの話も読んですぐ怖い。この短さも、次々に語る人が現れるようで、興奮が持続する。
    『お地蔵さん』かわいい。お地蔵さんだって散歩したいよね。暇だろうし。
    『暗い穴』これは腹立つ。読んだだけでこんなに嫌なんだから、さぞ嫌だっただろうな。起きてすぐ罵詈雑言を叫ばなきゃ気がすまないレベル。
    『たったの一回』あの三文字の恐怖。ひらがなを脳内で漢字に変化した瞬間に鳥肌が立った。
    『さよなら』切なくも悲しくもある。
    『持っていかれる』誰か「やめろ!」と言っていたら、何か違ったんだろうか。

  • 「花嫁の家」から続くシリーズとは独立しているのか、拝み屋として体験したり人から聞いた短い怪談が多く、さくっと読める。一生写経を続けることになった坂下さんの詳細はここで判明。写経それ自体は悪いことではないから、一生続けるのも悪くないと思うけれども。

  • 実話系短編集。夏の夜長に読むのに最適。

  •  え? 拝み屋? フィクションなの? それとも実話?
     読み始めたときは、収集した実話怪談なのか何なのか迷う。収集した実話怪談と拝み屋として体験したことのミックスのような作品。
     収集した怪談はコンパクトでありつつもぎゅっと濃縮されたこわさで、拝み屋としての体験談はまるで小説のような臨場感。どんどん読むうちに、これがどういう経緯で書かれたのかとかそういうことは気にならなくなる。面白い。

  • 短編集なのでサクサク読めます。
    旅行中に読んだことを少し後悔しながら、毎度ながら郷内さんの読み込ませる力に引き寄せられて、あっという間に読了しました。

  • 拝み屋を営む郷内心瞳の体験・収集した怪異を綴った1冊。

    「宅配便」「どこから来たのか」「エケコ人形」「不明の声」「永久未遂」「四コマ写真」が残る怖さかなぁ。
    坂下にまつわる怪異は自業自得と思うので、同情はしない。教訓にはします。
    坂下が経験した「警備員」はやばいぐらい怖い。
    怪談は見えたよりも、見られた、が怖いと思います。向こうもこちらに気づいている、という肌感覚。
    いつでも変わらない感覚。

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著者プロフィール

1979年、宮城県生まれ。郷里で拝み屋を営む。
2013 年、「調伏」「お不動さん」の2作で第5回「幽」怪談実話コンテスト大賞を受賞。受賞作は『怪談実話コンテスト傑作選 お不動さん』に収録されている。著書に、最新刊の『拝み屋念珠怪談 緋色の女』(角川ホラー文庫)、『拝み屋備忘録 怪談火だるま乙女』(竹書房怪談文庫)のほか、『拝み屋怪談 怪談始末』をはじめとする「拝み屋怪談シリーズ」、「拝み屋備忘録シリーズ」、「拝み屋異聞」シリーズ(イカロス出版)がある。「拝み屋怪談」シリーズはドラマ化された。

「2021年 『拝み屋奇譚 災い百物語』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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