琉球奇譚 シマクサラシの夜 (竹書房文庫)

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  • 竹書房
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  • Amazon.co.jp ・本 (223ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784801915169

感想・レビュー・書評

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  • まず、編集者や校正者がまったく機能していないのではないかと思うほど、日本語が決定的に間違っている箇所がいくつも。
    正直、このレヴェルだとWebで誰かが書いたブログやSNSの書き込みを読んでいるような気にもなってしまい、こちらのエンジンの始動が遅かったが、収録されている話は案外面白いものが多くて、近年ありふれている実話怪談集的なものの中では読み応えがあるのでは。

  • 沖縄在住の怪談作家・小原氏の最新作。独特の風土と風習の中で語られる怪談は、自分の知るものとはちょっと違う色がしていたり、違う手触りがしていたり。特に印象に残ったのはラストの3部作。電車の中で読んでいて鳥肌が止まらなかった。圧倒的な呪術合戦が緻密な描写で書き出されている。もちろんフェイクは入っているんだろうけど、こんなに詳しく書いてしまって大丈夫なのかと心配になるほどだった。

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著者プロフィール

小原猛 Takeshi Kohara
 沖縄県在住。沖縄に語り継がれる怪談や民話、伝承の蒐集などのフィールドワークをしている。著作に『沖縄怪談 耳切坊主の呪い』、「琉球奇譚」シリーズ、「沖縄の怖い話」シリーズ、「琉球怪談」シリーズ、『沖縄怪異譚大全 いにしえからの都市伝説』、『琉球怪談作家、マジムン・パラダイスを行く』など。コミック版『琉球怪談〈ゴーヤーの巻〉〈マブイグミの巻〉〈キジムナーの巻〉』(画・太田基之)も話題。

「2023年 『実話怪談 怪奇島』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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