最期の火を灯す者 火葬場で働く僕の日常 (バンブーエッセイセレクション)
- 竹書房 (2021年9月24日発売)
- Amazon.co.jp ・マンガ (128ページ)
- / ISBN・EAN: 9784801927957
作品紹介・あらすじ
“僕の仕事は亡くなった人をあの世に送ることーー。”
YouTubeチャンネル「火葬場奇談」が話題!!
これまでに1万人のご遺体を見送った男・下駄華緒の火葬場職員時代の壮絶体験を漫画化!!
【内容】
「火葬場職員は人生の締めくくりをしてあげられるすばらしい仕事」と熱い気持ちを抱き火葬場の門を叩いた下駄華緒。
晴れて火葬場職員になった下駄青年であったが、火葬場では日々壮絶な出来事が待ち受けていたーー。
火葬炉の火の中で動き出すご遺体、火葬中に破裂したご遺体の骨片や肉片による怪我、ずっしり重く豆腐のような状態で棺に収められた水死したご遺体などなどーー。
個性あふれる同僚職員たちと様々な業務を通し、一人前の火葬場職員になるまでの日々を描くーー!!
【目次】
第1話 今日から火葬場職員になりました
第2話 要注意のPありのご遺体
第3話 ご遺体の焼き方
第4話 火葬中のニオイ
第5話 謎の女性 スミダさん
第6話 知られざる骨の秘密
第7話 寿命が縮まる恐怖の火葬
第8話 火葬の夜に起きた不思議体験
第9話 感染症のご遺体の火葬
第10話 火葬場職員のミス
第11話 身寄りのないご遺体の火葬
第12話 水死されたご遺体の火葬
第13話 あるはずのない骨
第14話 火葬場にまつわる都市伝説
あとがき
感想・レビュー・書評
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お仕事コミックエッセイ。自分たちがお世話になる場所だけど、あまり身近な職業として捉えていなかった。わかりやすく描かれていました。きっとほんの1部分を紹介してくださってるんでしょうが、
この仕事の大変さが想像できました。コロナ禍ではもっといろんなことがあったんだろうなと思います。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
亡くなった方のご遺体をスケジュール通りに焼く、定期的に焼け具合をチェックする…という、通常のローテーションのような業務内容と思いきや、単に物理現象でも「亡くなった方にまだ意思があって死体が動いている…!?」な出来事があったり、やっぱり人間そのものを扱う仕事には目に見えない不思議な要因があったりするんだろうか、と多少なりとも思わさせられた
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火葬場の働く職員さんは、大変なお仕事をされていて、いろいろ興味深い。火葬するときはボタン一つ押すだけじゃなかったんですね。
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火葬場職員になった人のリアル裏方情報漫画。遺体の焼きについてのことが多く、雑学的知識にはなるのかもだが、読んでいて気持ちよくはないかな。娘が借りてきたのを読ませて貰わなければ、手に取ることはないかも。
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そうなんだ、の連続の本
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絵がたまに怖い。明るいところで読むことを薦める
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図書館にて読了
家にはちょっと持っていきたくなく…
でも、読んでみたいと。
たぶん、Twitterのツイートで(笑)
流れてきたのを見た気がする。
火葬場って、一生のうちに
何回かしか行かないようなところだから
謎は多い。
しかし、人の最期の時を見届ける場所でもあるから、見てみたいと思った。
エピソードを含めたいろいろな話があり、
こういう方たちがいるから
最期が見届けられるんだなぁと。
無縁様の話はちょっと切なかったり、
子どもの話は怖かったり、
そうか反社的な方も火葬するよなと思ったり。
続きがあるようだね。
どこかで読めるかな…(この図書館には1冊目しかなかった) -
漫画で目にするのはインパクトが強い内容で、怖いと感じてしまいました。でも、漫画だからこそ手に取って読んでみましたし、謎に包まれた仕事内容や働く人の様子を少し覗き見ることができました。
感情のある生きている人間の仕事として火葬場の仕事に従事している方がいるということを、初めて認識できた気がします。 -
血を噴き出しながら…起き上がって座っていたのだ 人間っていうのは水袋でね焼くと肉が破けてその水が吹き出してくるんだよ Pとは心臓に疾患のある方が体内に埋め込んで使用する医療器具ペースメーカーの略でこれがあるとご遺体が…凄まじい轟音と共に火葬中に破裂するのです‼︎その破壊力といったら骨片や肉片弾速で飛び散りこの小窓の分厚い強化ガラスに罅が入る程なのです 脳味噌の臭さは別格なのです_デレキを直接のバーナーに当てて灼熱させても未だ取れない程なのです この水の惑星地球では生きとし生けるもの否応なしに生死に水が関わってくるようです 火葬場奇談
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火葬場職員を主人公として日々巻き起こる出来事を描いたエッセイ作品。可愛い画風であるが良くも悪くも描写が生々しく、人の生死に触れるため苦手な方は避けた方がいい。だが、日常生活であまり触れられない話題でもあるため、今後の人生観に影響を与えるという点で良作である。