恋敵は自分? 冷徹無愛想な魔公爵さまは前世の私にベタ惚れでした (蜜猫F文庫)

  • 竹書房 (2024年7月22日発売)
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  • 本 ・本 (288ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784801940628

作品紹介・あらすじ

湿地の魔法使い×彼が愛した魔女の生まれ変わり

「可愛いのはあんたのほうだろ」


年下の少年から年上の魔法使いに!?
王女の恋した魔法使いは前世の彼女が愛した人でした……。

王女ユーリアは幼い頃、湿地で遭難しかけたところを、
美貌の魔法使いカイルに助けられ一目惚れする。
成長後、破天荒な父王の後押しで、カイルの館に押しかけ嫁として住み着いたユーリアは、
自分にそっくりな亡き女性を、彼がいまだに想っていることを知る。
今は身代わりでもいつか自分を好きにさせてみせると宣言し、
媚薬を呷るユーリア。理性を飛ばしたカイルに激しく抱かれたユーリアは、
彼の過去の記憶を垣間見て――!?
 

感想・レビュー・書評

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  • 死に別れて片側はそのまま残され、もう片側が生まれ変わるものの場合、生まれ変わった後に結ばれたとして、その恋は果たして「前世のわたしが好き」だから成立したのか「今世のわたしが好き」だから成立したのか問題が出てくるのだが、この作品ではその問題は割とあっさりクリアしたように思う。
    大体この辺りで拗れるんだけどな。
    この話では、ヒロインは途中まで前世の記憶はなかったが、生まれ変わり後の容姿も前世そのままだったし、記憶が戻ってからは今世の立場と年齢差が違うだけだったし。
    ヒーローは彼女と「再会」した時点で生まれ変わりだと分かっていたので、記憶が戻るの待ちだったし。
    立場の違いも結局娘に甘い父親が外堀埋めてくれたのでイージーモード、後はひたすらヒーローが溺愛に走るという。
    溺愛というか、裸エプロンでの触手プレイ入ってきて、あれこれ溺愛かな?とはなったが。
    これ、乙女向けですよね?

    ともあれ、二人の恋愛模様としてのトラブルは記憶が戻ってからは何の問題もなく、乗り越えるべき壁(ラスボス)として立ちはだかったのは、かつて消し去ったはずの敵とヒーローの肉親という。
    前述のプレイといい、予想を裏切ってくる展開で、つい笑いながら読んでしまった。
    ヒロインがなかなか行動的だったから余計にかな。
    シリアスよりはコメディとして読んだかも。

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著者プロフィール



「2022年 『囚われの乙女は淫夜の宴に喘ぎ啼く(仮)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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