メディア、編集、テクノロジー

著者 :
  • クロスメディア・パブリッシング
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感想 : 1
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  • Amazon.co.jp ・本 (278ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784802076746

感想・レビュー・書評

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  • 今の自分の仕事を三文字で表すと?と尋ねられたら、この本のタイトル『メディア・編集・テクノロジー』になるかもしれない。一章ずつ読んでいこうと思っていたけど、思いの外面白くて一気読み。マクルーハンの「まず、われわれが道具を作り、次は道具がわれわれを作る」という有名な言葉があります。そのほかメディア論や思想史の代表的な論者の議論を下敷きに、筆者なりの思考が錬成された文章は読んでいて小気味良かった。本を要約するならば、冒頭にあった「編集はメディアとテクノロジーに規定される」ということになるのかと。

    「編集」とは特定の意味を生成する情報加工術 p11

    「編集」は「メディア」と「テクノロジー」に規定される p14

    いわゆる電子書籍が市場に投入される以前から、インターネット自体が最大の電子書籍だった。p108

    極言してしまえば、アナログ/デジタルを問わずあらゆる情報メディアというのは各テレビ局、各出版社、各Webサイトが発信する情報=「ミーム」の覇権争いなのである。p150

    マクルーハン「まず、われわれが道具を作り、次は道具がわれわれを作る」p170

    しかし、そうした技術と人間との新しい関係による世界像やその可能性をいちはやく提示し、思索や議論を誘発するのがスペキュラティブ・デザインの役目なのだ。p193

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著者プロフィール

4章担当
森之宮病院リハビリテーション部理学療法科主任
IBITA基礎講習会インストラクター
1999年3月 愛媛十全医療学院 理学療法学科卒業
1999年4月 ボバース記念病院リハビリテーション部入職
2004年3月  日本福祉大学大学院情報・経営開発研究科博士前期課程終了
2006年4月 森之宮病院リハビリテーション部異動

「2013年 『英国ボバース講師会議による ボバース概念』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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