- Amazon.co.jp ・本 (95ページ)
- / ISBN・EAN: 9784802132015
作品紹介・あらすじ
坂崎幸之助「まえがき」より
僕が生まれ育ったのは墨田区吾妻町(現在の立花)。実家は小さな酒屋だが十人近い大家族。
その末っ子として生を受けたため、周りの大人達に囲まれて、やたら頭でっかちなマセたガキでした。
街の小さな酒屋とはいえ、当時は今と違って週のうちの六日間は鬼のように忙しく、親父と叔父たちは一日中配達を、それこそ閉店時間近くまで続けていたのを覚えています。
それでもたまに浅草や上野に連れて行ってくれたのは、今にして思うと親の心子知らず、本当に感謝の気持ちしかありません。
大人になって浅草の魅力を再発見し出した昨今、子供の頃そこで見た景色、経験は自分にとっての宝物だと改めて感じます。
浅草の今昔物語(奇譚)には、幼い自分へのノスタルジーと、大人になった自分にとっての浪漫が詰め込まれているのです。
感想・レビュー・書評
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<素>
なんでも世界一長続きしているメジャーな(ホントか?)バンドらしい,じあるふぃ のメンバー坂崎幸之助が書いた作った編輯した,わからんけどそういう本/写真集です。
僕がこの写真集を観て一番驚いたのは坂崎幸之助の幸之助が芸名であってそれはあの僕の一番嫌いな会社Panasonicを作って出入りの業者を苦しめ抜いた松下幸之助にあやかったのだという事。それでか最近やけに妙にすこぶる俄然僕の鼻についているのは。
でともかく本の話。もう少し本造りのプロが編輯に手を出せばよかったのになぁ と惜しまれる。明治大正昭和初期の貴重な写真はそれらが見られるだけでOKだけれど,現在を表すおそらく坂崎自身が撮ったであろう写真は実にアマチュアチックだ。いや写真そのものの出来はきっといいのだろうけどその写真の載せ方がダメだ。同じ写真をトリミングしてとなり合って二枚載たりしてるんだよ。坂崎が「ここを強調したいから」とか多分云ったのだと思うけど「それはあかんよ坂崎はん」となだめる度量のある編集者を選ぶべきだった。素材は悪くないのだから。またも高言だったか,すまぬ。
この本には書いてある内容そのものがでたらめでいい加減なところもある。例を引くと77ページにある記述 ” 上の絵葉書の右下に付けられていたトンボのマークは,横浜にあった絵葉書書店「トンボ屋」の・・・ ” ところがそれらしき ” 右上の絵葉書 ” などこの本のどどこにも載っていないのであった。こうなるともうペテンに近く笑うしかない。でも善良な小市民の僕はこの稿を書くにあたって何度も何度も本書を見た読んだ。でもやはり載ってないのだ!」 この本はまともな推敲/校正の過程を経ていないと思われる。南無。すまぬ。詳細をみるコメント0件をすべて表示