本当は明るいコメ農業の未来

著者 :
  • イカロス出版
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本棚登録 : 28
感想 : 4
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  • Amazon.co.jp ・本 (249ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784802202145

作品紹介・あらすじ

知らぬ間にアメリカ米に占領される日本の食卓。日本のコメを愛してやまない農業ジャーナリストがいま、あえて糾弾する"身勝手農政"。農家と消費者のほうを向けば、コメの未来は明るい。

感想・レビュー・書評

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  • 日本のコメ農業が補助金付けでいかにダメになってきたかということが非常に明快な論旨で説明されている。とても勉強になった。

  • 農業ジャーナリスト窪田氏の取材による現状のコメ農業の体質解説から「コメの未来」はこうなっていくべきという方向性が語られています。農業関係者でないと分かりにくい仕組みなどもざっくばらんに解説。減反、TPP含めコメの農業がなんでいまこの状況かというのが理解できる。

  • 生産調整(減反)の問題、水田農業とコメの可能性という2つのテーマについて書かれており、日本の水田農業の将来について明るい展望を示している。大量離農によって農地集約が進むという見立てなど、ちょっと楽観的過ぎるのではないかという点もあるが、日本のコメ農業の将来を考えるうえでとても示唆に富んだ本だと思う。
    特に、高級日本酒向けの米の話やブルーオーシャンとしての長粒米の話が印象深かった。
    現在の飼料用米優遇政策の問題についても理解が深まった。

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著者プロフィール

窪田 新之助(くぼた・しんのすけ):農業ジャーナリスト。日本農業新聞記者を経て、フリー。著書に『農協の闇』(講談社現代新書)、『データ農業が日本を救う』(インターナショナル新書)など。

「2023年 『人口減少時代の農業と食』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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