本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
- Amazon.co.jp ・本 (344ページ)
- / ISBN・EAN: 9784802208772
感想・レビュー・書評
-
読み応えたっぷり。
怪異って、理不尽に訪れる死や災難について、説明を、つけたり予防したりするためのもので、そこにはその地域の文化的要素や信仰が関わる、と考えたことがあるのだが、まさにその現代の怪異を読んでいる、という感じがした。
一つひとつは短く読みやすいんだけど、段々と周囲の物音にも敏感になってしまう、そんな話。
後半の拝みやを弔う のパートは結構ぞっとする生々しさもあった。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
5よりの★4です。
イカロス出版の郷内さん作品。初読了です。
花嫁の家に繋がるお話、郷内さんの最近のお話など、全てのお話を楽しめました。
最近はドストさん作品で読書頻度が落ちてしまいましたが、やはり郷内さんの作品を読むと活力に繋がります。 -
今さらながら気付いたのだけれど、郷内心瞳さんの著書って、私小説ではなかろうか。モザイクのように人から聞いた実話怪談と、己の身に起きた事象を記し、作品として楽しく読ませる作品は他にはない。
そして己の身に起きたことを書いているから、逃げられないというか……逃げたとしてもそれを書くのだろうか、書くんだろうなぁ。この先の未来がどのようになろうとも、続きを楽しみに読もう。
なお、この作品も濃厚に過去作と関連があるので、これだけでも楽しいかもしれないが花嫁の家を読んでからがオススメ。
全6件中 1 - 6件を表示