- Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
- / ISBN・EAN: 9784802400794
感想・レビュー・書評
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異説記紀、というべきか真説記紀解説と言うべきか。神秘ごとを信じない人であっても日本創世の歴史の一説として読んでも面白く読めるのではないでしょうか。私は信じる方ですが。
自分ははっきり神道系だなーとわかりました。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
神社巡りをしながら
そこの神さまたちと楽しくコミュニケーションをとる方法という一風変わった内容の本である
ジャンル的には、専門書の分類かしら(笑)
神さまに関しての…
著者もまだまだ修行中だということだが
どこかの宗教団体に入っている様子はないようだ
ただの神社巡りが好きな一般人が書いた
ちょっとくわしい神様のことという位置だろう
もともとはブログ記事だった内容を書籍化したものとのこと
古事記の中の天孫降臨の事について
かなり詳しく突っ込んで取材して調べてる
真偽はまだよくわからないところがあるにせよ
一つの研究材料として読むには面白い本である -
古事記にそこまで詳しくない私でも楽しめる内容でした。九州はやはり土地にパワーがあって、日本でも重要な場所であるということがよく分かります。読書と音楽鑑賞の話では、私も著者の元旦那さんタイプの読み方と聴き方だったので、それが普通だと思っていた私としてはビックリでした。
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借りたもの。
『古事記』縁の地、その神社を巡り、神様とのコンタクトを通して、日本の黎明期探求と日本の信仰のルーツを辿る。
著者も当初は日本神話を“ファンタジー”と捉えていたが、すべてがフィクションではなく、実在した人物のエピソードも組み込まれているとの事。
客観的、学術的な裏付けや確信は現状、とれないものばかりだが、ワクワクしてしまうし、読んでいて何だか納得してしまう。
大和朝廷の前身は九州から。国を統一する目的意識――世界に秩序(ルール)を持たせ、人々が安心して暮らせる――を持った人物が、その土地を束ね、近畿地方へ赴いたとの事。
瓊瓊杵尊は実在した人物、宮崎神宮はニニギさんの宮殿跡地、
信託――現在の神道とは異なる、原初的なシャーマンから――を受けて、彼らはそれを信じ近畿地方に赴いたとの事。
前世の無礼で黒龍に嫌われたり、和解したり。
ヤタガラスは使者。たくさんいる。
そうした眷属や使者のエピソードもちょっとクスっとさせられる。
更には天照大神、日本(国)の魂(!)との邂逅も。
天照大神は普段は中つ国……高天原にいらっしゃる。
豊葦原中国(とよあしはらのなかつくに)は、高天原と黄泉国の間の国と解釈されていたが…え、同じ?
その時の描写が興味深かった…白い花?の冠を被っていた異国の女性像が次第に、黒髪で白い鉢巻をした、いかにもな天照大神に変化していく。視る人のイメージに合わせて姿を変える存在なのか?また、高天原を最初、“中つ国”と呼ぶ。それは北欧神話のミッドガルド――ロード・オブ・ザ・リングのミドルアースのルーツ――の呼称でもある。もしかして繋がりが?とも思うが、言及はされない。
『スピ☆散歩 ぶらりパワスポ霊感旅 3』( https://booklog.jp/item/1/4022758155 )でも、伊勢神宮が天照大神との交信のしやすい所を探して、現在の場所になったと書いてあったが、そこは巫女さんのコンタクトのしやすさが影響した模様。
もし自分だったら、籠(この)神社の奥宮、真名井神社だったとの事。
同著『神仏のなみだ』( https://booklog.jp/item/1/4802400446 )でも言及されていたが、神様はいつも人間を救いたい、助けてあげたいと思っている。
そして今を生きる私たち日本人に、「誇りを持て」と伝える。
最後は霊能力アップ講座。直観力を鍛えるような…神仏に寄り添い、気づきを得ることを促すような…そんな話。 -
そうか、アマテラスさんと会えるのは開聞岳の方だったか。てっきり沖縄話から海っぺりかと思っていたので長崎鼻?と思っていた。それにしても、最近、別の方面(地学、考古学、古天文学など)からも「古事記」「日本書紀」は概ね事実ということが明らかになってきているのを知ったりしていたので、かなり興味深かったです。
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地元の神社がたくさん取り上げられていたので読んでみた。ロマンがあるなあ。
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古事記の勉強必要だな
アマテラスさま
『わかる』感覚
私は神社系 結婚式はお寺だけど -
古事記に登場するアマテラス、ニニギ、ウカヤフキアエズ(のモデルとなった人)たちが登場します。
この本を読む直前まで古事記(の訳本)を大量に読んでいたので神様の名前で突っかかることなくするすると読めて楽しかった。
神社参拝に興味を持ち出してからちょこちょこお参りしていて、その時の出来事が神様からの歓迎のサインだったんだと後半の部分を読んで初めて知った。
富士山本宮浅間大社では結婚式に遭遇し、福島の神社ではヘビに逢い、新宮熊野神社では虹のような光を見て感動した。
出雲大社に行った時は4.5日くらい滞在したけど、ずっと晴れだったなぁ
名前も覚えていない神社では蝶々が近くを舞っていたときもあり、近所の歩いて行けるところの神社は風が気持ちよくて大好き。
ミーハー心からなんとなく始まっていた神社巡りだけど、これが神様から歓迎されている証だと読んで嬉しくなった。
桜井識子さんの本は、出雲大社に行った時に泊まったホテルで出会ったもので
神さまとか仏様など目に見えない存在とのやり取りが面白くて一気に好きになった。
他の本も既に読んでいるが、また読み返して感想を書いていきます。