新装改訂版 南極犬物語

  • ハート出版 (2024年12月3日発売)
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本 ・本 (168ページ) / ISBN・EAN: 9784802401876

作品紹介・あらすじ

貴重な当時の写真をカラーとモノクロで追加

地球上でいちばん寒い氷の大地 “南極大陸”
鎖につながれたまま、凍てつく白銀の世界に残された犬たちの運命は―

世界中が注目した!“日本の犬ゾリ隊”
カラフト犬タロとジロ奇跡の実話

1957年の第一次南極観測隊とともに上陸した犬ゾリ隊。
越冬隊11人とともに南極での活躍を終え、日本に帰ることが決まった矢先、猛烈なブリザードが襲った……

「みんな、元気でな。ほんとに、ほんとに、一年間、ありがとう。新しい越冬隊の人たちを、しっかり助けてやってくれよ」
立ちあがった菊池隊員は、小さく手をふると、基地の建てものにむかってかけだしました。
なんにも知らない犬たちは、つぎの日も、またつぎの日も、菊池隊員に頭をなでてもらえるものと思っていました。

犬たちは、ブリザードが吹きあれる氷の大地で、足のうらから血をしたたらせながら、ソリを引いて、いっしょうけんめいに働きました。
きびしい自然のなかで、人間と犬は、ひとつになって、心をかよわせたのです。そして、犬たちの助けがなければ、この南極観測の仕事は、なしえなかったといっていいでしょう。

この作品は2020年12月当社より刊行された
『南極犬物語 新装版』を改訂の上、上製本にしたものです。

感想・レビュー・書評

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  • ソリを引いて頑張ってくれてたのに、厳しい自然に阻まれて南極に置いて行かれてしまう。人間のいなくなった自然の中で、そのほかのワンコたちもたくさん犠牲になってしまい、その中でも力強く生きててくれたタロとジロ。涙が出て止まらない。

  •  南極観測隊と共に、犬ぞり用に南極に連れて行かれたカラフト犬達の物語。

  • 南極で生き残ったタロとジロの物語を南極に向かう訓練段階から描く。写真も多く、データがしっかり入っていて、当時の記録として分かりやすい。南極で生き抜いたタロとジロを称えているが、事実の描写を優先している為、物語としては少し弱い。
    中学年から。

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