未来を築くデザインの思想-ポスト人間中心デザインへ向けて読むべき24のテキスト

  • ビー・エヌ・エヌ新社
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感想 : 5
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  • Amazon.co.jp ・本 (232ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784802510332

作品紹介・あらすじ

デザインのあるべき姿を考え抜いた先駆者たちの思考に触れる、これだけは読んでおきたいテキストをまとめた新しい教養の書。

デジタル時代が幕開けし、パーソナルコンピュータが普及し始めてから現在まで50年。技術革新とともに、デザインの仕方や考え方、可能性は大きく広がっていきました。
本書はブルーノ・ムナーリやウィム・クロウエル、カール・ゲルストナー、アラン・ケイ、ジョン・マエダなど、急速に変化する時代と向き合い、未来を思考し、デザインを更新した先駆者たちの、画期的で貴重なテキストをキュレートしたアンソロジーです。彼らのテキストは、「過去」のものではありますが、決して古くさくなく、むしろ今なお刺激的で、表現の可能性に満ちた内容となっています。これからのデザインを考えていくために必要な知や教養の基礎ともなる、価値ある一冊です。

最もラディカルな思想こそが次の普遍を形づくる。
その張本人たちの生々しい言葉に、ただただ圧倒された。
——中村勇吾

感想・レビュー・書評

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  • 原題が
    digital design theory
    ということを知ってから読めば良かった。

    扱っているのは、思想と言うより、原題のtheory=理論の方が適切だ。

    その上で、原題からはずれるが、デザイン論というよりメディア論として読むべきだと感じた。

    タイポデザインとマックの話題が多いのもどうかと。ならば、その方向でまとめてなにかを浮かび上がらせて欲しかった。

    述べられていることも、まさにインタラクションやプログラミングが要素なので、テキストと図では、伝えたいことがほとんど伝わらない残念さがある。

    アマゾンでは、献本された人たち(VINE先取りメンバー)のレビューが羅列されており、本書の位置づけを誤解させている。

    シャロン・ポーゲンポール 「創造性とテクノロジー」
    が今後のデザインと言うことでは唯一示唆に富んでいた。

    processing言語の存在を知れたことは収穫。

  • 貸し出し状況等、詳細情報の確認は下記URLへ
    http://libsrv02.iamas.ac.jp/jhkweb_JPN/service/open_search_ex.asp?ISBN=9784802510332

  • 原著はこれ。
    Helen Armstrong, "DIGITAL DESIGN THEORY", Princeton Architectural Press, New York, 2015
    http://booklog.jp/edit/1/1616893087

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著者プロフィール

ヘレン・アームストロングは現役のグラフィックデザイナーであり、ノースカロライナ州立大学のグラフィックデザインコースの准教授を務めている。教育者としては過去に、ミシシッピー大学、テネシー大学、メリーランド大学、メリーランド芸術大学(学部生や大学院生にグラフィックデザイン理論を教える)で授業や講演を行なった。イギリス文学の修士号、出版デザインの修士号、グラフィックデザインの芸術修士号を取得。教育活動に加え、アームストロングはStrong Design 社を経営しており、代表兼クリエイティブディレクターとしても活動している。クライアントは、Sage College of Albany、USInternetworking、New College of Floridaなど。彼女がデザインした作品は、国内外のさまざまな賞を受賞している。彼女の作品は『HOWInternational Design Annual』『Complete Typographer』『TheTypography Workbook』など、アメリカおよびイギリスの出版物に多数掲載されている。

「2017年 『GRAPHIC DESIGN THEORY』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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