- Amazon.co.jp ・本 (183ページ)
- / ISBN・EAN: 9784802611985
感想・レビュー・書評
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OKRについて導入企業の例も含めて解説してある本。
OKRの理解において重要なことは以下の通り。
1. 「O」に必要な要素は4つ
- 具体性(誰が見ても、何に取り組むのかがわかる)
- 測定可能(誰が見ても、どのように達成状況を判断するのかがわかる)
- 達成可能(誰が見ても、どのように取り組むのかがわかる)
- 期限(誰が見ても、いつまでに取り組むのかがわかる)
2. 「O」には「ルーフショット」より「ムーンショット」を重視する
3. 「O」と「KR」の関係
- 「O」に何を実現する、どういう成果を出す、どこに向かうを設定する
- 達成する状態を指標(具体的な数字)で示す
4. KPIとOKRの最大の違いは目標達成度の困難度であり、OKRは達成度70%が理想である一方、KPIは達成度100%が理想である。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
2023/06/27
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OKRについて、とても分かりやすく記載されていました。
ちょっと気になるなと思っている人にはお勧めです。
これを読んで、いかに組織にフィットした形で実施するか、また自組織にあった形での導入が必須、逆に言えば、OKRでなくても同じエッセンスがあるのであれば、それを上手く利用することが大事だな思いました。 -
OKRの考え方、目指すコンセプト、特にKPIマネジメントとの違いについて確認。ミッション実現に向けてみんなが同じ方向を向くための、ovject(目的)と具体的な状態(目標)であり、計画達成のための進捗管理ではない、ということが最大の違い。
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導入や運営など、それぞれの場面に関するOKRの
事例、ポイント、あるある、図解解説、
という内容で構成されている。
この構成はわかりやすいと思った。
一方で内容はちょっと私とは合わなかった。
OKRとはどういうものなのか、
良いか悪いかではなく、シンプルに「概念」を知りたかったのだが。
著者はコンサル会社を経営していることもあり、
経営や運営管理に対して著者の考えが多く出てくる。
その中でOKRの良さを組み込んでいる感じ、というのか。
ここに多少の「ムリ」を感じてしまった。
KPIやMBOとの比較を言及する場面もあるが、
実際はKPI,MBO,OKRの比較になっていないというか・・・
1on1をするか、心理的安全性を確保するかなど、
MBOかOKRかどうかではない論点が多いように感じた。
実際の企業経営はそれでいい(というかそれが正しい)と思うけど、
本書でOKRという仕組みを理解したい、
という私の希望とは、ややズレがある印象を持った。
また、「健康・健全性指標」に関する説明では、
他の本の内容のニュアンスが異なっており、
どう運用・活用すべきか、いまいちわからなかった。 -
読了日:2020/12/24
読もうと思ったのは?
KPIマネジメントの本を読みたくて調べていたときに見つけて、気になったため。
引用①
企業全体、企業の部門、個人といった企業の階層ごとに「目標=O」を設定し、さらにその目標を実現できたことを示す、より具体的な「成果=KR」を複数決める
引用②
OKRのムーンショットには、70%程度達成可能なレベルの高い目標を掲げる
引用③
一般的に「Oは定性的、KRは定量的に設定する」 -
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