恋の罪―愛にさまよう女たち (リンダブックス)

  • 泰文堂
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本棚登録 : 62
レビュー : 9
  • Amazon.co.jp ・本 (250ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784803002928

感想・レビュー・書評

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  • 水野美紀さん主演の映画の脚本を小説化した本。ふつー逆が多いかなあと思ってたのでびっくりだけど、それ以上に内容にびっくりー!!
    す、すごすぎる・・・(*゚ロ゚)ハッ!! 

    これをどうやって水野さんが演じたのかすごく興味あります。そして、ラストの結末はなんともいえず後味が悪かったかな(;・∀・)続きがありそうな感じ?!

    映画はぜひ観てみたいけど、映像がほんと想像つかない独特なワールドでした。

  • 「もし、ぐっすり眠れるときが来たら、この日記は終わる。早くこの日記を止めたい」
    「城にたどり着きたいのに、まだ、だあれも見たことがない。だからああやって城にたどり着こうとぐるぐる彷徨ってるんだよ」

    映画を観たのでなんとなく、読む。確かにあのあたりには、性的な空気とは何か別の、人を迷わせ導き吸い込んでいくような、不思議な気があるような。しかしだれも「城」の入り口にすらたどり着けないのだ。

  • http://john615hkt.blog.fc2.com/blog-entry-38.html
    恋の罪
    原案:園子温
    小説:村上桃子
    リンダブックス
    250頁

     2011年で一番名前が売れた俳優は高良健吾、女優は満島ひかりだろう。そして映画監督だと私は間違いなく園子温監督だと思う。2011年には『冷たい熱帯魚』、『恋の罪』の2作品が公開され、2012年1月にはあの「行け!稲中卓球部」で有名なマンガ家古谷実の作品が原作の映画『ヒミズ』が公開される。私は試写会で一足早く映画を観させていただいたが素晴らしい作品だった。

     本書は第64回カンヌ国際映画祭監督週間正式出品作品『恋の罪』のノベライズ本。原案を監督の園子温、小説は「恋するマドリ もうひとつの物語たち」で小説デビューした村上桃子によるもの。女刑事・和子の内面が映画以上に描かれているところが小説ならでは。

     どしゃぶりの雨が降りしきる中、東京都渋谷区円山町にあるラブホテル 街のアパートで女の死体が発見される。事件担当する女刑事・和子は、仕事と幸せな家庭を持つにもかかわらず、愛人との関係を断てない日々を送っていた。謎 の猟奇的殺人事件を追ううちに、大学のエリート助教授・美津子と人気小説家を夫にもつ、清楚で真面目な主婦・いずみの驚くべき秘密に触れ、引き込まれていく和子。事件の裏に浮かびあがる真実とは…。3人の女たちの行き着く果て、答えのみえない愛の地獄が始まる…。

     この本は事件が終わった後の女刑事・和子の目線から円山町で起こった事件とデリヘルの売春容疑の家宅捜査を交互に語る構成となっている。デリヘル嬢の取り調べで彼女たちの家庭事情やSEXに対する意識を聞きながら、自らのことを和子は考える。和子自身、夫とは“しないで”、夫の部下である祥司と浮気をしている。彼女たちの話を聞きながらも、自分の事をえぐられているような気分になっている。

     映画でもそうなのだが、この本を単なるエロいもの読みたさに買わないでいただきたい。恋の罪というタイトルの裏側には女性の価値観だったり、存在意義がつまっており、コンビニのエロ本とはかけ離れている文学作品だ。しかしこの作品を男性の園子温監督が描いているところが驚きだ。映画同様に女性に読んで欲しい作品。ただ映画を観た人が読むべきとまではいかない。興味があればピンクのこの本をレジまでぜひ。

  • 園子温の同名映画の小説版。
    登場人物の女性達の気持ちも分かる気がするけど、小説だと内容はいまいちかな・・・
    でも、映画を観ればすべてが納得できるかも。。

    元ネタに惹かれて読んでみた。

  • 映画が観れないので購入。
    あっという間に読了。
    同名映画の脚本を元にオリジナル設定を加えて小説にしたとのこと。
    結局映画を観ないとダメかな、と思った。
    中途半端な感じが否めない。
    もやもやした感じで終わった。

  • 映画を見たので、dvd出るまでとりあえず

  • 女の欲に対して怖いと思った…将来自分もこんな理由で悩むかと思うと怖いなぁ。

  • 円山町。一応東電OL事件のインスパイア。
    死体の形態などキャッチー。


    もはや神楽坂恵のあれな領域。妻の
    あれをあんなに撮るなんてやはり
    鬼才いろんな方向から。

    どこで終わらすか気になりながら
    最後だけ別のほのぼの映画のよう。

    あの映画をあれだけの人が観てて
    色んな年代で、みんな何を思うのかな


    少なからずみんな狂気を抱いている。
    涙も意味を持ってはじめてみんな
    立ち止まる、はなるほど。


    ラストの夫だったところ、
    じつは母だったところ、
    ちょっとぞくぞくした。

    あと最後の表情がとても
    女性的で可愛くて驚いた。
    最後だけ、すぎて。

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著者プロフィール

映画監督・詩人・アーティスト。1961年愛知県豊川市生まれ。17歳で詩人デビューし、「ジーパンをはいた朔太郎」と呼ばれ注目される。1987年、『男の花道』でPFFグランプリを受賞。スカラシップ作品として1990年に制作した『自転車吐息』がベルリン映画祭に正式招待される。1993年には、無意味・無目的・無宗教の運動体「東京ガガガ」を組織し、東京の路上を詩でもってゲリラ的に占拠。東日本大震災の翌年には『ヒミズ』(第68回ヴェネチア国際映画祭で主演二人がマルチェロ・マストロヤンニ賞受賞)、『希望の国』(第37回トロント国際映画祭最優秀アジア映画賞受賞)を世に問い、世界でも高い評価を得る。2015年には『新宿スワン』『ラブ&ピース』『リアル鬼ごっこ』『映画みんな!エスパーだよ!』と年間で4作品を発表。同年7月にはChim↑Pomキュレーションによる初個展「ひそひそ星」を高円寺 Garter@キタコレビルにて開催し、9月にもChim↑Pom発案の「Don't Follow the Wind」展(ワタリウム美術館)にて像インスタレーションを発表。2016年5月に『ひそひそ星』を公開。

「2016年 『園子温作品集 ひそひそ星』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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