資本主義対資本主義: 21世紀への大論争

  • 竹内書店新社
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  • Amazon.co.jp ・本 (350ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784803500486

感想・レビュー・書評

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  • 社会格差もあまりひどくなくて、生活の保証もちゃんとしてくれる。なのに資本主義。そんな夢のような場所がヨーロッパにはあるらしい。でも僕はその場所のことをあまり知らない。資本主義といえば即アメリカだ。何故なのか、それはメディアが煽ってるからだ。何十億もの給料を稼ぐCEO、何百億もの金が動くM&A。そんな世界はとても華やかで僕たちの欲望をうまい具合にくすぐる。だからとっても金になりやすい。加えてメディアとは自由への意思そのものだ、そして自由とはアメリカの別名だ。僕らは超優秀な彼らの仕事振りを鑑賞し消費していると言える。さながらハリウッド映画のように。
     多分日本は中道政策を選べないだろう、多分。だからこそ彼方の夢のような場所に思いを馳せてしまうのだ。

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著者プロフィール

【著者】ミシェル・アルベール
1930 年フランスのヴァンデ県に生まれる。
パリ政治学研究学院および国立行政学院卒。法学博士。政府関係機関役職就任資格のうち最上級のアンスペクトール・ゼネラル・ド・フィナンス(財務総査察官)の資格を持つ。レジオンドヌール勲一等を叙勲。ヨーロッパ投資銀行理事、EC委員会経済構造・開発局長(2006 年名誉局長就任)、エクスプレス・ユニオン副会長、フランス政府経済計画官、フランス総合保険グループ会長等を歴任。
主な著書に『フランスの賭』、『社会主義とヨーロッパ』、『交錯するヨーロッパの視線』、その他、J.J. セルヴァン・シュベールとの共著『アメリカの挑戦』、『天と地― 急進社会党宣言』、『痩せた雌牛』などがある。

「2022年 『資本主義対資本主義 改訂新装版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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