インタビュー大全 相手の心を開くための14章

  • 田畑書店
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本棚登録 : 161
感想 : 12
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  • Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784803804287

作品紹介・あらすじ

雑誌やWebの記事などさまざまなメディアで長年インタビュアーとして活躍してきた著者が、これまで約2000人に行ったインタビューから得たデータを分析。「人から自然に話を引き出す」ために必須なストラテジー(戦略)を体系化した最強の〈インタビュー教本〉の登場です。

本書は多数のイラストとチャート図を使い、読みやすく、わかりやすいページ構成になっています。また「インタビュー」だけでなく、広く「コミュニケーション」のテキストとしても使えるよう“練習問題”を各章に用意しました。コラム「インタビュー裏話」も添えて、インタビューにまつわる理論と実践と学習のすべてが詰まった一冊です。

感想・レビュー・書評

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  • 「聞き出す力」聞き方で相手の答え方はガラリと変わる。それは「聞き手上手」になることであり「人から話を聞き出す力」(質問力)である、と言う。 質問リストを事前に準備、オンラインでも録音・撮影許可の有無など忘れない事だ。最近富に話の長い人と極端に短い人(例えば「Yes or No」みたいな人が多く質問する聞く方の熟練が必要だ。それに質問の質と内容は至って重要で誰もが聞くような、あるいは知っているような質問は避けたい。一番良いのは話す側が何を持って嬉しい、あるいは言いたいのかを理解し質問構成する事だろう。

  • インタビュー番組をよくみたりするが、うまいインタビュアーは相手の話を引き出すのが上手。日常の人間関係も楽しくできるであろうその技術、本書を読んで自分の糧にしたい

    #インタビュー大全
    #大塚明子
    24/2/12出版

    #読書好きな人と繋がりたい
    #読書
    #本好き
    #読みたい本

    https://amzn.to/3w5XOQb

  • 本棚に置いておきたい。

  • インタビュー術の入門書は他にも数多いが、類書と異なる本書の特長はアカデミックなアプローチにある。

    著者は歴30年超のベテランライターだが、雑誌の仕事をしながら大学院で日本語学を学び、インタビュアーのストラテジー(戦略)を研究してきた人なのだ。

    その研究をベースに、一般向けに「インタビュアーのストラテジー」をまとめたのが本書である。

    インタビュー経験の豊富なベテランライターなら、誰しも自分なりのノウハウを蓄積しているものだ。

    ただ、多くの場合、それは属人的な暗黙知にとどまっているだろう。言語化もされないまま、無意識のテクニックとしてインタビューの現場で駆使されるのみなのだ(ライター講座の講師などを務めていれば言語化はされているだろうが)。

    その無意識のノウハウを、アカデミックなアプローチから「ストラテジー」として言語化・体系化・普遍化したのが本書なのである。

    ただし、学術書のように堅苦しい内容かといえばまったくそうではなく、インタビュー初心者にもわかりやすくまとめられている。それでいて、ベテランライターをも唸らせる深みがあるのだ。

    アカデミック云々を脇に置いて、単に「インタビューのAtoZを解説した入門書」として読んでも、クオリティが高い。初心者はもちろん、ベテランにとっても学びがある。

    合間に「インタビュー裏話」というコラムが全14本あり、2~4ページのわりと長いものなのだが、それらがいずれも読み物として面白い。

  • 「傾聴」という言葉を頻繁に聞くようになって色々なところで言われていたようなことがあらためて体系的にまとめられた感じの本でした。
    個人的に思った結論は「相手に興味を持つ」に集約されるかと。

    【読書メモ】
    インタビューストラテジー 聞き出すための戦略
    相手をポジティブに捉え、その人間性に迫ることで学びを得たり専門性の高い情報を引き出す
    テーマに関連することや、人物の情報をインプットする⇨相手に関心があることを示す
    質問リストを作りどのように聞くかを考える
    箇条書き→聞く順番→話し言葉にブラッシュアップ
    インタビューの導入では①インタビューの趣旨を簡単に伝える ②受容と共感の姿勢を示す
    信頼されるための発言
    「褒め・気付き」
    人をポジティブにみることを習慣化する
    「既得情報の提示」「相手分析」
    ダウンシフト→理想は適度な馴れ馴れしさ(程よい距離感)
    自分の感情を独り言のように言う
    『共感的理解』
    人には自分のことを話したい、分かって欲しい、話を聞いて欲しいという欲求がある
    相手の話を聞いて内容を要約することで共感的理解を示す
    中途終了型発話
    あえて漠然とした質問を投げることで一番伝えたいことを話してもらう
    問いただす印象にならず相手への配慮が表現できる
    一緒に考えるスタンス
    質問すらせず「合いの手」で相手が自ら話すように促す
    質問する力は人を楽しい気持ちにさせる
    司会は面白くしようとせず優しくする、みんなを優しい目でみていれば、その人が何を話したいかわかるから話させてあげればいい
    あえて反論する→言い返す時に情報を付け加える
    「想像力」 自分とは違う人間を「理解する力」

  • 仕事でインタビューをすることになり、入門書として読みました。
    前任者がいないなか、何を正として仕事を進めればいいのかわからなく手探りでしたが、この本を読んだことで基本的な大枠を掴むことができました。
    インタビューについて学べる書籍は少ないので、貴重な一冊でした。

  • すごくいいインタビューの入門書
    私が考えてきたことがすごくうまくまとまっていた。明日から使える

  • 雑誌などの記事を読むときも、インタビューの現場に思いを馳せることができそう。

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著者プロフィール

東京女子大学卒業後、新聞社、市場調査会社、コンサルティング会社勤務を経てフリーランスに。およそ30年にわたり雑誌のディレクター兼ライターとして主にインタビューによる記事制作に携わる。メディアの仕事をしながら大学院で日本語学を学び、インタビュアーのストラテジーを研究。日本語教師も経験。現在、専修大学国際コミュニケーション学部非常勤講師。

「2024年 『インタビュー大全』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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