自他の救済を願う"菩薩"の精神を現代のNGO活動として表現した僧侶、有馬実成。自ら泥となり、先陣を切り、人々と生きた渾身の生涯。
1950年、宮城県生まれ。駒澤大学大学院修士課程仏教学専攻修了。高校教員などを経て、公益社団法人シャンティ国際ボランティア会スタッフへ。現在、同会専門アドバイザー。曹洞宗総合研究センター講師。有馬実成に共鳴し、仏教精神に根ざした社会貢献活動(仏教ボランティア)を探究している。 著書に『慈悲のかたち』(佼成出版社、2017)。編著に『仏教の底力』(明石書店、2020)などがある。有馬実成の遺稿集『地球寂静』(アカデミア出版会、2003)、シャンティの東日本大震災被災地支援の活動記録誌『試練と希望』(明石書店、2017)の編集も担当。 「2023年 『泥の菩薩【増補新版】』 で使われていた紹介文から引用しています。」