正法眼蔵 行仏威儀を味わう

著者 :
  • 大法輪閣
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レビュー : 1
  • Amazon.co.jp ・本 (174ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784804613932

作品紹介・あらすじ

「後 記」より抜粋

本書は内山興正老師晩年の正法眼蔵・行仏威儀巻のご提唱です。この巻は道元禅師がまだ永平寺へ移られる前、京都・深草の観音導利興聖宝林寺で記されたもので、示衆の日付けはありません。後にこの巻からいくつもの眼蔵の巻が生まれたように、全体を孕みつつこの巻自身が深い威儀の整ったものになっています。
「あとがき」にもありますように、この頃老師は体調が万全とはいえず、丸一年かかって話された後なお丸三年半の時をおき、「正法眼蔵味読会」をおやめになってから改めて全体を眺めて、推敲し手を入れられたものです。
ご生前「この行仏威儀の巻によって、私は眼蔵に一段深く目を開かせてもらった」とおっしゃっておられました。本書は老師の眼蔵拝読の一つの到達点といっていいと思います。常に新たな世界を切り拓こうとなさっている息吹きを感じます。

感想・レビュー・書評

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  • 内山興正老師による、正法眼蔵・行仏威儀の巻の解説です。
    行仏威儀の巻から正法眼蔵の巻が生まれたといいます。
    それだけ重要な巻です。
    本書は行仏威儀の単なる解釈書でなく、老師が、自らの生きるいのちの言葉として書かれたものです。
    昨今のマインドフルネスブームに、警鐘を鳴らすものですね。

    だから私が人生運転といっても、なんとかウマク生きたいというような世渡り処世術の話ではない。ウマかろうがマズかろうが、生きようが死のうが、本当の生死ひっくるめた人生をいかに運転するかという話だ。その辺ひょっとすると禅坊主の話は、何だかんだもって回って、結局坐禅が生存の役に立つという話になる。坐禅すると自信がついてウマク生きれるぞというね。それではいけない。われわれ事実どんな目にでも逢うのだし、失敗するときには失敗するのだ。そしたら失敗した処で打ちのめされて、もう人生運転を放棄していいのではない。 ー 81ページ

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著者プロフィール

明治45年、東京に生まれる。早稲田大学西洋哲学科を卒業、さらに2年間同大学院に在籍後、宮崎公教神学校教師となる。昭和16年、澤木興道老師について出家得度。以来坐禅修行一筋に生き、昭和40年、澤木老師遷化の後は、安泰寺堂頭として10年間弟子の育成と坐禅の普及に努める。平成10年3月13日、示寂。
著作は数多く、英・独・仏・伊語などにも訳されている。
主著に『正法眼蔵―生死を味わう』『正法眼蔵―現成公案・摩詞般若波羅蜜を味わう』『坐禅の意味と実際―生命の実物を生きる』『正法眼蔵―行仏威儀を味わう』『正法眼蔵―仏性を味わう』『観音経・十句観音経を味わう』『内山興正老師 いのちの問答』(以上、大法輪閣)『進みと安らい』(サンガ)など。


「2019年 『拈自己抄』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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