苫米地式 超光速コミュニケーション術 一瞬で伝わる・動かす・ともに幸せになる

著者 :
  • 大和出版
3.71
  • (7)
  • (11)
  • (10)
  • (3)
  • (0)
本棚登録 : 142
感想 : 10
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784804717722

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • コミュニケーションに苦手意識を持っていたのだが、本質的なことをおろそかにして、テクニックだけでどうにかしようとしていたことに痛感。

  • 昔読んだ「洗脳護身術」は面白かったけど、この本は3割位の内容は「なるほど」、7割くらは「うーん・・・」という感じでした。目のつけ所は非常に鋭いなとは思うし、苫米地さんはやはり天才だなーとは思うんですけどね。本の中で政治家の選挙の街頭演説はコミュニケーションにもなっていない自己満足の騒音とバッサリ切っていましたが、今回の選挙で苫米地さんが超光速コミュニケーション術の街頭演説で当選していたら「おぉっ!」と思ったんですがね~。

  • コミュニケーションの成否は相手に対する影響力で評価すべき。その成否がわかるのは5年後、10年後。極端には数百年後。例えば、躾の厳しい両親の子供。幼少時は成績優秀。社会人になり、融通が利かず。。この段階では、両親から子へのコミュニケーションはネガティブな影響を与えてしまっている。しかし、さらに年を重ねて結婚、子育てをする際。自分は厳しい躾を受けた、感謝の一方で窮屈だった思い出があるので、アメとムチを上手にというバランスを利かせた子育てが可能となり、子供は健やかに育ったとする。とすれば、厳格な両親の躾は。。。

  •  苫米地先生らしい本。

     主にビジネスコミュニケーションを対象にしているとのことだが、実践するのは難しい…というか、下っ端では無理ではないか?

     ただ、学べることはあるわけで、なかなか興味深く読んだ章もいくつかある。


     お互いがコミュニケーションをとるために抽象度を上げるとの説明なんかは苫米地先生の本には何度も出てくる話だがお互いのコミュニケーションのためにも役立つのだなぁ。と思った。

     データ、ワラント、クレームという構成からTwitterがコミュニケーションに向かない理由のあたりは、自分でも体験した問題だっただけに納得。



     書いてあることは、反論したいことも多いけど、学べることもある。そんな本。
     ただ、この本を読むなら苫米地先生が書いた別の本を読む方がおすすめです。

  • ・感想
    ビジネスをする上でのコミュニケーションという点に割り切っている本。自分と相手の意図をいかに結ぶかという点について語られる。実践すれば効果は出そうだが、用件のみに情動は一切排除という点に抵抗を感じる自分がいる。

    ・行動する点
    以下の順に。
    自分の相手への意図を明確にする。
    相手の意図を聞く。
    相手の抽象度をあげる。
    自分と相手の意図を結ぶ。

    相手に伝えるときに意識すること

    ・短く端的に
    ・元のデータ、ワラント(根拠)を示すことで初めてクレーム(主張)が有効となる。

  • ビジネスにおいて相手に伝えることに重点を置いた本。下記のとおり3つのプリンシプルと10のルールが挙げられている。
    プリンシプル1:言語運用能力を上げる(少ない文字数で正確に)
    プリンシプル2:情動・情緒は排除する
    プリンシプル3:圧倒的な知識を身につける
    ルール1:無駄な言葉を減らす
    ルール2:1要件に1テーマ
    ルール3:返事は「一言」!
    ルール4:相手によってbps調整
    ルール5:キーワード化
    ルール6:起承転結を壊す
    ルール7:ワラントを入れる
    ルール8:ちょっと上をいく
    ルール9:ちょっと先をいく
    ルール10:ごみニケーション撤廃

    ルール7のワラントなんかは、先の著書「ディベートで超論理思考を手に入れる」にもつながるところがある。興味がある方は両方併せて読んでみてほしい。
    最後に、非言語コミュニケーションとの対比もあった。この本は言語コミュニケーションに特化した内容であるだけに、非言語に関する著書を読みなおしてみると新たな発見もあるかもしれない。

  • まず始めにコミュニケーションの言葉の定義からして、「なるほど、そういうことだったのか」と目から鱗でした。
    最後まで一気に読めますが、再読、再再読決定の本です。
    ビジネスマンの必読書です。

  • 自分で決めたゴールを意識する。
    抽象度をコントロールすると、視点を上げることができる。
    コミュニケーションとは一人の相手であっても、結果が何百万人に影響を与えるんだと考える。
    質問とは①あたな自身が答えのわかっている質問をする、②相手の回答内容ではなく、どう答えるかという反応に着目する。
    ①「言語運用能力を上げる(少ない文字数で正確に)」
    ②「情動・情緒は排除する」
    ③圧倒的な知識を身につける」
    相手によって話す速度や内容を調整する。
    起承転結は順番はどうでもいい。
    ディベートの「ワラント」が重要である。
    「自分を信じて、自分の意図を相手に伝える」(結果は百年後かも?)

  • 非常にシンプルに抜き出した意思伝達のためのエッセンス。

    コミュニケーションの本質をついている1冊。

    意図なきコミュニケーションに価値はない。

    互いの意図を合致させてムダのないコミュニケーションをするための

    要素が満載☆

  • 読みやすい。
    データ、ワラント、クレーム。
    抽象度を上げる。
    シンプルにする。
    時候の挨拶はいらない。
    自分のメリットだけではなく相手のメリットを考える。
    そのためには抽象度を上げる。

全10件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

認知科学者(計算言語学・認知心理学・機能脳科学・離散数理科学・分析哲学)。
カーネギーメロン大学博士( Ph.D)、同 CyLab フェロー、ジョージメイソン大学C4I&サイバー研究所研究教授、公益社団法人日本ジャーナリスト協会代表理事、日本外交政策学会会長、コグニティブリサーチラボ株式会社CEO 兼基礎研究所長。マサチューセッツ大学を経て上智大学外国語学部英語学科卒業後、三菱地所へ入社、財務担当者としてロックフェラーセンター買収等を経験、三菱地所在籍のままフルブライト全額給付特待生としてイェール大学大学院計算機科学博士課程に留学、人工知能の父と呼ばれるロジャー・シャンクに学ぶ。同認知科学研究所、同人工知能研究所を経て、コンピュータ科学と人工知能の世界最高峰カーネギーメロン大学大学院博士課程に転入。計算機科学部機械翻訳研究所(現 Language Technologies Institute)等に在籍し、人工知能、自然言語処理、ニューラルネットワーク等を研究、全米で4人目、日本人として初の計算言語学の博士号を取得。帰国後、徳島大学助教授、ジャストシステム基礎研究所所長、同ピッツバーグ研究所取締役、通商産業省情報処理振興審議会専門委員、早稲田大学研究院客員教授などを歴任。また、晩年のルー・タイスの右腕として活動、ルー・タイスの指示により米国認知科学の研究成果を盛り込んだ最新の能力開発プログラム「 TPIE」、「 PX2」、「 TICE」コーチングなどの開発を担当。その後、全世界での普及にルー・タイスと共に活動。現在もルー・タイスの遺言によりコーチング普及及び後継者として全世界で活動中。一般財団法人サヴォイア王家諸騎士団日本代表、聖マウリツィオ・ラザロ騎士団大十字騎士。近年では、サヴォイア王家によるジュニアナイト養成コーチングプログラムも開発。日本でも完全無償のボランティアプログラムとして「PX2」と並行して普及活動中。

「2023年 『新・夢が勝手にかなう手帳 2023年度版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

苫米地英人の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×