どうして私、片づけられないの?: 毎日が気持ちいい!「ADHDハッピーマニュアル」

著者 :
  • 大和出版
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  • Amazon.co.jp ・本 (169ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784804761053

作品紹介・あらすじ

「部屋が汚い」「すぐ忘れる」「しょっちゅう遅刻」…。そんなあなたも、自分の「脳のクセ」がわかれば、もう大丈夫。-「初診10年待ち」クリニック院長が明かすADHDタイプのためのサバイバル術。

感想・レビュー・書評

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  • ADHDの人はワーキングメモリーが少ない。
    そのため、なにか作業をしている途中でも他の刺激が入ると、もとの作業を忘れて新しい作業にうつってしまう。

    そのため、意識的に一つ一つの作業を細かい粒度に分けて、確実に完遂させていくことが大事。

  • 自分が「片付けられない」ことが、自分の努力が足りないとか、自分がだらしないとか……「もう自分を責めなくていいんだ。」とほっとさせられた一冊。自分の特性を知って対策を講じることに気付かされました。

  • ADHD当事者向け。
    あるあるのネタが秀逸で、まるで私のために書かれた本のよう。
    片付けられない、遅刻してしまう…などの対処法は、既に読んだ本の内容とかぶるけど、
    「完璧を目指さない」など、私の中での『なるほどワード』も見つかってよかった。

  • 文章も絵もほんわかしてるが、要点が具体的に書いてあってよいな。

  • 視点が優しい。

  • かなりおもしろかったです。
    「そうそう!よくある!よくある!」と何度も頷いてしまった。
    例の出し方も一品。
    たとえば

    <blockquote>靴下を探しているせいで遅刻
    洗濯物を干している時に宅急便が来て、荷物をチェックしている間に洗濯物のこと忘れている
    毎日、仕事・仕事…。土日は寝ているだけ
    さわやかな朝が迎えられない
    20円の安いティッシュを買いに遠いスーパーまで行って疲れ果てた
    旅行の支度が苦手、いつも他の人より荷物が多い </blockquote>
    などなど

    発達障害についていろいろ勉強するたびに、「おいおい、私って発達障害じゃないか?」って思うことがよくある。こういう考え方って良くないのか?
    お前、医者に診断されたわけでもないのに、自分が発達障害かもしれないと適当に言うなんて、本当にそれで苦しんでいる人が可哀想だろと言われるだろうか?でもね、少なくともその傾向あると思うんだ。実際の話。この本を読んで自分の「考え方のクセ」についてもう一度しっかり考えようと思った


    以下、この本の内容をメモ
    [more]

    <blockquote>はじめに…「脳のクセ」がわかれば、うまくいく
    第1章「部屋」も「仕事」も片付かない!
      1、書類が嫌いだ
      2、なんでこんなに散らかっちゃうの?
      3、片付け方がわからない

    第2章「時間」も「家事」も間に合わない!
      4、ああ、遅刻だ!
      5、人生に「枠」と「すきま」を作ろう
      6、「さわやかな朝」をしっていますか?
      7、人生のコストパフォーマンスを考えよう
      8、アップダウンの激しすぎる人生
      9、全部集めないと気がすまない
      10、こだわりにメリハリを

    第3章「自分」とも「他人」ともうまく付き合えない!
      11、体の声を聞こう
      12、身体メンテナンス実践編
      13、なぜか悪くなる人間関係


    ADHDサバイバル15箇条!

    おわりに…情報の中で自分の人生を選び取るために</blockquote>



    はじめに

    ADHDとは「脳のクセ」のこと
      発達障害という言葉があまり良くないから変えた方がいいという議論をよく聞くけど、 この本が使っている「考え方のクセ」ってとっても的を得た言い方だ。これを使えばいいんじゃないか?

    「あるがままの自分」にあった個性に合った服を着て、楽しく生きよう
    自責より工夫を


    第1章
    1、書類
    ☆人に頼む ☆とにかくやる ☆視覚化する ☆簡略化 ☆逆算スケジューリング ☆「読み手」の立場に

    2、3、整理整頓
    ワーキングメモリーの問題*1

    散らかさないために
    ☆はじめたことは終わらせる ☆完璧を目指さない
    ☆リミットを決める 
    ☆分類をする・捨てる痛みを感じる(要は同じものを買わないようにする)

    うまく片付けるために
    ☆「捨てる恐怖」を捨てる ☆選別 ☆「捨てるルール」を作る ☆「すべてを確認できない」と意識 ☆シンプルな気持ちよさを味わう ☆人に手伝ってもらう

    第2章
    4、遅刻
    これもワーキングメモリーの問題
    ☆守れる約束ができる訓練をつもう


    ありがちパターン
    1、無茶な「土壇場詰め込み型」スケジューリング
     →思い切り余裕をもった計画を

     →一日に確実にできる用件は意外に少ない

    2、人に頼まれ、「なんとかなるさ」と深く考えずに受けてしまう
     →ノリで引き受けない。ちゃんと交渉

    3、頭が混乱。優先順位がつかなくなり「出発」が遅れる
     →「ついで」は厳禁!優先順位の徹底!


    5、人生に「すきま」を
    仕事一筋は悪くない。
    ただし、問題なのは、それが「成り行き上の仕事一筋」になっていること

    自分とのアポの時間の確保
    目標や計画の再確認
    自分をいたわる時間を作る


    6、略


    7、生活のハードルを低く

    不器用な自分を受け入れ、極端な「節約」や「エコロジー」は自信がついてから

    8、感情や衝動は「あなた」ではない

    「あなた」が自分のエネルギーとして乗りこなし、コントロールしていく馬のようなもの


    ☆行動化する前に言葉で表現する

    ☆観察自我を育てる


    9、略

    10、こだわり
    ADHDタイプ

    先のことを上手く考えられない
    「今とりあえず思いつくすべてのことを盛り込んで安心したくなる」
    強迫症の人、完璧主義者


    ☆こだわりの意味を検討(時間の無駄 労力 苦痛の度合い)
    ☆必要最小限のセットをリスト化


    11、体の声を聞く

    ストレッチ
    「おなか」に聞いてみるセルフ・エフィカシー(自己効力感)
    バイオリズムを知る


    12、略

    13、
    不器用でも努力が伝わる可愛いキャラを!

    15箇条 略


    最後の15箇条はエッセンスを上手く抜いていて読みやすい。
    けれども、その分、この本の本当の良さが出てない感じ。
    15箇条書いてこの本の紹介をしても良かったのだけれども、
    それじゃこの本の良さを伝えられないような気がしたので長々書きました。

  • 平易な言葉で書かれていて読みやすい。猫ちゃんが癒し系。

  • ADHDでなくとも、共感できて、実践出来る工夫に満ちている。

    *片付け
    ・完璧を目指さない
    ・捨てる痛みを感じる
    *時間管理
    ・ノリで受けないで、予定を確認
    ・「ついでにやろう」としない
    ・「自分とのアポ」の時間を確保する
    ・自分をいたわる時間をつくる

  • 片付け術や整理術は、ADHDやADDでない人にもとても役立つ。私は発達障害ではないがこの本は大分役に立った。

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